美術科教育コース

 

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高度学校教育実践専攻
美術科教育コース
福本 玲雄さん
京都芸術大学 美術工芸学科油画学部出身
2023(令和5)年度入学

美術科教育コースでは日本の美術教育の成り立ちから学習指導要領の内容について、授業設計に関して学ぶことが出来ます。そこでは授業の題材設定や美術の採点基準などを学部生と一緒に学びます。大学院の授業では今の美術教育の課題についてなどを考える授業もあります。美術の授業とは何を養うものなのかを考え、教材についても議論していくので美術または美術教育に興味がある方は深い学びを得られると思います。

2025(令和7)年2月収録

  • 合格のための秘訣を教えてください。
  • 大学院への入学を検討されている方は自身の大学でこれまでやってきたことをまとめたポートフォリオを準備しておくとよいと思います。そして美術なので勿論基礎であるデッサン力は必要になってくると思います。入試の方法はいくつかあるらしいですがデッサンを求められる場合もあればそうでない場合もあります。私の場合、鳴門教育大学と京都芸術大学が連携協定を結んでいたという事で私自身は面接一本でした。自身の大学と鳴門教育大学の関係で入試形態も違うと思いますのでそれに合った対策をしておくとよいと思います。

     

  • 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
  • 私が進路に悩んでいる時に大学の先生から私の知り合いで鈴木先生という方が鳴門教育大学で絵画を教えているから行ってみるといいんじゃないかと勧められたこと、また、君は美術知識を教えるのが得意なんじゃないかと先生や同期の生徒から言われ進学を考えました。美術科教育の院生に関しては制作スペースも与えてもらえるということもこのコースの魅力だと思います。学内に自分の居場所があるというのは研究をする上でも非常に重要なことだと思います。
  • 入学しての本学の印象はどうですか?
  • 本学は鳴門の高島という島の中にある大学で平日の昼間でも静かな印象でキャンパスの外は自然という環境です。大学内も静かで落ち着ける環境だと思います。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • 「美術科教育論」です。美術科教育の成り立ちから今の美術教育の在り方についても知ることが出来、そこから自身が教師と仮定した上でどんな授業設計にするかなどを考えられます。そして美術教養という側面でも様々な表現を知ることが出来るからです。
  • 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
  • 学校教育に興味がある方や教師の道を少しでも考えている方は是非進学してくれると嬉しいです。そして美術科教育に興味がある方も今の大学でやっていることがきっと生きてくると思います。今の大学在学中に自身の研究または現職での経験などを言語化出来るようにしておくことが進学の際やその後の鳴門教育大学での学びと照らし合わせ教育大での新たな自身の課題を見つけることが出来ると思います。

     

 
福本さんの1年次前期(前半)の時間割(2023(令和5)年度)
時限
  基礎情報教育      
教職論   美術科教育論   健康・スポーツ科学Ⅰ
教育制度・経営論 英語コミュニケーションⅠ   構成デザインⅠ  
    教育相談論 構成デザインⅠ  
特別活動指導論        

集中講義:視覚障害者教育論

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