スタッフ紹介

 

研修とは何でしょうか。

教育基本法第9条に「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない」と示されています。

これは、一見、研修を義務的にとらえられるかもしれませんが、実は、教員としての権利としての側面が強いのです。

変化の激しい現代社会において、学校教育の在り方も大きく変容してきています。その変化に対応するため、教員は、その知識等をアップデートしていく必要があります。

しかし、現実は多忙な状況の中で、その時間を十分確保できない現状でもあります。

教員が学びやすい環境を整えるため、県教育委員会、県総合教育センター、大学が議論し、その一部を本アライアンスセンターが担うことになっています。

センターで企画している研修をより良いものとしていくため、教育委員会関係者、センター担当教員が定期的に協議していますが、参加者の一人が、「この時間が一番頭に汗をかき、一番充実した時間だ」と発言されました。そのような研修がさらに広がっていくよう、努力を重ねていきたいと思います。

先行き不透明な現代社会において、「未来を創る子ども」を育てるためには、今までにもまして、教員自身が、探究力を持ち、学び続ける存在であることが求められています。

本センターの機能が十分に発揮され、先生方の資質・能力の育成・向上につながることを心から願います。

そのために、自分自身が学校や教育委員会事務局で経験したことを少しでも生かし、サポートしていきたいと考えています。

主に生徒指導・教育相談・学級経営・道徳養育・メンタルヘルスなどについての研究を踏まえた研修を多く実施しております。

学校教育現場が忙しく厳しい状況の中、学び続ける先生方へ、皆様のニーズに応えられる様な研修の企画と運営、少しでも役立つ様なサポートを心がけていきます。

准教授
大林 正史

90年代後半から今日に至るまでの学校経営改革により、学校管理職には、教職員や、地域住民、保護者とともに、児童生徒の実態を踏まえ、その学校独自の学校ビジョンを創り、共に教育活動を実践、省察、改善していく自律的学校経営を推進することがますます求められています。そうしたことを推進できる学校管理職を育成することも、本センターの使命の一つだと考えております。受講者の皆様には、四国の将来を担う使命感を持って、研修に臨んでいただくことを期待します。

特任教授
竹内 敏

私は徳島県教育委員会で勤務し様々な施策や人事業務に関わる中で,これからの学校のあり方や教員に求められる資質・能力について考えてきました。「教育行政と学校経営」という視点でこれからの教育を考えるとき,管理職の役割の大きさを改めて痛感しています。

本センターでの研修を通して,未来の学校について,皆さんと共に考える時間を楽しみにしています。