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鳴門教育大学 山崎勝之教授のゼミホームページです。

修士課程MASTER

修士課程

◇現職職員以外の学生さんの場合
 学校教員はもちろん、大学や研究所の研究者として活躍できる人材を育てることをな目的としています。基礎研究を中心としますが、条件が整えば教育実践的な研究もできます。

◇現職教員の場合
 本学で進める予防教育について研究します。学校での教育実践や効果評価も実施します。教員としてすべての能力の向上を目指します。

主な研究課題 

1.健康を阻害する要因としての 心的特性(性格、感情、認知、行動)について、その発達過程と特徴を実験ならびに調査的手法を用いて調べています。

 この心的特性は、 正負感情、攻撃性、 ストレス・コーピング、帰属スタイル、防衛性など多岐に及び、また健康面も、心身のストレスはもちろん、身体面では、循環系や免疫系の疾患、精神面では抑うつを中心とした疾患を扱っています。

 発達過程の研究では、乳児期から青年期にかける広い発達段階において、親の養育態度を中心にその形成因を追い、 その特徴の研究では、医学領域と心理学領域の協力体制のもと、生理的側面から社会的側面までの多側面にわたってその特徴を明らかにし、適応との関連について多くの基礎データを蓄積しています。

2.心身の健康や適応を阻害する心的特性について、学校現場でクラス集団を対象に予防的にかかわる教育実践的研究を実施しています。世界発の学校予防教育を展開します。

 鳴門教育大学予防教育科学センターで開発された予防教育を中心に研究と実践が行われます。理論から実践、効果評価まで科学的に実施される新教育です。

☆この研究室は、基礎研究、予防研究、治療研究のすべてが平行して実施されている世界でも類まれな研究室です!

過去の博士論文・修士論文・卒業論文題目

(※卒業論文は☆、博士論文は★、修士論文はマークなし)

< 2022年度 >
永井 明子  児童期における関係性攻撃が健康・適応と仲間関係に及ぼす影響
       -関係性攻撃への攻撃的介入を考慮して-★ 
河原 早希  養護教諭の健康相談活動ならびに担任との連携がネットいじめの気づきに及ぼす影響
川瀬 青空  ポジティブ音楽の聴取における歌詞の有無が中学生の感情喚起に及ぼす影響
劉  金澤  情報提供者の権威性と食物親和性が幼児の新規食物選考に与える影響

< 2021年度 >
小野 拳   中学生における共感と向社会的行動が人気と社会的選考に及ぼす影響
齋籐 希   児童期におけるFPMコーピングが活性・不活性化正感情を媒介して学校適応に及ぼす影響
貴志 友衣  中学生の英語語彙サイズに及ぼす動機づけと学習方略の影響の検討
劉  蘭   中学生における教師からの受容の認知が本来感に及ぼす影響
       -認め合いの学級雰囲気を媒介要因として-
徐     幼少期の親から中学時期の友人へのアタッチメント移行が学業ストレスに及ぼす影響
       -中国のひとりっ子と非ひとりっ子の中学生を比較対象としてー
陳 潤澤   中学生における学業ストレスがインターネットゲーム依存に及ぼす影響
       -学級雰囲気を調整変数として-

< 2020年度 >
野口 太輔  「自律的セルフ・エスティーム」を育成する予防教育プログラム
        (小学校2年生版)の開発と教育効果の検証
杉山 佳之  中学生の本来感が学校適応感に及ぼす影響
       -友人に対する内的作業モデルを媒介変数として-
安木 真帆  中学生における親から友人へのアタッチメント対象の移行
       -適応指標としての時間的展望への影響-

< 2019年度 >
賀屋 育子  児童期における他律的セルフ・エスティームに関する研究
       -概念,測定法,教育方法の観点から-★
滝 あい   中学生における睡眠習慣改善プログラムの開発と教育効果の検証
       -自己コントロールと動機づけ面接法を活用して-
崔 禕    中国の中学生における言語的いじめ被害後の教師への援助要請意図に関する実証的研究
       -感情(怒りと抑うつ)と問題解決への認知に着目して-

