音楽科教育コース紹介
学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
音楽科教育コース
山元 美沙さん
2023(令和5)年度入学
音楽科教育コースでは、音楽の教員になるために必要な知識の習得や、演奏技術の向上を図るための授業を受けることができます。子どもたちが楽しく音楽を学ぶことができる授業を展開するためにはどうすればよいかを考えたり、ピアノや声楽、管楽器、和楽器の演奏の仕方や指揮や音楽の理論、歴史、作曲について学んだり、近い将来子どもたちを教える立場になることを意識しながら学修に励んでいます。また、学年の壁を越えて、コース内の学生間の結び付きが深く、共に演奏会に出演するなど、互いに支え合い、日々切磋琢磨しながら楽しく過ごすことができるのも1つの魅力です。
2025(令和7)年2月収録
- あなたの思う鳴門教育大学の魅力を教えてください。
- 鳴門教育大学では、1年次から実習があり、実際の教育現場を見て学ぶことができたり、多様性について学ぶ授業やグローバル化・多文化化時代の学校教育について学ぶ授業といった今の社会に合った教育について学ぶことができたりします。また、音楽科教育コースでは、先生方から一人ひとりに合った手厚い音楽の指導を受けることができます。立派な教師になるための勉強と自分の専攻教科の勉強を両立することができる環境が整っていることが私の考える本学の魅力です。
- 学びの特長や醍醐味は?
- 高校までの学びは、教科書に掲載されている知識を蓄えることがメインだったと思います。しかし、大学での学びは、高校生のときまでに得た経験を生かして、自分で考え、他者と話し合うことで答えを探していくことがメインとなります。知らなかったことを知ることは楽しいですが、そこからさらに自分なりに考えを深めていくことは難しくもあり、「知った」だけで終わるよりもずっと面白いです。また、他者と一緒に話し合い、考えを深めていく過程で、自分の中に新たな考え方が育まれていきます。様々な考え方が身につくことは、きっと教壇に立ったときにも役立ちます。
- 大学生活で印象に残っていることは?
- 1年次に行われるふれあい実習が印象に残っています。初めて教師の目線から教育現場を見ることで、新たに発見したこと、興味を持ったことが増えました。そして、実習後にそれらを同じコースの友人たちと共有する時間があり、そこでさらに新しい視点を得ることができました。これらの活動を通して、自分の視野が広がったのを感じました。視野の広がりは可能性の広がりへと繋がります。私のこれからの大学生活の中でしたいことや、できることが増えたきっかけとなったこの経験は私にとって宝です。
- 将来の目標や目指す進路は?
- 私の将来の目標は音楽の先生になることです。高校生のときに、音楽の力で子どもたちの心を豊かにすることができる音楽の先生になりたいと考えて本学を受験しました。その頃から、思いは変わっていません。ただ1つ変わったのは、その思いが夢から目標に変化したことです。私の「こういう先生になりたい」「こういう大人になりたい」といった漠然とした夢を明確化し、目標へと変換できたのは、この大学で1年間学ぶことができたからこそだと思います。いつも私に成長のきっかけを与えてくれる周りの人への感謝を忘れず、目標達成のために精進していきたいです。
- 受験生にメッセージをお願いします。
- 今、受験生のみなさんは先の見えない不安の中にいるかもしれません。それでも、小さくても確実な一歩を積み重ねることで未来は開けていくと私は信じています。これまで勉強に部活に遊びに、様々なことに自分なりに全力で取り組み頑張ってこられたみなさんに、素敵な未来が待っていますように。応援しています。