2023年7月9日（日）に、道の駅いたの（徳島県板野町）において、“災害避難所における遊び”を再現する公開イベントを実施し多くの親子づれにご来場いただきました。　

　この取り組みは、2008年度から本学阪根健二研究室と、全国でエンターテインメント事業（遊園地）を展開している“(株)おもちゃ王国（本社：岡山県）”と行っている産学共同研究の一環であり、災害発生時に不安を抱えている子どもたちに大人はどう対応すればいいのか、また災害復興期に避難所内にいる子どもたちの心の安定を図るため、安全安心の観点から、日頃慣れ親しんでいる玩具（ブロック玩具）を取り入れ、大人たちが安心して災害対応に取り組めるという視点から研究を進めているものです。

　当日は、道の駅のイベント『防災マルシェ』に協力するという形で、徳島ママ防災士の会ｓwitchと合同で行いました。本学からは、学生・教職員22名（学生19名、引率3名）が参加し、約1８0名の来場者がありました。
　ご来場いただいた保護者のアンケート（60件）では、こうした取組は必要だと回答した方が59名（98.3％）、分からないと回答した方は1名、必要ないと答えた方は0名でした。また、子どもたちの様子では、楽しく遊んでいたが53名（88.3％）、やや楽しく遊んでいたが6名（10％）、不明1名という回答でした。ある保護者からは「避難場所での過ごし方を考える機会になりました」というお礼の言葉があり、学生たちは手ごたえを感じていました。

　ご来場いただいた皆様及びイベント関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

　　　　水消火器体験