働きながら学ぶ

現職教員のためのプログラム

 教職大学院では,働きながら学ぶ現職教員のために,幼児教育コース,学校づくりマネジメントコース,生徒指導コース,学習指導力・ICT教育実践力開発コースの4コースにて,新プログラムとして「教職大学院遠隔教育プログラム」を開設しました。

 教職大学院遠隔教育プログラムでは,オンライン対話で多様な専門分野の大学教員と学修者同士がつながり,多様な「学びのコミュニティ」(学修・探究課題による自立的学修集団)を形成し,協働的学び合いを通して探究的学びを拡充・深化することができます。

  • 勤務地を離れず
    大学院で学べる
  • 多様なニーズに応じた
    個別指導体制
  • 教職修士(専門職)の
    学位を取得できる
  • 取得している1種免許状を
    専修免許状に上進できる※
    (特別支援学校教諭,栄養教諭を除く)

※詳しくは教務課にお問い合わせください

学び続ける教員として一歩先を進むために !

教職大学院遠隔教育プログラムのねらい

現職教員の働きながら学べる教育環境の最適化

 学校の構成メンバーとして,日々の教育活動をしながら学校や実践自体を俯瞰的・客観的に考察し,実践課題に即して,教育や学校に関する本質的・理論的理解に到達することをめざします(「理論と実践の融合・一体化」)

  • 働きながら学ぶ:子どもや学習内容・方法,学校や地域社会などの変化を肌感覚で実感することができる。
  • 探究心と自律的な学び:教育の課題や変化について,実践的・理論的意義・意味を探究し,教育の本質に迫る。

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教職大学院遠隔教育プログラムの特色

実践と理論を融合・一体化させる学修

即時・即応的に大学院の学びを連動させる!

  • 通常のカリキュラムをもとに,働きながら学べるようにカリキュラムや学修方法などを工夫したプログラムです。
  • 日常の実践や教育に対する課題意識に立脚して,解決策をタイムリーに実践・検証し,学校や教師,これからの教育の在り方,子どもの学習や成長など,学校教育について本質的に探究します。
  • スクーリングやオンラインゼミで,他県や異校種の学修者がクロスオーバーする協働的な学びも可能です。

実習免除審査制度について

  • 通常のカリキュラムでは,現場を離れて学校や実践を俯瞰的・客観的に省察し,学校や自身の課題について探究します。そして,2年次に実習という形で現任校に係る実践研究を行います。(理論と実践の往還)
  • 本学では,これまでの教職年数,教育実践歴や現在に実践している教育活動などをもとに,実習による実践的・理論的学修を充たしていると判定した場合,実習により修得する単位の全部又は一部を免除することができる制度を設けています。

コース・教員紹介

教育課程

現職教員のニーズを踏まえた教材開発,授業開発/分析,学校経営/学級経営など
現代の学校課題に対応する授業を開設しています。

授業科目のねらい

共通科目

  • 学校における教育課題に対応する力量の基礎となる基本的・共通的事項について,以下の領域にわたって修得します。
    第1領域 教育課程の編成・実施に関する領域
    第2領域 教科等の実践的な指導方法に関する領域
    第3領域 生徒指導,教育相談に関する領域
    第4領域 学級経営,学校経営に関する領域
    第5領域 学校教育と教員の在り方に関する領域

専門科目

  • 自らの課題意識,問題意識を基軸として,関連する分野の専門的な知識,理論,さらには実践研究方法論等を学び,実践改善,学校改善の可能性を探究します。

授業時間

授業時間の表

授業は,「オンデマンド型」と「リアルタイム型」のオンライン授業を組み合わせて実施します。

  • 勤務時間や終業時刻等に応じて,受講できます。
  • 授業者と受講生が協議し合意すれば,他曜日・時限でも受講できる場合があります。
  • オンデマンド型の授業は,時間割表や時限にとらわれず,都合に合わせて自由に受講できます。
  • リアルタイム型の授業は,6・7時限の時間帯に双方向のオンラインでの受講となります。

履修計画例

※働きながら学ぶ教員に配慮して,長期履修学生制度(3~5年)を適用しています。

  • 標準とする2年間での修業年限を3~5年に延長することにより,働きながらでも心理的・時間的に余裕をもって学ぶことができます。

3年履修の例(ボチボチ学習型)

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
6限目 授業 なし 授業 なし 授業
7限目 授業 なし なし なし 授業
  • 通常業務と履修のバランスを取りながら学修していきたい場合の履修計画例です。
  • 週に2~3日,1日に1~2コマを履修に当てます。
  • 半期に週当たり,2~3科目を履修します。
  • 一年度に6科目を履修することで,修了要件の約30%(12単位)を取得できます。
  • 授業の一部について夜間や休日,夏期休業中等に開講します。

5年履修の例(ゆったり学習型)

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
6限目 なし なし 授業 なし 授業
7限目 なし なし なし なし 授業
  • 通常業務を優先しながら,履修に余裕をもって学修していくことができる履修計画例です。
  • 週に1~2日,1日に1~2コマを履修に当てます。
  • 半期に週当たり,1~2科目を履修します。
  • 一年度に4科目を履修することで,修了要件の約20%(8単位)を取得できます。
  • 授業の一部について夜間や休日,夏期休業中等に開講します。

入学料・授業料

修業年限2年の場合

1年次2年次
入学料282,000円-282,000円
授業料535,800円535,800円1,071,600円
817,800円535,800円1,353,600円

修業年限5年の場合

1年次2年次3年次4年次5年次
入学料282,000円----282,000円
授業料214,320円214,320円214,320円214,320円214,320円1,071,600円
496,320円214,320円214,320円214,320円214,320円1,353,600円

1年分の授業料は,前期・後期に分けて,納入していただきます。
上記の入学料及び授業料の金額は,令和3年度実績です。
在学中に,授業料の改定が行われた場合には,改定時から新授業料が適用されます。
長期履修学生制度(修業年限3~5年)を適用した場合は,2年分の授業料を修業年限で割った額を納入いただきます。
現職教員が働きながら,無理なく長期的な計画を立てて,なおかつ経済的に学ぶことができる制度になっています。

教職大学院遠隔教育プログラムについてのお問い合わせは
こちらで受付しております。
鳴門教育大学 教務課 教務係(大学院担当)
TEL:088-687-6692
E-mail: daigakuin@naruto-u.ac.jp