< 2018年度 >
松本 美和子 競争事態における児童の感情表出が学級適応感に及ぼす影響 -他律的セルフ・エスティームの
       高低に注目して-
瀧  郁美  児童における他者のポジティブ感情への共感性と主観的幸福感の関連 -認め合いの学級雰囲気と
       学級内外の共感対象者を考慮して-
道下 直矢  「自律的セルフ・エスティーム」を育成する予防教育プログラムの開発と教育効果の検証
大上 遊路  児童用タブレットPC版「自律的セルフ・エスティーム」潜在連合テストの開発-信頼性ならびに
       妥当性の検討

< 2017年度 >
横嶋 敬行  児童期における自律的セルフ・エスティームに関する研究 -測定法の開発および教育の効果評価
       への適用-★
大森 由貴  認知的再評価と感情表出がストレスに及ぼす影響 -トラウマティック・ストレスとデイリー・
       ストレスの観点から-
糸瀬 智美  児童期における感謝特性と被感謝特性が向社会的行動に及ぼす影響
山口 悟史  児童期における自律的ならびに他律的セルフ・エスティームが向社会性に及ぼす影響

< 2016年度 >
中木 真実   親の養育への動機づけがAutonomy supportを通して児童のWell-beingに及ぼす影響
吉村 吏司   児童の関係性攻撃が仲間関係を通して活性不活性化正負感情に及ぼす影響
紀本 幸司   中学生における品格 (character) が共感性および学級生活満足感に及ぼす影響

< 2015年度 >
糸林 麻都香  「予防教育トップ・セルフ 自己信頼心(自信)の育成」小学3年生プログラムにおける教育効果の
        持続性について ーブースター・セッションの実施と効果ー
影山 明日香  学校予防教育における向社会性の育成が児童の学習意欲に及ぼす効果について
木村 惠美子  中高生におけるインターネット依存の原因として 衝動性と行動依存

< 2014年度 >
三浦 浩美   児童期における正負感情の経験と感情表出性が心身の健康に及ぼす影響★
馬越 敦子   予防教育科学に基づいた「いじめ予防教育プログラム」の開発と教育効果の検証
香川 大輔   不登校児に対して教師と児童が有効と考える支援方法の相違
           - 児童自身の不登校傾向を考慮して -
山口 恵里奈  身体的虐待を受けた子どもにおける表出的攻撃性と感情的共感性の特徴

< 2013年度 >
勝又 将宏   大学生におけるむちゃ食い障害傾向と感情的特徴との関連
           ー 感情の活性・誘意性次元並びに性差を考慮して ー
入佐 未来   いじめ場面において罪悪感と共感性が傍観行動に与える影響 

< 2012年度 >
門澤 直紀   大学生における正負感情と睡眠の質・量の関係 ー 感情の活性次元を考慮して ー
岡田 典子   児童期における関係性攻撃道徳的感情の関連 ー 罪悪感と恥に焦点を当てて ー

< 2011年度 >
岡崎 啓子   小学生を対象とした「非行予防プログラム」開発と教育効果の検証
磯貝 和裕   小学生の抑うつ症状に対するユニバーサル予防教育プログラムの開発と教育効果の検証
野間 智子   予防教育科学に基づいた「小学校における食育プログラム」の開発とその教育効果の検証

< 2010年度 >
貴志 知恵子  高校生における正感情と認知的再解釈コーピングを操作因子とした抑うつへの教育的介入研究★
内藤 友香   児童期における感情制御と健康・適応との関連
           - 感情制御と認知的再解釈コーピングからの検討 -
谷 紗織    児童期における関係性攻撃と道徳的感情との関連

< 2008年度 >
勝間 理沙   児童期における関係性攻撃と感情機能に関する発達心理学的研究★
桾本 知子   大学生の閾値下抑うつの影響要因に関する実証的研究 
           - 敵意、意識的防衛性ならびに対人ストレスユーモアコーピングの役割 -★
小倉 拓人   児童期における Happy Victimization と共感性が関係性攻撃に及ぼす影響
川村 友子   児童期における正負感情が Sympathy と Personal Distress に及ぼす影響
塚越 大二朗  The effects of emotions and cognition on help-seeking behaviors in bullying situations
樋口 雅美   向社会性につながる共感関連反応の習得を目指して
           - 児童を対象とした読書とピア活動を核とする教育プログラムの開発と実践 -

< 2007年度 >
内田 香奈子  大学生の感情表出による情動焦点型コーピングと精神的健康に関する心理学的研究★
宋 暁川    中国の大学生における主観的幸福感に及ぼす集団主義・個人主義と“一人っ子”政策の影響
竹中 あゆみ  児童期における“Finding Positive Meaning”コーピングが正感情に及ぼす効果

