音楽科教育コース紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
音楽科教育コース
森上 菜桜さん
2020(令和2)年度入学

音楽科コースでは、学校現場で子どもたちに音楽の楽しさを伝えるために、教師として必要な知識や技術を学んでいます。基礎知識から専門分野に特化した内容まで、経験の豊富なプロの先生方による手厚いご指導を受けることができます。特に実技系は、仲間と聴き合ったり確かめ合ったりしながら、日々高め合っています。また少人数の学科なので、どの授業も和気あいあいと、困った時にはお互いに助け合いながら楽しく過ごしています。

2022(令和4)年7月収録

  • 教師になろうと思ったきっかけは?
  • 憧れの先生との出会いです。私は小学生の頃から先生になりたいと思っていましたが漠然とした夢が目標になったのは中学3年生の頃でした。当時のその先生に、私は人生を変えてもらったと言っても過言ではないほど大きな影響を受けました。この先生と同じ現場に立って、先生が私に教えてくれたようなことを、将来私が子どもたちに伝えたいという気持ちが、教師になりたいと思う私を支えています。
  • 学んだことで関心が深まった授業は?
  • 作曲の授業です。私は良くも悪くも感覚で音楽をしてきたので、知識は少なく、まだまだ勉強する必要があることばかりですが、この授業は私の「感覚」を活かすことの楽しさを実感出来るものでした。使う音も和音もリズムも人それぞれ違っていて、仲間の作った曲と自分の曲を比べるのは個性が出ていてワクワクします。音楽には正解がなく、それぞれの思いやこだわりを表現出来る素晴らしいものであることを改めて感じることが出来ました。
  • 大学生活で印象に残っていることは?
  • 私たちの入学した年はちょうどコロナ禍が始まった時で、入学式も行われず、オンライン授業など慣れない作業に苦戦していたのを覚えています。特に他学科の友達との交流がほとんどなく、正直不安な大学生活の始まりでした。それでも、先生方の迅速な対応のおかげで何とか授業を進めることが出来たと思います。最近では学校現場におけるICTの活用が普及しているので、私たちが社会に出た時にこの大学での経験が社会人として生きると思っています。
  • 在学中に「これだけはやっておきたい!」事はありますか?
  • 「今しか出来ないこと」をたくさん経験することです。課題や実技の練習は日常生活に付き物ですが、学校かアルバイトだけで学生生活を終わらせるのは、将来の自分がもったいないぞと言う気がします。残り2年もありませんが、色んな場所へ行き、色んな体験をし、色んな人と出会って、今まで知らなかったことをたくさん吸収したいです。きっとどんなことであっても無駄なことはなく、将来役に立つと思うからです。

 

  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 誰でも辛いときや嫌なときは、早く終わらないかな〜と思うと思います。でも学生生活は一瞬です。受験生生活も同じです。昨日は戻ってこないし今日は今日で終わりです。言いたいことは、毎日を大切に過ごして欲しいです。勉強だけではありません。学校行事、部活動、友達やクラスメイトとの時間、遊びに行くときなど、今しか出来ないことを心から楽しんでください。人生楽しんだ者勝ち!だと思います。皆さんにいい将来が待っていると信じています。