理科教育コース紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

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中学校教育専修
理科教育コース
中田 枝佑さん
2022(令和 4)年度入学

理科教育コースでは、常に身近な現象に対して疑問を持ち、物理・化学・生物・地学の各分野について深い知識と理解が求められるコースです。理科は実験のイメージが強いと思いますが、子どもが理科を嫌いにならないような授業づくりを考案する講義もあります。理科教育を追及したいという同じ志を持った親しい同期と助け合いながら、自分の研究課題に向けて探究することができます。理科だからこそ、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」のプロセスを回していきましょう。

2025(令和7)年2月収録

  • 教師になろうと思ったきっかけは?
  • 高校時代、理科の教師を心から尊敬していたからです。その教師は、目には見えない現象を分かりやすく、ユーモアセンスで生徒の興味を引き出していました。また、生徒の「どうして?」といった疑問にも耳を傾けて、生徒と一緒に自然科学を学んでくれました。今度は私がこのような教師をお手本として、理科の面白さを伝えられる授業を提供していきたいと思います。
  • 学んだことで関心が深まった授業は?
  • 附属校園観察実習です。実際に附属中学校に行き、授業や教師の生徒への関わり方を観察することで、学習指導への意識を高めることができました。この実習に参加して明らかになった自分の考えは、理科の授業では、生徒が主体的に自然現象を理解しようとすることが重要であるということです。教師が生徒に興味関心を抱かせる工夫をして、生徒とどれだけ真剣に向き合っているかが、授業づくりの中心になるのではないかと考えました。 
  • 高校時代と現在、自分自身で変わったと感じる所はありますか?
  • 高校時代と現在で変わったと感じるのは、自分で考えて動き、相手を思いやれるようになったことと、毎日が楽しいと思えるようになったことです。高校生のときは、大学受験のために一日中勉強をして、おかえりと待ってくれる家族に家事を任せていた毎日でした。現在は、自分で家事全般をし、教授や先輩や親しい同期、後輩に恵まれ、多くの出会いから受ける刺激のおかげで楽しい毎日です。受験勉強を頑張ってきた高校生の私に、ありがとうと感謝の気持ちで一杯です。 
  • 将来の夢を教えてください。
  • 将来の夢は、中学校の理科の教師になることです。また、自分が教える生徒には、後悔のない楽しい学校生活を送ってほしいと願っています。つまり、勉強だけが出来る生徒ではなく、勉強も出来る生徒になってほしいです。中学生の私は、どちらかと言えば学校で勉強が出来たらいいと思っていました。しかし今は、積極的に学校行事に参加し、友人と楽しく過ごす時間も大切な学校生活であると思っています。生徒の成長を見守ると同時に、教師としての自分も大きく成長できるようになりたいです。  
  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 受験生の皆さん、毎日よく頑張っていると思います。いつも心の中で、自分のことを偉いと褒めてください。学校には家族のように親身になってくれる教師が、きっと応援しているでしょう。受験が上手くいかなくても、受験に挑んだあなたは間違いなく成長しています。今の自分のことを受け入れて、胸を張って卒業して欲しいです。4月にあなたが鳴門教育大学に入学することを心よりお待ちしております。