< 2006年度 >
梶原 義明   ピア・サポートによる読書を通し,共感を中心とした向社会性の育成をめざす教育プログラム
           ー 小学校クラス集団を対象とする教育プログラムの作成と教育効果の検討 ー

< 2004年度 >
勝間 理沙   児童の攻撃性から正負感情への因果関係に媒介する共感の影響
西本 瞳    食に対する行動および態度に及ぼす正負感情の影響

< 2003年度 >
佐々木 恵   大学生におけるストレス・コーピングと精神健康の因果関係に関する実証的研究★
山下 文代   ソーシャル・サポートが児童の攻撃性関連性格とストレス反応の関係に及ぼす影響★
内田 香奈子  感情表出によるストレス・コーピングが精神的健康に及ぼす影響
西田 典子   児童期における攻撃性が抑うつおよび仲間関係に及ぼす影響
松田 茶茶   Health Locus of Control から健康行動への因果関係に及ぼす死の不安の影響

< 2002年度 >
倉掛 正弘   小学校クラス集団を対象とするうつ病予防総合教育プログラムの実施と教育効果の検討
藤井 誠治   小学校における生活習慣病予防プログラムの作成とその教育効果の検討

< 2001年度 >
熊本 万里子  中学校クラス集団における非行予防プログラムの作成および教育効果の検討
桾本 知子   敵意が血圧と抑うつに及ぼす影響における意識的防衛性の役割
松村 亨    自律的でセルフ・エスティームに満ちた性格形成のための総合教育プログラム
           - 小学校クラス集団を対象とする教育プログラムの実施と教育効果の検討 -

< 2000年度 >
斉藤 剛    中学生の対人ストレスを低減するための心の健康教育
           - 中学校クラス集団を対象とする教育プログラムの実施と教育効果の測定 -
佐々木 恵   敵意性と健康状態の因果関係ならびにその媒介過程としてのストレス・コーピングの検討
仙谷 真弓   Locus of Controlからとらえた児童の心身の健康
           - LOCと健康に介在する攻撃性の影響 -

< 1999年度 >
今村 研詞   児童の依存・消極性を改善するための心の健康教育
           - 小学校クラス集団を対象とする教育プログラムの実施と教育効果の測定 -
玉木 健弘   児童の社会的情報処理に及ぼす表出性ならびに不表出性攻撃性格の影響
           - 構造方程式モデリングによる因果関係の検討 -
松浦 さよこ  小学校クラス集団における心の健康教育
           - アサーティブ・トレーニング実施細案の作成とその教材開発 -☆

< 1998年度 >
笠井 裕子   小学校クラス集団における心の健康教育
           - 攻撃性低減プログラム実施細案の作成と教育効果の検討 -
清水 恭子   社会的逸脱行動に対する許容度と攻撃性格の関係
竹田 隆    小学校クラス集団における生活習慣改善のための健康教育
           - 睡眠時間を夜型から朝型に移行する教育プログラムの作成とその効果の検討 -
堤 広幸    小学校クラス集団における対人ストレスの低減を目的とした心の健康教育
           - 教育プログラムの作成とその効果の評価 -
舟橋 一恵   対人行動場面における怒りと循環器系生理反応の変容
           - 非協力的事態における実験的研究 -

< 1997年度 >
井浦 美智代  うつ病親和性性格が及ぼすストレス反応への影響
           - 高校生における平常時とストレス時の比較 -
今川 恵美子  自律性からとらえた児童の性格タイプとストレス反応の関係
           - 性格と健康に介在する原因帰属の影響 -
森山 隆行   怒りならびに循環器系生理反応に及ぼす攻撃型テレビゲームの影響

< 1996年度 >
畑下 眞修代  幼児・児童期における数の保存と数にまつわる諸能力の関連について
山下 文代   タイプA児童のストレス反応に及ぼすソーシャル・サポートの効果
林 千春    児童の攻撃性・怒り・敵意と心理的ストレスの関係☆
長岡 久恵   児童のソーシャル・サポートがストレスに及ぼす軽減効果について☆

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発達健康心理学研究室

◇お問い合わせ◇

山崎勝之教授
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ky341349@naruto-u.ac.jp

〒772-8502
徳島県鳴門市鳴門町高島字中島748