参考文献001 「世界の不登校研究の概観」
生徒指導支援センターでは、生徒指導上の諸問題に関する論文等を、参考文献として、ウェブページで公開・提供します。
第一弾の本論文は、 本学大学院「生徒指導コース」を1991(平成3)年に修了された佐藤正道氏が、鳴門生徒指導学会の学会誌「鳴門生徒指導研究」において毎年発表されている、世界の不登校研究に関しての地道な基礎研究です。佐藤氏は、日本の不登校問題を考える上で、常に世界の不登校研究の動向に目を向ける必要があるとお考えになり、1992年の「鳴門生徒指導研究」第2号で、1980年から1990年までの世界の不登校研究を概観する論文を発表されました。以降、その継続研究として、毎年「鳴門生徒指導研究」に投稿を続けておられます。 1991年から2002年まで、および2011年、2012年は、ERIC および PSYHOLOGICAL ABSTRACTS に基づいて、2003年から2010年までは、PSYHOLOGICAL ABSTRACTS に基づいて、2013年は ERIC に基づいて、不登校との関連が考えられる用語 school attendance, school dropouts, school phobia, school refusal が含まれる文献を分類、検討し、世界の不登校の現状を概観されました。
なお、本論文の著作権は、執筆者の佐藤氏と、鳴門生徒指導学会に帰属します。
鳴門生徒指導学会編 : 鳴門生徒指導研究 第2号(1992年) ~ 第30号(2021年)