私たちは食物を得ることにより、食生活を送っています。それでは、なぜ食事をするのでしょうか? 食物学研究室では、食に関する身近な疑問から専門的な内容を幅広く研究しています。
現在の研究テーマ
食品中に含まれる(ポリ)フェノール類の抗酸化及び抗菌活性に関する研究
身近な植物性食品に含まれる(ポリ)フェノール化合物の分析と生物活性(抗酸化、抗菌活性)を評価しています。また、ターゲットとする(ポリ)フェノール化合物の化学構造と各種生物活性の相関について検討しています。
調理・加工過程後の食物(食品)における有用成分分析及び物性に関する研究
様々な調理・加工過程後の食物(食品)に含まれる有用成分(香気成分、(ポリ)フェノール化合物等)と物性の変化を検討しています。
家庭科食物領域の教材開発及び授業実践に関する研究
学校現場において体験的に学習できる食物領域の教材の開発とその評価について検討しています。



卒論・修論のテーマ
卒業論文
- 食品に含まれる鉄分の可視化に関する教材開発
- 小学校家庭科におけるゆで調理の教材開発―さつまいものゆで方について―
- 中学校家庭科における地域の食材を用いた調理の教材開発―すだちゼリーとすだちパウンドケーキについて―
- 小学校家庭科におけるゆで調理の教材開発と授業実践―にんじんのゆで方について―
- 中学校家庭科における蒸し調理の教材開発―茶碗蒸しについて―
- しいたけに含まれるうま味成分の分析と教材開発
- 中学校家庭科における蒸し調理の教材開発―蒸しパンについて―
- 緑茶に含まれるカテキン類の分析と教材開発
- 豆腐のイソフラボン分析と教材開発
- ゆで卵の物性実験と教材開発
- なす(Solanum melongena)の抗酸化能評価と教材開発
- すだち(Citrus sudachi)に含まれるスダチチン分析と教材開発
- 牛乳と凝固剤を用いた教材開発
- 電子レンジを用いたスポンジケーキの教材開発
- すだちを用いた豆腐の凝固実験と教材開発
- 野菜栽培と調理実習を通した食農教育の教材開発
- 児童が苦手とする野菜を用いた教材開発と授業実践
など
修士論文
- ショウガの辛味成分分析と酵素に着目した教材開発の検討
- 各種凝固剤を用いた豆腐の教材研究と授業実践
- 中学校における食体験の効果とオリーブ果実を用いた教材研究
など


研究業績
- Secondary metabolites in the rhizomes of diploid and tetraploid gingers (Zingiber officinale Roscoe) Food Preservation Science, 40, pp.65-69 (2014)
- ほうれんそうのゆで調理におけるシュウ酸含量の変化と中学校家庭科教材への活用
日本家政学会誌, 65, pp.339-345 (2014)
最新の研究業績は、以下に掲載しています。
主な担当授業科目
学部
教育実践基礎演習、食物学概論 、食品栄養学(新課程)、調理実習 、 食物学実験 、初等家庭 、中等家庭科教材論 など
大学院
学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ 、学校支援のための教科教育実践演習Ⅱ 、教職基礎力開発演習Ⅰ 、生活科学教育(家庭)の基礎演習 、 生活科学教育(家庭)の内容構成演習、生活科学教育(家庭)の教材開発演習 、生活科学教育(家庭)の学習指導と授業デザイン、教育実践研究Ⅰ(家庭)、 など


所属学会・社会的活動など
所属学会
日本家政学会、日本食品化学学会、日本教科内容学会他