グローバル教育コース

院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

松藤さん

人間教育専攻
グローバル教育コース
日本語教育・日本文化分野
松藤 輝さん
京都教育大学 教育学部出身
2020(令和2)年度入学

本学のグローバル教育コース日本語教育・日本文化分野では、留学生と一緒に日本語教育と日本文化を学ぶことができます。授業での発表の準備一つをとっても、日本語教師として外国人教師とどのようにコミュニケーションをとるかということや、学習者にどのように伝えるといいのかということを体験しながら学ぶことができます。「日本語学習者」である留学生から、彼らの学習者としての体験を聞きながら課題に取り組めるので、新しい刺激をもらうことができるのがこの分野の魅力だと思います。

2020(令和2)年8月収録

  • 松藤さんの合格のための秘訣を教えてください。
  • 大学のウェブページで公開されているこれまでの過去問に取り組むことと、自分がここで何をしたいのかということを明確にすることを挙げます。過去問からはこれまでの入試の傾向を掴むことができますし、自分が研究したいテーマを明確にすることは面接の対策にもなります。あとは「自分はここで勉強したいんだ!!」というパッションで、試験勉強も面接も乗り切りました。
  • グローバル教育コースに進学した動機・きっかけは?
  • 私が青年海外協力隊に参加していたこともあり、開発途上国の教員に対してJICAの研修プログラムを行っている本学のことを知りました。任期を終えて帰国した際、「教育についてもう一度学びなおしたい」と思った自分の頭に真っ先に浮かんだのが本学でした。これまで小学校で勤務した経験から特別支援教育に関しても関心があり、学部の授業もあわせて学べることが進学を希望する大きな決め手になりました。
  • 入学しての本学の印象はどうですか?
  • グローバル教育コース内の日本人の学生と留学生の数がほぼ同じなので、毎日が「異文化理解」の日々です。教室の中にいる学生一人ひとりの出身地や年齢、文化背景が違うことから、何をするにしてもそこに「違い」が生まれ、そこには「学び」があります。その違いを「おもしろい」と言い合いながら過ごせる毎日に「グローバル」を感じています。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • 私のおすすめの授業は「日本文化研究」です。この授業ではグループごとに分かれて日本文化紹介の授業を作っていくのですが、今期は「俳句」と徳島を代表する文化である「藍染」「阿波おどり」「阿波人形浄瑠璃」「ベートーヴェンの第九」と「お盆」の発表がありました。伝統的な日本文化や自分が今生活している地域の文化を紹介することを通して、徳島や鳴門のことをより深く知ることができる機会にもなりました。
  • 大学院へ進学するメリットを教えてください。
  • 2年間という時間を勉強のために使えることが何よりのメリットだと思います。この2年間という時間は目には見えませんが、社会人として一度働いてみたからこそ一度立ち止まって勉強できる時間のありがたさを日々実感しています。私が本学に進学した、形に見えるメリットとしては修士の学位、専修免許状、日本語教師養成プログラム修了証明書の取得、特別支援教育の教員免許の取得を挙げますが、何よりのメリットは「時間」だと私は思います。
 
松藤さんの1年次前期(前半)の時間割(2020(令和2)年度)
時限
  日本語教育学研究   日本語教育学演習 知的障害者の生理・病理
課題研究Ⅰ     重複・LD等教育総論 教育研究・調査
    異文化コミュニケーション研究 言語習得・発達論 国際教育人間論
  国際教育協力特論Ⅱ   視覚障害者の心理・生理・病理 日本語文法研究
日本語音声表現研究 対照言語学研究   日本文化研究 病弱者の心理・生理・病理

集中講義:視覚障害者教育論,社会言語学研究

通年講義:

その他:日本語教育実習,課題研究Ⅰ

大学院授業科目    
学部授業科目
その他