田中准教授
  • 田中 大輝  (TANAKA Daiki)
  • 教授
  • 日本語教育学、日本語学、言語学

研究

〔関心のあるテーマ〕

  • 現代日本語の名詞表現の記述的研究(Aサエ,Aモ,AヤBなど)
  • 統語論と意味論のインターフェイス(量化表現の作用域と意味解釈)
  • 言語使用者による知識の蓄積・整理・統合のメカニズムのモデル化
  • 日本語学習者が"正しく"使えるようになるための日本語動詞学習辞典の開発(「Don動詞どん」)

〔主な研究業績〕

〔共同研究・競争的資金等の研究課題〕

  • 2022.4.~2027.3.  科学研究費補助金(基盤研究(C))「レキシコンと用例からなる語彙知識理論の検証:非母語話者の日本語動詞習得実験から」(研究代表者)22K00572
  • 2017.11.~2018.3. The University of Otago (NZ) Internationalisation of the Curriculum Initiative Grant "Japanese verbs reference book for sentence production" (研究分担者)研究代表者:J.-R. Hayashishita
  • 2016.8.~2017.3. The University of Otago (NZ) Internationalisation of the Curriculum Initiative Grant "Japanese verbs reference book for sentence production" (研究分担者)研究代表者:J.-R. Hayashishita
  • 2015.8.~2016.3. The University of Otago (NZ) Internationalisation of the Curriculum Initiative Grant "Japanese verbs reference book for sentence production" (研究分担者)研究代表者:J.-R. Hayashishita

〔より詳しい情報〕

教育

〔主な担当授業科目〕

  • 大学院: 日本語文法研究,日本語音声表現研究,日本語語彙論,日本語教育実習,日本語 I,日本語 III
  • 学 部: なし

〔これまでに指導を担当した研究テーマの例〕

<大学院>

【2023年度修了】​

  • 中国人日本語学習者による複合動詞「Ⅴ‐かける」の習得に関する研究
  • 中国語を母語とする日本語学習者による多義動詞「とる」の産出-コロケーションの観点から-
  • 在日中国人日本語学習者による日中同形語の意味習得に見られる課題-中国人向け日本語教科書の学習語彙との比較から-
  • 日本語の婉曲表現に対する中国人日本語学習者と日本語母語話者の認識の比較-特に皮肉表現に着目して-
  • 徳島県在住の生活者としての中国人が徳島方言を理解できるようになるために-聞いて意味を取り違えてしまう場合の傾向とその解決策-

【2022年度修了】​

  • 中国人日本語学習者と日本語母語話者における「っぽい」の使用の違いについて
  • 接触場面における日本語でのほめ言葉への返答についての研究-中国語を母語とする日本語学習者を対象として-
  • 日本国内での就職を目指す外国人留学生へのビジネス日本語教育のあり方―日本語学校の場合―
  • 日本語学習経験のない中国人と中国語学習経験のない日本人による、それぞれの言語の特徴を生かしたコミュニケーション―「偽中国語」からのアプローチ―

【2021年度修了】​

  • 自動詞と他動詞の使用に関する日本語学習者の誤用の傾向とその対策についての研究
  • 日本語学習者のための類義語の使い分けの研究―「準備・用意・支度」を対象として―
  • 日本語の外来語に対する中国人日本語学習者の認知傾向についての研究
  • 日本語教育のためのオノマトペ語彙のレベル分け  -CEFR によるフレーム意味論の視点から-
  • 日本留学試験の日本語科目の聴解問題に見られる話し言葉の特徴
  • 本の帯の文がもたらす効果 ―語用論的な観点から―
  • 中国社会におけるジャパン・サブカルチャーの受容―「かわいい」を中心に―

【2020年度修了】​

  • プレゼンテーション場面における不同意表明の対照研究―中国人日本語学習者と日本語母語話者を対象として―
  • あいさつ表現の日中対照研究―対人関係の観点から―
  • 日中同形類義語の喚情的特徴の相違―二字漢語の比較から―
  • 中国人日本語学習者に日本語の自他動詞の使い分けを正しく理解させることを目指して
  • インドネシアにおけるインドネシア人日本語教師による学習者中心の授業とはどのようなものか―アンケート調査を通して―
  • 調音音声学的観点から見るポケモンのネーミング―「すばやさ」の音象徴―
  • 村上春樹の文体研究-村上春樹の翻訳作品を対象として-

【2019年度修了】

  • 中国人日本語学習者の作文に見られる誤用について-中級レベルを対象として-
  • 初級・中級・上級中国人日本語学習者におけるあいづちの使用実態と使用上の問題点について-日本語母語話者の印象評価を通して-

【2018年度修了】

  • 音象徴から見る日本語特殊拍についての研究―最小対に着目した「メラ系」呪文の生成を通して―

【2017年度修了】

  • とりたて助詞「こそ」と「さえ」の比較―置き換え条件を中心に―
  • 朗読音声の熟達に関する音響的研究―朗読非熟達者の熟達過程における音響的特徴―

【2016年度修了】

  • 日本語の授受補助動詞の習得に関する研究―ロシア語を第一言語とする学習者を対象として―
  • 日本および韓国の少年マンガにおけるオノマトペの対照研究

【2015年度修了】

  • タイ語を母語とする日本語学習者における条件表現「と・ば・たら・なら」の習得上の問題点および教師の指導実態の研究
  • 中国人日本語学習者の敬語学習上の優先順位および敬語の学習方法に関する研究
  • 日本語学習者によるテキストチャットと口頭発話の談話比較

【2014年度修了】

  • 新しいオノマトペ「もふもふ」の研究-柔らかさを表すオノマトペの意味分析-

【2013年度修了】

  • 依頼が断られた場合に用いられるポライトネス・ストラテジーの違い-日本語母語話者、中国語母語話者、中国人日本語学習者の比較-

<学部>

【2018年度卒業】

  • The Catcher in the Ryeの翻訳文体の比較研究-野崎孝訳と村上春樹訳の語りを対象として-
  • 「すばやさ」の音象徴―ポケモンのネーミングに着目して―

【2017年度卒業】

  • 少女マンガにおける告白に対する返答の分析
  • やまもり三香『シュガーズ』論-台詞から見るキャラクター分析-

【2016年度卒業】

  • 駅名からみた地名における表現性―区別表現と分割表現―
  • 名言に込められた“行為”とその効果―外国映画の翻訳を題材に―

【2015年度卒業】

  • 村上春樹作品における比喩表現の分類と効果―『1973年のピンボール』を題材に―
  • ポライトネス理論からみる学校教諭の授業中の発話分析

【2014年度卒業】

  • 話題の切り出しと転換について―言語的方略と会話に対する意識の相関―
  • 少女マンガにおける告白ことばの解析

地域・社会貢献

〔教育支援講師・アドバイザー等派遣事業〕

  • 登録あり (詳しくは,リンク先の「一覧表」をご覧ください。)