バイオリンとチェロを受贈しました。

2023年8月9日

 

 2023年6月22日(木),徳島県阿南市にお住まいの松田洋子さんから「亡き父が製作したバイオリンを寄贈したいと思っているのですが…」とのご連絡をいただきました。きっかけはバイオリンを奏でている写真が添えられた音楽科教育コース 福井 律(りつ)さんを紹介した新聞別冊記事とのことでした。福井さんの「子どもに寄り添う音楽教師になりたい」という姿が,かつて小学校で教諭をしていた亡きご子息と重なったそうです。

 松田さんのご尊父 西谷 元升(もとなり)さんは,幼き頃からバイオリンに親しみつつも戦中戦後の混乱の中,木材工場を経営される等して勤め上げられました。そして定年後に再びバイオリンと出会う機会があり,そこから独学でバイオリン作りを学ばれたとのことです。

 松田さんから,お父様の在りし日の逸話とともに気持ちの籠もったバイオリン4挺とチェロ1台を贈呈された福井さんは「ご厚意ありがとうございます。いただいた楽器は大切に使わせていただきます。」とお礼を述べ,松田さんからは「父の作品を託すことができて本当に嬉しいです。」と悦びのお声をいただきました。

 

バイオリンとチェロ受贈の様子

受贈の様子(福井さん(左)と松田さん)

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