生徒指導コース

高度学校教育実践専攻
生徒指導コース
間宮 由佳さん
徳島県 小学校教諭
2023(令和5)年度入学
生徒指導コースでは、行き渋りや不登校、いじめなど、子どもたちの抱える課題に対して、教師がどのように向き合えばよいのか、様々な角度から学ぶことができます。講義やゼミなど、先生方と話をすることをとおして、今までの自分の教育実践を振り返り、そこに新たな視点を加え、教師としての知識や技術をアップデートすることができるところが魅力です。また、本コースでは、学校心理士の資格を取得するためのサポートも充実しており、これからの学校現場で求められている指導・支援についてより専門的に学ぶこともできます。そして何より、現場では交わることのなかった異校種や他府県の仲間とともに、話し合い、学ぶことができるのも大きな魅力の一つです。
2025(令和7)年2月収録
- 合格のための秘訣を教えてください。
- 自分が今、現場での実践で何に困っているのか、何を問題だと感じているのかなど、問題意識をはっきりさせ、大学院で何を学びたいのかについて整理しました。また、教職大学院のパンフレットやホームページなどを参考にし、自分の問題意識にあうコースはどこなのかを探りました。教職大学院を修了した先輩方の意見も大変参考になりました。口述試験では、先生方が受験者の話をしっかり聞いてくださるので、自分の思いを十分伝えられるよう、準備しておくことが大切です。
- 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
- 小学校教員として勤務してきましたが、ここ数年、学校への行き渋りや不登校などの課題を抱えた子どもたちに向き合うことが増えてきたなと感じていました。また、その対応を迷い、自分一人で抱え込んでしまうことも多くありました。そのような状況を変えるために、教職大学院で学び直したい、子どもたち一人ひとりに寄り添い、先生方と協力しながら子どもたちを支えていく方法を学びたいと考えたのが、教職大学院への進学のきっかけです。
- 入学しての本学の印象はどうですか?
- 「人と人とのつながりが深い」ということを感じています。大学の先生というと身構えてしまいがちですが、本学の先生方は学生の疑問や悩みに親身になって応えてくださいます。また、学生同士の距離も近いと感じます。他コースの現職院生との交流が深く、学校現場での悩みや研究について相談し合うことも多いです。また、現職以外の学卒院生と関わる機会も多く、学校の課題について学生の視点からの意見を聞けることも新鮮です。自然豊かな構内で、ゆったりと人と関われることに幸せを感じています。
- おすすめ授業科目について教えてください。
- 興味をもった講義はたくさんありましたが、その中でも印象に残ったのは「生徒指導事例検討」です。この講義では、自分の実践した事例や、他のメンバーが実践した事例についてそれぞれがまとめ、発表し、その内容についてグループで検討をします。その対応について、様々な角度からの意見を聞き、議論を重ねることで、よりよい生徒指導について考えます。私自身、現場では時間に追われ、一つひとつの事例を振り返る時間などなかったのですが、改めてその時間をとれたことで、実践の整理をすることができ、これからに向けての参考になりました。
- 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
- 教職大学院では、日常の校務や学級事務、児童・生徒・保護者の対応に追われることなく、時間にゆとりをもって、自分の課題を追究することができます。日頃の自分の教育活動を見直す、また様々な人と触れ合う中で自分の視野を広げる、良い機会になると感じています。ぜひ、生徒指導コースで一緒に学びましょう。
間宮さんの1年次前期(前半)の時間割(2023(令和5)年度) | |||||
時限 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | 学級経営の理論と実践 | 授業の理論と実践 | |||
2 | 生徒指導の理論と実践 | カリキュラムデザインの理論と実践 | リーダーシップとコミュニケーション | 教育評価の理論と実践 | |
3 | 学習者の心理とアクティブラーニング | Society5.0に向けた教育の情報化・情報教育 | |||
4 | 学校心理学 | ||||
5 |
集中講義:生徒指導の国際比較研究、教育課題フィールドワーク、教職協働力実践演習
大学院授業科目 |
学部授業科目 |
その他 |