鳴門教育大学、高知大学の家庭科教育コースの学生の合同授業を行いました。
14日(土)は世界的に著名な建築家、隈研吾氏をお招きした、講演会が開催されました。
「持続可能な生活づくり」は四国連携教職課程を象徴する科目として、初回の対面合同授業は大々的に一般にも公開される形で行われ、 本学の佐古学長より冒頭の挨拶がありました。
隈氏は、高知県梼原町を訪れた際に見た、木造の芝居小屋「ゆすはら座」の建築が印象的で、その後梼原町で、まちの駅「ゆすはら」や「雲の上の図書館」等の木造建築を手掛けられ、
世界的に有名な建築家としての名声を築いてゆかれました。
全国のカフェや海外の美術館、駅など、木の使い方が印象的な数々の事例をご紹介いただきました。
日本の伝統建築にヒントを得た木造建築は、地球の持続可能に配慮された最先端の建築となり、世界から着目されていることを学びました。
講演会後は、皆でバスに乗って梼原町に移動しました。
15(日)は梼原町でのフィールドワークでした。隈研吾氏による代表的な木造建築である「雲の上の図書館」を訪問し、
会議室では2009年12月から17年12 月まで2期8年にわたって梼原町長を務められた矢野富夫氏の講義を受けました。
中山間地域等の小さな生活圏での、持続可能な生活づくりについて、大いに学ばせていただきました。
学生は住民の方へのグループインタビューも実施しました。
町には隈氏による木造建築が点在し、庁舎も素晴らしかったです。
電線の地中化による美しい景観の実現や再生可能エネルギーの導入もなされ、食と住の環境と教育を重視した、美しいまちづくりに大いに感銘を受けました。
ランチは初瀬地区にある本格的な韓国料理のお店に行き、最後は「ゆすはら座」で振り返りと発表を行いました。
関連情報
隈研吾氏講演会「持続可能な生活づくり―雲の上の町高知県梼原町を例に―」のご案内ゆすはら雲の上観光協会 雲の上の歩きかた





