鳴門教育大学 教職大学院 学習指導力・ICT教育実践力開発コース 教育認知心理学研究室 (皆川直凡研究室)

研究室の特徴

認知心理学の理論と方法にもとづき,動機づけやメタ認知といった学習者の心理についての研究を行い,社会的構成主義の立場から,学習者理解に根ざした授業,人間形成に資する教育を探究しています。小・中学校の先生方と定期的に研究会(附属小学校における「ヴィゴツキーを読む会」など)を行い,先生方との協働により,子供の最近接発達領域を考慮し,自立的で協同的な学びを支援する教育実践に取り組んでいます。

知識の獲得に加えて活用できる学びの創出をめざして,自己調整学習や協働(協同)学習の理論と方法を探究しています。教科横断的な視野に立ち,俳句や紙芝居,遍路といった日本の文化を題材とする教育にも携わっています。統計学的手法を用いて,教育効果の評価をおこなっています。学校心理士スーパーバイザーとして,個別相談にも応じています。

これらの教育研究活動を通して,自ら学ぶ意欲をもち,他者の視点に立つこともできる,賢さと優しさを兼ね備えた真の意味での知性の育成を目指しています。子供たちをこれからの社会を生き抜く人間として成長させるために,資質・能力の「三つの柱」をバランスよく育み,「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業を構想しています。次の時代を創る子供たちに求められる資質・能力とは何か,どのように育み評価するのかについて,現職教員の皆さんと一緒に考えています。

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