数学科教育コース

高度学校教育実践専攻
数学科教育コース
家永 知生さん
広島大学 総合科学部出身
2022(令和4)年度入学
数学科教育コースの魅力は,数学に関する専門的な知識を学ぶことができるとともに,子供たちが数学を理解するための授業づくりや教材研究の仕方を学ぶことができます。特に数学においては定義・定理・証明が重要であり、問題を解くことができれば良い訳ではありません。この定理がなぜ成り立つのだろうか、ということを子供たちが考え、理解できるようになるための授業の仕方を学ぶことができます。数学の教員になるにあたり、必要な能力を伸ばす環境が整っていると思います。
2025(令和7)年2月収録
- 合格のための秘訣を教えてください。
- 私が受験した時の受験科目は模擬授業と面接でした。模擬授業につきましては、事前に教材が配布されますので、家族や友人に対して模擬授業を行い、アドバイスをもらうと良いと思います。面接につきましては、大学院で研究したい内容についての質問をされますので、自分の研究についての理解を深めていることが重要です。模擬授業、面接ともに、教師としての資質・能力があるかを見られていると思いますので、清潔感や誠実さも大切であると思います。
- 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
- 社会人として一般企業に就職しましたが、自分の向いている職業はこれではないと感じ、一年半で離職し、鳴門教育大学大学院に進学しました。大学の先輩が一から教員を目指すために鳴門教育大学大学院に進学したことも関係していると思います。私が向いている職業はなんだろう、自分が頑張ってきたことってなんだろう、得意なことってなんだろう、などと思い悩んだこと、勉強を教えることが上手だと褒められた経験があることが先生を目指したきっかけです。
- 入学しての本学の印象はどうですか?
- 初めて鳴門教育大学を訪れたときの印象はのどかで自然が豊かな場所だなと思いました。都会よりも田舎の方が好きなため、とても良い印象を受けました。大学の規模的には少し小さいなとも思いました。大学院生たちの印象は、真面目な人が多いなと感じました。さすが教師を目指して進学している人たちだなと思いました。他にも、部活動を掛け持ちすることが当たり前といった風潮にも驚きました。
- おすすめ授業科目について教えてください。
- おすすめ授業科目は学部1年生対象の幾何学Iです。私は大学時代、数学を学んでいなかったため、数学で重要なことを理解できていませんでした。この授業では、定義、定理、証明の大切さを知り、数学の面白さを再認識することができます。この授業のおかげで、私は問題を解くだけの数学から脱却することができました。学部生対象の授業にはなりますが、大学院生も受講することができますので受講することをおすすめします。
- 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
- 図書館は土日関わらず空いています。また、数学科教育コースでは大学院生専用の部屋があり、勉強や研究に集中することができる環境が整っています。大学院生は社会人経験がある人や教員経験のある人もおり、新鮮な話を聞くことができます。多くのことにチャレンジすることができる素敵な場所ですので、教員を目指したい人やもっと学びたい、勉強したいと思う人はぜひ進学を検討してみてください。
家永さんの1年次前期(前半)の時間割(2022(令和4)年度) | |||||
時限 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | 数学科授業論 | ||||
2 | 教職論 | 計算数学 | 数学科教育学特論 | ||
3 | 人間形成原論 | 確率・統計学 | 幾何学Ⅰ | ||
4 | 教育制度・経営論 | 日本国憲法 | 教育相談論 | ||
5 | 特別活動指導論 | 数学科教材論 | 代数学Ⅰ |
集中講義:代数学Ⅲ
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