携帯月高度測定器の作製

言語
日本語
教科
地学

携帯月高度測定器の作製

学年 小学校3,4年
単元 日なたと日かげを比べよう  月の動き
時間数 1
ねらい 1日の月・太陽位置と高度の変化を記録し,月・太陽の動きを調べる方法を習得し,身近な天体の運行についての規則性を理解させる。
対象概念 天体の日周運動
必要な材料 フロッピーケース,分度器が印刷された厚紙,プッシュピン(先を切ったもの),セロハンテープ,ゼムクリップ,柄付き針,パンチ,はさみ
教材の作り方 1 フロッピーケースの中心に、火であぶった柄付き針で穴を両面にあける(図1)。
2 分度器が印刷された厚紙を切り取る。90°のところにクリップを取り付ける(図2)。
3 方法2で切った分度器の中心に穴をあけ、フロッピーケースの中に入れ、プッシュピンで回転できるようにさす。
4 図3の2枚の観察穴を切り取り、観察穴Aの円をパンチであけ、観察穴Bの黒い円の中心に柄付き針で穴をあける。
5 方法4でつくった観察穴を図3のようにフロッピーケースに取り付ける。
教材の使い方
授業の流れ
月や太陽の動きの学習において、携帯月高度測定器を用いて月や太陽の動きを観察する。携帯月高度測定器の使用方法は次のとおりである。
(月の高度の測定)Bの穴からのぞき、Aの中に月の像が入ったらフロッピーケースを押さえつけ、そのときの角度を読み取る。
(太陽の高度の測定)
1 図4のようにフロッピーケースを立てて持ち、太陽の光が黒い印に当たるようにする。
2 黒いスクリーンに光が当たったらフロッピーケースを押さえつけ、そのときの角度を読み取る。
指導時のポイント 記録用紙に一定時間ごとの月や太陽の動きを記入させ、月や太陽の位置の変化を時間と関係付けながら調べさせる。
留意点 太陽をBの穴から直接のぞかない。
出典 斉藤充 風に強い太陽・月・星の高度測定器 pp52-53 理科の教育 1994
対象地域  
作成者・所属 北海道立理科教育センター 地学研究室
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