学習指導力・ICT教育実践力開発コース

高度学校教育実践専攻
学習指導力・ICT実践力開発コース
大石 琢磨さん
徳島県 小学校教諭
2023(令和5)年度入学
コース名の通り、この講座にはICTに堪能な先生が多く在籍しており、講義やワークショップを通じて、タブレットなどを活用した最新の教育実践が紹介されました。これにより、従来の教育方法では気づけなかった新しい視点や手法に触れることができ、大変貴重な学びとなりました。特に、ICTを効果的に活用した授業設計や学習支援の方法に関する具体的な事例は、自身の教育実践をアップデートする良い機会となりました。また、先生方は単に技術や手法を教えるだけでなく、その背景にある理論や教育的意義についても丁寧に説明してくださり、ICT活用の重要性について深く考えさせられる時間となりました。
2025(令和7)年2月収録
- 合格のための秘訣を教えてください。
- 試験に合格するためには、様々な教育問題や最新のトピックに関心を持ち、自発的に学ぶ姿勢を持つことが重要です。特に、タブレットや校務DXに関しては、現在過渡期にあり、これから大きく進化し続ける分野と言えます。そのため、単に知識を得るだけでなく日々変化する状況やトレンドを追いかけることが求められます。例えば、教育関連のニュースや専門誌を読む、セミナーやオンライン研修に参加するなど、自ら積極的に情報を収集する姿勢が大切です。さらに、得た知識を現場での課題解決や実践にどう活用するかを考えることで、理解をより深め、試験対策にも役立てられるでしょう。
- 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
- 教員の働き方改革に以前から関心を持っていましたが、現場では日々の業務が多忙を極め取り組みたいと思うことも限られた範囲内でしか実践できないという現状がありました。そこで、自分自身の知識を深め、理論的な裏付けを得た上で、より効果的な改革を進める方法を探るために大学院への進学を決意しました。現場で得た課題意識を基に、多様な教育現場の事例や研究を取り入れることで、現場で実践可能な働き方改革のアイデアを構築したいという思いも、このコースを選んだ大きな理由の一つです。
- 入学しての本学の印象はどうですか?
- 私が通っている大学院は、徳島県鳴門市という立地にあります。この地域には外国からの留学生が多く、独特の国際的な雰囲気が漂っています。授業での共同作業において、異なる文化や視点を持つ留学生と協力する機会があり、それが非常に印象に残っています。異文化交流を通じて新しい視点を得ることができたのは、非常に貴重な経験でした。このような環境で学べたことは、私にとって大きな財産であり、今後の教育活動にも大いに役立つと感じています。
- おすすめ授業科目について教えてください。
- 「今日的な特別支援教育の課題とその対応」です。 学級には多様な背景や特性を持つ児童が在籍しており、特別支援の視点から丁寧に対応することが求められます。しかし、日々の実践に追われる中で、一人ひとりに適切な配慮を考える時間や余裕を確保するのは容易ではありませんでした。講義では、具体的な事例を挙げていただきながら、それぞれの児童に合った支援や対応の在り方を具体的に学ぶことができました。
- 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
- 学校現場で働きながら大学院進学を検討している先生方は、日々の業務に追われる中で、進学の決断に迷うことがあるかもしれません。しかし、大学院で学ぶことで、自分がこれまでに考えてみたかったことや、現場で感じていた課題をじっくりと深く考える機会が得られます。このように、自分自身の教育観を広げ、深めることは、現場に戻った際に大きな力となるでしょう。忙しい毎日の中でも、自分の成長や教育に対する情熱を再確認するために、ぜひ進学を検討してみてください。
大石さんの1年次前期(前半)の時間割(2023(令和5)年度) | |||||
時限 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | 学級経営の理論と実践 | 授業の理論と実践 | 生徒指導実践演習A | ||
2 | 生徒指導の理論と実践 | カリキュラムデザインの理論と実践 | リーダーシップとコミュニケーション | 教育評価の理論と実践 | |
3 | 学習者の心理とアクティブラーニング | Society5.0に向けた教育の情報化・情報教育 | |||
4 | |||||
5 |
大学院授業科目 |
学部授業科目 |
その他 |