BPプロジェクトいじめ防止支援シンポジウムが開催されました

2017年3月9日

 平成28年度の取組成果報告の場として,平成29年2月12日(日)に東京駅前のステーションコンファレンス東京にてシンポジウムを開催しました。東京でのシンポジウムは平成27年度から数えて2回目でり,文部科学省,国立教育政策研究所,公益社団法人日本PTA全国協議会のほか,東京都教育委員会及び全国小・中・高校長会(校長協会)並びにNHK等各メディアなど多数の関係機関からの後援を得て開催なりました。
 参加者には,本プロジェクトの関係者のほか,全国から教育委員会関係者,教員,学生,一般など150集まりました

 

 シンポジウムは第1部と第2部で構成され,第1部では各大学の学長によるいじめ防止に対する各大学の取組報告を交えた挨拶のほか,プロジェクト開始後2年を経過した各連携大学の事業紹介が行われました。

学長挨拶 
  山下 一夫 鳴教大学長    見上 一幸 宮教大学長    佐藤 芳德 上教大学長    櫻井 孝俊 福教大学長   

 

 第2部では,本プロジェクトの協力団体である国立教育政策研究所の杉野 剛所長から,同研究所が行っている「いじめの実態調査」から読み取れるいじめの発生現状や,同研究所が取り組んでいるいじめに関する調査研究を御紹介いただくとともに,「今後とも調査研究を継続し,その成果を教育委員会,学校現場,更には大学の研究者に適宜,提供していきたい」と述べられ,協力団体として大変心強い言葉をいただきました。また,本プロジェクトに対し「いじめ問題について,この4大学が中核となるネットワークを全国に広げていただき,教育関係者や学校現場のみならず,日本の社会全体に理解が深まっていくような取組を進めていただくことを心から期待します」との応援コメントをいただきました。
杉野所長

BPプロジェクトへの期待を述べられる

国立教育政策研究所 杉野 剛所長

 

 続いて,森田 洋司 鳴門教育大学特任教授(日本生徒指導学会会長)による「今,私たちに改めて求められていること~いじめ防止対策推進法施行後3年を振り返って~」と題した基調講演があり,「いじめ防止対策推進法に定義するいじめの正確な理解の必要性」を訴えました。

森田特任教授

力強く講演する森田 洋司 鳴門教育大学特任教授

 

 その後行われた取組紹介では,公益社団法人日本PTA全国協議会 東川 勝哉副会長による「日本PTA全国協議会のいじめ対策への取組」と,東京都教育庁指導部 小寺 康裕主任指導主事による「東京都公立学校におけるいじめの認知件数の推移と教職員の意識の実態」について,紹介がありました

取組紹介
公益社団法人          東京都教育庁指導部

日本PTA全国協議会       小寺 康裕主任指導主事

東川 勝哉副会長                              
 

 また,質疑応答では,「いじめをなくすには,生命尊重と寛容さが大切ではないか」,「今後ますます積極的に取り上げられていくアクティブラーニングを推進していくうえで,どのような点に注意すれば良いか」といった質疑が出され,宮教大や福教大の教員からも回答があるなど,大変充溢した時間となりました。

 

 閉会に当たり,佐藤 芳德 上越教育大学長から連携大学を代表して挨拶があり,次年度以降も本プロジェクトによる,いじめ問題の防止に向けた積極的な取組とその成果に対する期待について抱負が述べられました。

 参加者からは「日本を代表する4つの教育大学が,連携してプロジェクトに取組んでいるということが何よりも素晴らしいと思いました。ぜひ今後も継続してほしいし,その研究成果を学校現場の指導・取組に活かせるようにしてほしいです」,「本市のいじめ防止施策の参考になりました。森田先生の御講演内容については,本市のいじめ防止基本方針の見直しの視点にさせていただきたいと思っております。」といった声が聞かれ,痛ましいいじめ問題が多く報道される昨今において,非常に有意義なシンポジウムとなりました

 

 BPプロジェクトは,次年度以降も,本プロジェクトによるいじめ問題の防止に向けた積極的な取組みと,その成果の発信に取組んで参ります。

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経営企画部企画課改革プロジェクト
電話:088-687-6173