国語科教育コース紹介

学部生による専修・コース紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

中学校教育専修
国語科教育コース
吉信 早紀さん
2021(令和3)年度入学

私が所属している中学校専修国語科教育コースは、将来、国語科教師として必要な国語の知識を身に付けることができるコースです。「児童生徒が積極的に参加できる授業」ができるよう、講義や模擬授業を通して学んでいます。先生方のご指導もとても丁寧で、勉強することが楽しい、と感じることができるコースだと思います。また、授業に読書の時間が多く設けられているので、たくさんの本に触れることができ、児童生徒にも本の大切さを伝えられると思います。

2022(令和4)年7月収録

  • 教師になろうと思ったきっかけは?
  • 私が教師になろうと思ったのは高校生のときです。当時、進路や成績で悩んでいた私に、親身になって相談に乗って下さったり、勉強方法について的確なアドバイスをいただいたりと、様々な面で、高校生活や大学受験をサポートしてくださいました。そのような先生方の姿を見て、私も児童生徒に寄り添えるような教師になりたいと思ったことがきっかけです。
  • 学びの特長や醍醐味は?
  • 1年次から実習があり、子供たちと関わる機会が多いこと、実際の現場を体験できる機会が多いことが本学の特長だと思います。その中でも、私が特に印象に残っているのは、1年次前期の教職論で行う、香川県の小学校での実習です。入学して初めての実習で、児童に「先生」と呼ばれた時のうれしいような、気が引き締まるような感覚が忘れられません。土曜実習という、いつもとは違う授業でしたが、教師になる上で、絶対に忘れられない貴重な経験になると思います。
  • 現在夢中になっている事はありますか?
  • 現在夢中になっていることは、絵本を読むことです。「初等国語」という授業で、多くの絵本を扱い、絵本の魅力に気付かされました。幼少期には気付かなかった、作者からのメッセージや、子供が絵本に夢中になる理由などに気付かされ、大学生になった今でも絵本が面白いと感じることに驚かされ、絵本のすごさを改めて感じました。また、絵本を声に出して読む習慣をつけたことで、人前で話すときも緊張することがなくなったと思います。
  • 将来の夢を教えてください。
  • 将来の夢は、私と関わった児童生徒全員に「国語の授業が好き」と言ってもらえるような教師になることです。読む人によって解釈が違い、それを共有できる教科は、国語科だけだと思います。その特徴を生かし、発言しやすいような環境を作り、児童生徒一人一人の意見や感性を大切にした授業を作っていきたいです。
  • 受験生にメッセージをお願いします。
  • 今、皆さんは不安やプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも毎日勉強していると思います。自分の思うようにいかなかったり、周りと比べて不安になったりして諦めたくなる時もあると思います。それでもぐっと耐えて最後までやり切ってみてください。きっとこれからの力になると思います。体調には気を付けて、「私なら大丈夫」という強い気持ちを忘れずに頑張ってください。皆さんが笑顔で春が迎えられるように、心からお祈りしています。