ユネスコスクールは、1953年、「ASPnet (Associated Schools Project Network)」として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。

世界182カ国で約11,500 以上もの学校がASPnetに加盟して活動しています。日本国内では現在、約1100校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校等がこのネットワークに参加し、日々実践を積んでいます。

日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、「ユネスコスクール」と呼んでいます。ユネスコスクールは、そのグローバルなネットワークを活用し、世界中の学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指しています。

本学は、2010年にASPnetを支援する大学間ネットワーク「ASPUnivNet」に加盟しました(当時の四国地域ではユネスコスクールは1校のみ)。2021年4月現在、四国地域ではASPnetに加盟している学校数が45校まで増えましたが、全国的に見てもまだ少ないため、本学は、四国地域内の学校を訪問することで、ユネスコスクールについて広報・普及を図ることを目指しています。また、ASPnet加盟を目指す学校に対し、チャレンジ期間(1年間)中に訪問してアドバイスを行い、申請書の翻訳などの支援を行っています。支援をご希望される学校・教員の皆様、是非ご連絡ください。