地震波の伝わり方を調べる
- 言語
- 日本語
- 教科
- 地学
学年 | 中学校 |
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単元 | 理科(地学) |
時間数 | 1 |
ねらい | おもりで地震のゆれを再現するモデル実験を通して,地震波の伝わり方を理解させる。 |
対象概念 | 地震波 |
必要な材料 | おもり;80g,たこ糸;30㎝・60㎝,角材(3㎝×3㎝×180㎝),竹ひご(平竹),鉄製スタンド,板(10㎝×15㎝),クリップ,画鋲,輪ゴム,マッチ箱等(建物の模型) |
教材の作り方 | 1 30cmのたこ糸におもりを結び、角材に20cmの間隔で吊り下げながら、画鋲で固定する。さらに、角材の両端を鉄製スタンドで固定する。 2 図のように吊り下げたおもりの間を輪ゴムで結ぶ。さらに、竹ひご2本の一方の端を鉄製スタンドにつなぎ、他方の端を地面に見立てたベニヤ板に固定し、装置を組み立てる。 3 地震の震源に見立てた最も端にあるおもりを手で斜めにゆっくりと引き上げた後、おもりを離す。おもりの振動が伝わる様子を観察する。 |
教材の使い方 授業の流れ |
地震の学習の展開において、地震波の伝わり方を学習する際に本モデル実験を行う。授業の流れは次のとおりである。 1 おもりの振動が伝わる様子から、P波に見立てた縦ゆれとS波に見立てた横ゆれが分離して伝わることを観察させる。 2 地表面に見立てた板のゆれの変化や建造物に見立てた板の上のマッチ箱の動きの様子から地震のゆれの特性を調べさせる。 |
指導時のポイント | おもりの振動が伝わる様子を、実際に発生した地震による地面のゆれ方と比較しながら考えさせる。 |
留意点 | |
出典 | 岡久保幸 地震波を視覚化するモデル実験 東レ理科教育賞 1997 |
対象地域 | |
作成者・所属 | 北海道立理科教育センター 地学研究室 |
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