演示実験ではあるが,データの解析は各自でしてもらう。各ペアごとに行った実験との違いは,ベックマン温度計の目盛りの読みが,熱電対の起電力にかわっただけである。基本的な解析方法は同じなので,試してほしい。
計測器としてKeithley社製デジタルマルチメータ DMM-2000 を使用している。標準でRS-232CとGP-IBインタフェイスが内蔵されている。多点測定のため,オプションの10chスキャナカードを内蔵している。パソコンはNEC社製PC-9821Neで,PCカードタイプのGP-IBカード(CONTEC )を使用してDMM-2000と通信する。
使用したソフトウェアは,MS-DOS版のQuickBASICという言語で開発した自作のソフトである。プログラムがほしい人は武田まで連絡をください。実費以外無料でさしあげます。ただし,この手のプログラムは開発した環境でしか動かないのが普通である。
たとえば,計測器はKeithley製のデジタルマルチメータなら動作するだろうが,その他の会社の製品では動かないだろう。(実は
ここではデジタルマルチメータの制御にSCPIという命令を使っていますが,これは汎用言語なのでしょうか?知っている人がいたらぜひ教えてください。)
また,NECのPC-98系は最近では手に入れるのも難しくなったので,プログラムをもらっても,たいていは参考程度にしかならないことをご了承ください。
銅-コンスタンタンの熱起電力表はこちら。