鳴門教育大学附属学校におけるSTEAMIC教育

附属学校の教育目標

鳴門教育大学の附属学校では、

  1. 優しく思いやりの心をもち、
    人の気持ちを理解できる子ども
  2. 目標を持って、自主的、
    創造的に学ぶ子ども
  3. たくましく、しなやかに
    生きる子ども

...を育てることを通して、よりよい社会を創るという目標を共有し、社会と連携・協働しながら、
未来の創り手となるために必要な資質・能力を有する人材を育成することを
共通の教育目標としています。

附属学校で取り組むSTEAMIC教育

  • 鳴門教育大学の附属学校では、上記の目標を実現するためにSTEAMIC教育に取り組んでいます。

    このSTEAMIC教育は、STEAMとICの二つから構成されています。

    まず、STEAM教育の目的は、「科学・技術分野の経済的成長や革新・創造に特化した人材育成」というSTEMの要素に、Aの要素(芸術・リベラルアーツ)を加え生かして、様々な問題発見・解決ができる創造的な人を育てるとともに、「STEAMを構成する各分野が複雑に関係する現代社会を生きる市民の育成」の側面もあります(令和3年1月中央教育審議会答申)。

  • ICとは Inclusive Citizenship (包括的な市民権)であり、多様な人々の市民権を認められる人間、多様性を理解し共感できる社会の構成員の養成を目指しています。

    そこで、STEAM教育を科学技術人材の育成にとどまらず、広く「市民育成」の側面でも捉え、学習者それぞれの個性を生かし、感性を育むとともに、複雑化した現代社会で互いの多様性を包括しながら現代社会でより良く生きる市民の育成を目指そうとするものが、鳴門教育大学の附属学校で取り組む STEAMIC教育です。

  • 文部科学省では、各教科等の学びを基盤とし、様々な情報を活用しながらそれらを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成を目的として教科等横断的な学習を推進しています。

    これを受けて、本学附属学校では、STEAM教育を「社会、自然、生活も含めた現実世界に関する問題発見・解決に向けて、S、T、E、A、Mの視点を取り入れ、個性・能力を発揮して創造的成果につなげられる基礎力を養う教育」と捉え、総合的な学習の時間を中心として教科横断的な学習を行っています。

    また、STEAM教育を推進していくための土台作りとして、各教科において、探究的な学習や発見のある学習など、学習者が主体的に取り組む授業実践を行っています。

  • 総合的な学習の時間にSTEAM教育を取り入れることで、学習者一人一人の個性が生かされ、創造性が発揮された深い学びに発展することが期待されます。

    また、自分の思いや感性を大切にしつつ、他者への共感を基に互いの考えを生かそうとする態度を涵養することができると考えています。

    各教科の授業でも、STEAM教育の視点を踏まえることによって、それぞれの教科の目指す資質・能力を育成するとともに、学習や日常生活等の様々な場面で、多様な見方を身に付け、自由に考えを深め、様々な事象を価値づけ関係づける力を育成することができると考えています。

    さらに、各教科の学習による様々な知識と技能を身に付け、総合的な学習によって培った、それぞれの感性を基に工夫を重ね、新たな価値を創造する力を身に付けた学習者たちが、Inclusive Citizenship の視点を取り入れた学習活動を経験すること通して、多様性を包括し、互いの人権や価値観を尊重し、より良い社会構築のために積極的に社会に参画し、協働しつつ問題解決に当たることのできる人材へと成長することを支援していきます。

幼稚園・小学校・中学校

  1. 幼稚園での学び(STEAMとICの芽吹き)
  2. 小学校1、2年生での学び(ICの意識)
  3. 小学校3~6年生での学び(ICの育成から共感へ)
  4. 中学校での学び(STEAMとICが統合してSTEAMICへ)

特別支援学校

STEAMIC
STEAM(Science、 Technology、 Engineering、 Arts、 and Mathematics)とIC(Inclusive Citizenship)の要素からなる鳴門教育大学付属学校の教育目標。
STEAMとICの割合
幼稚園では主にSTEAMの内容を学ぶが、小学校、中学校へと進むにつれて徐々にICの要素が加わる。
中学校の最終学年(3年生)ではこれらが統合されたSTEAMICの最終成果として、政策案創出と模擬県議会での発表を行う。
特別支援学校では、STEAMとICの割合を年齢や障がいの程度によって適宜対応。
STEAMで創造的になり他社との協働を通してSTEAMICに進める。
共感
STEAMのAと、ICの両方に共有される重要な要素であると解釈できる。

取り組み・教材紹介

お知らせ