家庭科教育コース

高度学校教育実践専攻
家庭科教育コース
島田 一麦さん
高知大学 教育学部出身
2024(令和6)年度入学
鳴門教育大学大学院の家庭科教育コースには,家族・家庭生活,衣生活,食生活,住生活,消費生活・環境の5つの各領域を専門とする先生方がおり,家庭科教育学を専門とする先生もいらっしゃいます。そのため,各専門領域と家庭科教育の学びを深めることができ,専門性をより身に付けることができます。また,実習や実験,演習を通して,実践的に学ぶことができ,先生になってから・現場に戻ってからでも実践することのできる資質・能力の育成ができるところもコースの魅力です。家庭科教員を目指す方は,ぜひ入学を検討してみてください。
2025(令和7)年2月収録
- 合格のための秘訣を教えてください。
- 大学院の合格のためには,自分自身の大学院の入学の動機を明確にすることや,どんな専門性を深めて研究を行っていくかという大学院入学後の方向性を定めることが重要になると思います。特に,学部卒で入学を検討している方は,自分の行ってきた卒業研究と家庭科教育を結び付けて,どのように実践していくかということを考えておくと,合格に近づくだけでなく,入学後の学びのモチベーションにもつながると思います。また,私は,オンライン特別入試で入学をしており,口述試験が重要になると思うため,前述したことに加え,家庭科でどのようなことが教えられているかということも答えられるようにすると良いと思います。
- 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
- 学部生の時に,家族・家庭生活領域に興味をもち,学びを深めていました。しかし,衣・食・住生活領域の授業よりも,家族・家庭生活領域の授業を多くとっていたこともあり,知識と経験不足を感じていました。また,高等学校家庭科の教員を目指していたこともあり,専門性に大きな課題がありました。そこで,鳴門教育大学大学院の家庭科教育コースの先生が出身大学で授業をしており,そこで大学院の進学について聞いたことをきっかけに,本校に進学を決めました。
- 入学しての本学の印象はどうですか?
- 大学院生は,学部卒の院生と現職の院生がおり,年齢を問わず授業や食事を行うなど様々な人と交流ができる印象です。また,学部卒の院生の多くは,教員を目指しているため,志を同じくした仲間と切磋琢磨して学ぶことができる環境です。鳴門教育大学は,のどかで落ち着いた環境にあるため,ゆったりとした時間の中,自分のペースで生活することができます。学びと生活の環境が整った良い大学だと思っています。
- おすすめ授業科目について教えてください。
- おすすめの授業科目は,「生活科学教育(家庭)の学習指導と授業デザイン」という家庭科教育コースの授業です。この授業は衣生活領域の授業で,被服実験や被服製作実習を行います。私は,この授業で初めて布の染色を体験しました。また,その染色に必要な材料はスーパーで揃えられるもので,教員になってからも,実験することができる実習でした。これらのように,実験や実習を通して実践的に学んだことによって,衣生活領域の,特に布の特徴や性質について理解を深めることができました。
- 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
- 鳴門教育大学大学院では,教育の最先端の学びが提供されていて,教員としての資質・能力と教科の専門性を高める環境が整えられています。また,学部卒の院生と現職の院生が交流することのできる場で,自分にない価値観や他校種間での視点の違い,学部卒の院生ならではの発想や意見,現職の院生の豊富な知識と経験など様々な学びがあります。「令和の日本型学校教育」を担う教員の学びとして,主体的に学び続けていく意識と姿が,近年の社会からも求められていると思います。そして,鳴門教育大学大学院での学びは,教員になってから非常に役立つものになると思います。ぜひ,入学を検討してみてください。
島田さんの1年次前期の時間割(2024(令和6)年度) | |||||
時限 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | 情報メディアの活用 | 学級経営の理論と実践 | 授業の理論と実践 | ||
2 | 生徒指導の理論と実践 | カリキュラムデザインの理論と実践 | 教育評価の理論と実践 | ||
3 | 学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ(家庭科) | Society5.0に向けた教育の情報化・情報教育 | |||
4 | 教職基礎力開発演習Ⅰ(家庭) | ||||
5 | 読書と豊かな人間性 | 学校経営と学校図書館 | 生活科学教育(家庭)の基礎演習 |
集中講義:教育実践研究Ⅰ
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