英語科教育コース紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
英語科教育コース
森下 響さん
2020(令和2)年度入学

英語科教育コースでは、英語教育学に関する知識はもちろん、英語学や英語文学に関する専門的な知識を学び、身に付けることができます。そして、講義で学んだ知識を活かして模擬授業を行ったり、学校教育における英語教育の意義について考えたりします。また、講義は少人数である場合が多く、学生一人一人が先生の細かな指導を受けることができるため、自分が身に付けた知識や考えをより深めることができます。英語教育の必要性が高まっている中、どのような英語教育が求められているのか、私たちと一緒に考えてみませんか。

2022(令和4)年7月収録

  • 教師になろうと思ったきっかけは?
  • 中学校の英語の授業でALTと英語で会話をする機会があり、そこで英語を使う楽しさを体験したことが英語教師を目指すきっかけとなりました。国語や数学のように英語を教科として捉えているため、英語に苦手意識を抱いてしまう子どもが多いのだと思います。しかし、英語は世界中でコミュニケーションの道具として使用されています。そのため、コミュニケーションの道具として使う楽しさを伝え、子どもたちに教科としての英語とは少し違った魅力を感じてもらいたいと考えます。
  • 学んだことで関心が深まった授業は?
  • 「学習英文法」です。英語教師になる上で、子どもたちに英文法を説明する力は必要不可欠です。この授業では、多くの人が躓きやすい英文法や自分の理解が曖昧な英文法などについて学習して正しい文法知識を身に付けたり、他の学生とネイティブが話す文や複雑な構文ついて考えたりして英語教師として知っておくべき文法知識について学習することができます。自分に定着している文法知識を見つめ直すことができるため、自身の英語力を高めるきっかけとなります。
  • 大学生活で印象に残っていることは?
  • ボランティア活動です。本学では、大学からボランティア活動が紹介され、その多くが学校現場でのボランティアです。そのため、ボランティアに参加をすれば実際の学校現場の実態を知ることができます。私は、「小学校外国語活動サポーター」や「中学校英検サポーター」に参加し、小学校の外国語の授業を見たり、児童・生徒の実態を知ったりすることができました。そして、ボランティアで培った経験を活かし、レポート作成や模擬授業の計画を行っています。本学に入学したらぜひボランティア活動に参加してみてください。
  • 将来の目標や目指す進路は?
  • 将来の目標は、中学校の英語教師になることです。近年、英語の実用性が高まっており、英語教育について様々な議論が交わされています。英語教育はまだ発展途上にありますが、私は、英語を実用的に使う力を育成することが求められていると考えています。そのために小学校・中学校の英語教育で土台を作ることが肝心であると感じていますし、少しでも子どもたちの英語力を向上させることに携われるような英語教師なりたいです。
  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 受験勉強は長期戦であるため本当に大変だと思います。私も受験期に勉強が辛く、しんどく感じるときが何度もありました。しかし、「教師になりたい」という強い目標があったことで苦難を乗り越えることができました。夢や目標をもっている人はもっていない人よりも粘り強く、最後までやり遂げることができるはずです。そして、どんなに苦しい場面でも夢や目標に支えられ、頑張れるときがくると思います。自分の夢や目標を大切にし、それに向かって頑張ってください。応援しています。