本コースでは,高度の専門性,課題解決能力,教育実践能力を有する教育者の育成を目的としています。
そのためには,理科教育のみならず,理科内容(物理学・化学・生物学・地学)に対しても深く理解する必要があります。
他の教育系大学と比較して,本学の理科コースの特徴は,以下の2点に示されています。
- 理科教育に対して,所属教員全員であたるというスタンスであること
- 各分野での専門研究にも力点が置かれていること
これらのことは,学部学生・大学院学生にも要求されます。
すなわち,教科に関する高い専門性をもった教師のみが,プロフェッショナルな教師となり,教材研究・カリキュラム開発を行うことができるという建学以来の信念に基づいて,学部生・大学院(修士および博士課程)院生の教育に携わっているということです。
その成果は,卒業課題研究や修士・博士課題研究の一部が,全国規模のみならず海外の学会や学術誌に発表されたり,各種理科教育賞を受賞したりしていることに示されています。
また,卒業生・修了生の中には,NHK夏休み理科実験室講師をはじめ,青少年科学の祭典の講師,科学教育センターや博物館職員として地域の理科教育の核となる者も多いことからもわかるとおり,その成果は着実に上がっています。
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