特別支援教育専修紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

特別支援教育専修
福池 ほたるさん
2019(令和元)年度入学

特別支援教育専修では、特別な配慮を要する児童生徒に対しての指導法・支援などについて学びます。1年次から特別支援学校の見学ができたり、授業では様々な障がいの特性やその障がいに合った指導法などを具体的に学ぶことができたりと、特別支援教育に関する専門性を高めることができます。障がいの有無に関わらず、子どもは大人に対して何らかの支援を要していると考えます。そのため、本専修での学びは特別支援学校に限らず、様々な校種・子どもに対して多方面に役立てられるのではないかと思います。

2021(令和3)年7月収録

  • 鳴門教育大学を志望した動機は?
  • 一つは実家からとても近いということです。学園祭に遊びに行ったり、児童図書館を利用したりと、本学は小さな頃から身近な存在でした。そのため、教師になりたいと思った時には鳴門教育大学が目標となっていました。高校生になってもその気持ちは変わらず、本学の1日鳴教大生体験に参加しました。そこで少人数制の授業の良さを肌で感じ、改めて鳴門教育大学に通いたいと強く思ったのが動機です。
  • 学んだことで関心が深まった授業は?
  • 知的障害教育Ⅰです。この授業の大きな活動の一つに模擬授業があります。グループで知的障がいのある児童生徒を想定して授業を一つ考え、教師役と子ども役に分かれて実際の授業のように発表します。この授業を受けるまで、特別支援学校での授業を想定して模擬授業を行ったことがありませんでした。知的障がいの特性はもちろん、授業づくりにおいて大切なことを教師側の目線で学ぶことができました。
  • 高校時代と現在、自分自身で変わったと感じる所はありますか?
  • 自分では高校生の頃よりも自分の考えを相手に伝えられるようになったように思います。自分の考えを言葉にして伝えるのが昔から苦手で、大学受験の面接練習でも苦労しました。本学ではグループ内で意見交換をしたり、その場で自分の考えを全体に伝えたりする活動が多くあります。そのような活動を経て、高校時代よりは自分の考え、思いを言葉にして伝えることにも慣れてきたと実感しています。
  • 将来の夢を教えてください。
  • 興味のあることがたくさんあるのではっきりとは決められていませんが、1番は特別支援学校の教師になりたいです。ただ、興味があることは全て子どもが関わる職業なので、いずれにしても子どもの成長を見守ることができるような職業に就きたいと考えています。できるだけ早く決めてその職業に必要なことをしていきたいと思います。
  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 私自身、受験には幾度となく悩まされました。しかし、あの時のつらさがあるからこそ、楽しいことや嬉しいことが倍以上に感じられるのだと思います。受験は決して楽しいものではなくむしろ大変なことだらけですが、受験生の時にしかできない貴重な体験です。受験に限らず、受験生の皆さんは今しかできない体験を余すことなく味わってください。そして、周りに力を借りながら、数年後の自分が後悔しない選択をじっくり考えてください。心から応援しております。