理科教育コース紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
理科教育コース
萬藤 健心さん
2020(令和2)年度入学

理科教育コースでは、物理・化学・生物・地学の4分野の専門的な内容を講義や実験、野外活動等を通して学ぶことができます。また、専門的な内容だけでなく、実際に教育現場で活かせるような知識を身に付けられたり、子どもたちの知的好奇心を高める実験をコースの仲間と一緒に考える活動もあるので、楽しく理科について勉強することができます。そして、少人数制という特色から活かされる学生と先生との近い距離感や、疑問に思ったことをすぐに解決できる環境が非常に魅力的です。

2022(令和4)年7月収録

  • 教師になろうと思ったきっかけは?
  • 教師になろうと思ったきっかけは、高校時代に友達に勉強を教えていた時に友達が「わかりやすい!」と言ってくれたことです。自分が勉強を教えることで人の役に立てているという感覚を実感しました。そして、将来は生徒に勉強をわかりやすく教えることで「自分にはできる!」という自信を持たせられるような教師になろうと思い、鳴門教育大学を志望しました。
  • 学んだことで関心が深まった授業は?
  • 私が関心の高まった授業は「総合的な学習の時間の指導法」という授業です。授業内容は、総合学習が子どもたちの自律に繋がり、非行防止や成績向上に発展するといったものでした。正直、私は今まで「総合学習は二の次だ」と思っていましたが、この授業を受けてから「第一優先にすべきではないか」というレベルで価値観が大きく変わりました。皆さんは総合学習の必要性についてどう思われますか?
  • 高校時代と現在、自分自身で変わったと感じる所はありますか?
  • 高校時代と比べて、私は勉強がより好きになりました。高校生の時は、勉強がある程度できるから、教員になって子どもたちに勉強を教えることで役に立ちたいとしか考えていませんでしたが、大学生になって、「勉強の楽しさ」を一番に伝えたいと思うようになりました。きっかけは、コロナ禍の影響が大きかったです。対面授業もなく、どこにも外出出来ない。そうであれば,勉強をしようと考えた結果、読書量が増えたり資格試験の勉強をしたりなど気づいたら勉強する習慣が増えていました。
  • 将来の夢を教えてください。
  • 将来の夢は、子どもたちの長所を伸ばせる教員になることです。人それぞれに長所や短所はあると思いますが、短所をいかにして改善するかではなく、長所を目立たせることで自己肯定感を持ってもらい、自律できる環境を作っていきたいと考えています。そのために、普段から人の良い所を見つけるということを習慣にしている所です。
  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 受験生の皆さん、毎日の勉強お疲れ様です。今は勉強,勉強で大変な日々を過ごされていると思いますが、まずは心身ともに自分を大事にして下さいね。そして、受験本番に近づくとすごく緊張すると思いますが、そういう時は普段お世話になっている友達や家族、先生方に感謝を伝えてみてください。そうすれば「自分はありがたい環境にいるんだ!」と気づくことができ、心の余裕が出てくるようになりますよ。