臨床心理学領域 | 国立大学法人 鳴門教育大学大学院 修士課程 心理臨床コース

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\\ 先輩からのメッセージ //

小林 孝太

大学院生活を通して得たもの

大学院で先生方をはじめ、先輩方や同期、後輩の皆さんと関わる中で自分は心理職として何がしたいのかを考えることができました。講義では資格取得に関する内容のみならず、臨床家としてクライエントの方とどう関わるのかという心構えの部分まで丁寧に指導していただきました。また、実習では、教育、医療、福祉など様々な領域の方の協力のもと、実際の現場で活動させてもらう機会をいただきました。学内の相談室でケースを担当させていただく際は、スーパーヴァイズや事例検討を通して様々な視点から考えることの大切さを学びました。研究指導では、テーマ決めから修士論文を書き上げるまでじっくりと面倒を見ていただきました。

現在、私はスクールカウンセラーとして、学校で児童生徒やその保護者の方、先生方と関わる仕事をしています。学校では心理職が自分だけということが多いですが、先生方にお教えいただいたことや、院生室で同期と夜通し語り合ったことを思い出しながら、時に迷い、悩みながらも自分にできることは何かと日々考え働かせていただいています。大学院の2年間で自分自身と向き合う時間が取れたこと、そしてどのような臨床家になりたいかを語り合えたことは大きな財産になっていると感じています。

小林 孝太 さん

(旧)臨床心理士養成コース
平成30年度修了生
高知県スクールカウンセラー


佐々木 麻衣

心理職となるために
自分と向き合った2年間

鳴門教育大学大学院で過ごした2年間は心理職を目指す自分と向き合うための貴重な時間となりました。講義の中では資格取得のために必要な心理学の基礎や心理職としての姿勢を学びます。実習では、教育・医療・福祉関係と様々な分野を経験することができ、現場の中での心理職の役割を学ぶことができます。また、学内にある心理・教育相談室でのケース担当も行います。スーパーヴァイズではスーパーヴァイザーの先生にご指導をいただきながら、一回一回の面接を振り返るなかで、自分自身についても振り返り、クライエントのためにカウンセラーとしてできることを考えていきます。また、事例検討では様々な考えに触れながら、見立てる視点を広げていきます。私は、様々な視点で見立てることの難しさや、クライエントのことを理解しようとすることの大切さを感じました。

現在、私は療育施設にて発達に困り感を抱えておられるお子さんや、そのご家族と関わらせていただいています。大学院で学んだことは、業務の中で関わる方々のために心理士として何ができるかと考える際に役立ち、私にとっての支えとなっています。

佐々木 麻衣 さん

(旧)臨床心理士養成コース
平成29年度修了生
佐賀整肢学園 こども発達医療センター心理士