空き缶の凹面鏡

言語
日本語
教科
物理

空き缶の凹面鏡

学年 中学校
単元 光の性質
時間数 1
ねらい 凹面鏡を作製し,光を集めると暖かさが増す体験を通して,光の性質についての理解を深めさせる。
対象概念 光の反射
必要な材料 底のへこんでいるアルミニウム缶,金属磨き,布(キッチンタオル),線香
教材の作り方 1  金属磨きを布に付ける。
2  空き缶の底が見えるように置き、金属磨きを付けた布で、顔が写るようになるまで、アルミニウム缶の底を磨く(図1 左が磨いた後、右が磨く前)。
教材の使い方
授業の流れ
光の反射を学習した後、本実験を実施する。空き缶の凹面鏡の使い方は次のとおりである。
1  太陽の方向に向け、線香の先を空き缶の底(凹面鏡)から少しずつ離して焦点(約2cm)を合わせる(図2)。
2 暗い部屋の中からアルミニウム缶の底を明るい窓の方へ向ける。1cm四方に切ったトレーシングペーパーを近づける。像がうつっている所で止め、うつった像を観察する(図3)。
指導時のポイント 1 虫眼鏡や集光器で光を集めた体験を想起させ、虫眼鏡や集光器と凹面鏡の似ている点違う点を考えさせる。
2 焦点と焦点以外の部分の光の集まり方を比較させ、明るさや温度の違いに気付かせる。
留意点 1 線香の代わりに細長く切った黒い紙を使っても良い。¶2 絶対に凹面鏡をのぞきこまない。¶
出典  
対象地域  
作成者・所属 北海道立理科教育センター 物理研究室
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