国語科教育コース紹介
学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
国語科教育コース
一宮 ひかりさん
2023(令和5)年度入学
国語科教育コースでは、国語科教育学や国語学、国文学などの学修を通して、国語科教師として必要な知識を身につけることができます。模擬授業を通して実践的指導力を養い、附属小・中学校での教育実習を通して現場での実践の機会も得られます。また、先生方との距離も近く、手厚い指導を受けることができる環境となっており、日々教師を志して学びを深めることができます。
2025(令和7)年6月収録
- あなたの思う鳴門教育大学の魅力を教えてください。
- 鳴門教育大学の魅力は、多様な価値観に触れる機会が豊富なことです。少人数制のため、同級生や先輩・後輩に加え、現職の教員である大学院生の方々と共に学ぶ機会が多く、日々新鮮な価値観に触れながら意欲的に学ぶことができます。さらに、自然環境に恵まれていることも大きな魅力です。季節によっては講義中に鳥のさえずりを聞くことが出来たり、大学から少し歩くと海が近くに見えたりするため、自然に囲まれた環境でのびのびと過ごすことができます。
- 学んだことで関心が深まった授業は?
- 古典文学に関する授業です。高校生の頃は、ただ物語を読むような気持ちで古典文学と向き合っていたのですが、実際に大学で学び始めるとその奥深さに驚きました。また、授業中の先生の「残そうと尽力した人がいたからこそ、古典文学は現存している」という言葉がとても印象的で、教師として古典文学を教えるということは、次の世代に古典文学を継承する意味にもなると気づくきっかけになりました。
- 大学生活で印象に残っていることは?
- 大学に在籍する外国人留学生の大学生活をサポートする活動をしたことです。異なる文化を持つ留学生と向き合うことで、新しい価値観を知るとともに、視野を広げることができて、とても貴重な経験になったと感じています。また日本の文化を伝える機会も多く、グローバル化が進む現代において、日本の文化についても目を向けることの大切さを実感しました。
- 在学中に「これだけはやっておきたい!」事はありますか?
- 子どもと関わるボランティア活動に取り組みたいと考えています。これまでの実習経験を通して、子どもと信頼関係を築くためには、ひとりの人間として等身大で子どもと向き合うことが重要であると実感しました。在学中に、子どもと直接関わるボランティア活動に積極的に参加することで、子どもの生の声や表情に触れ、将来教員になった際に活かしていきたいです。
- 受験生にメッセージをお願いします。
- 今、皆さんは受験勉強の中で日々の努力が直接結果に結びつかなかったり、勉強に対してやる気が持てない自分自身に嫌気がさしたりと、様々な悩みを抱えているかもしれません。でも、それは皆さんが自分自身と真剣に向き合っている証です。思うようにいかない時でも、皆さんは確実に前進しています。その過程で得た経験は、これからの人生できっと大きな支えになると思います。自分自身と向き合い、成長を重ねていく皆さんに、笑顔溢れる未来が訪れることを心から願っています。