乾き調べやじろべえの作製

言語
日本語
教科
地学

乾き調べやじろべえの作製

学年 小学校3年
単元 日なたと日かげを比べよう
時間数 1
ねらい 水に湿らせたろ紙を日なたと日かげに置き,ろ紙の乾き方の違いを観察することにより,日なたと日かげでは乾く速さに違いがあるということを理解させる。
対象概念 太陽エネルギー
必要な材料 牛乳パック,竹串,竹ひご,発泡スチロール,ろ紙,クリップ,定規,セロハンテープ,カッター(はさみ),千枚通し,穴開けパンチ
教材の作り方 1 やじろべえの台の作製:牛乳パックの上の部分を切り取り、切り取った部分から向かい合う2つの面に縦8㎝、幅3㎝の切り込みを入れ、内側に折り曲げセロハンテープでとめる。また、もう一方の向かい合う2つの面は、切り取った部分から1㎝のところにパンチで穴を開け、その穴と切り取った部分がつながるように切り込みを入れ竹串を置く溝とする(図1)。
2 やじろべえの腕の作製:発泡スチロールで一辺が3㎝程度の立方体を作る。立方体の1面の中央部分に千枚通しで穴を開け、反対側の面まで貫通させた後、竹串を通す。立方体のもう1面の中央からやや下の部分に千枚通しで穴を開け、反対側の面まで貫通させた後、竹ひごを通す(図2)。
3 クリップ(2個)を2回外側に開くように広げる(図3)。広げていない部分を竹ひごの両端にセロハンテープでとめる。
4 方法1で作製した台の溝に、方法2、3で作製した腕を載せる。
教材の使い方
授業の流れ
日なたと日かげの地面を比較する学習において、太陽とろ紙の乾き方の関係を調べる際に本実習を実施する。実習の流れは次のとおりである。
1 水で湿らせたろ紙をやじろべえの両腕の先につり下げバランスをとる(図4)。
2 一方のろ紙は日なたに、他方は日陰になるようにやじろべえを置き、やじろべえの腕のバランスの変化を観察する。また、ろ紙の変化を触感などで確かめる。
指導時のポイント 1 数時間後、腕のバランスはどのように変化したのかを観察させ、変化の違いを、日なたと日かげの太陽の光の当たり方の違いと比較しながら考えさせる。
2 手のひらでろ紙を触ったりして、日なたと日かげでは乾く速さに違いがあることを体感を通して感じとるようにする。
留意点 日かげを作るときには、常に日かげの状態になるように太陽の動きに注意する。
出典  
対象地域  
作成者・所属 北海道立理科教育センター 地学研究室
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