葉のデンプンを調べる実験
- 言語
- 日本語
- 教科
- 生物
学年 | 中学校 |
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単元 | 植物の生活と種類-植物の体のつくりと働き |
時間数 | 1 |
ねらい | 1:植物が光合成を行うためには光が必要であることを理解させる。 2:葉緑体がある場所でデンプンが合成されることを理解させる。 |
対象概念 | 光合成 |
必要な材料 | ゼラニウムなどのふ入りの葉,ビーカー(大・小),ペトリ皿,スポイト,ピンセット,三脚,セラミック金網,アルコールランプ(ガスバーナー),はさみ,アルミニウムはく,99%エタノール(エチルアルコール),ヨウ素液 |
教材の作り方 | 1 実験の1日以上前に、使用する葉の一部(緑色の部分とふ入りの部分の両方を含む)をアルミニウムはくで覆って、覆った部分に光が当たらないようにしておく。 2 エタノールを半分ほど入れたビーカー(小)を、熱湯の入ったビーカー(大)に入れてエタノールの温度を沸点(78℃)まで上げ、ビーカー(小)をビーカー(大)から出す。 3 葉を付け根から切り取り、ビーカー(大)の湯に1分ほどひたす。 4 葉をビーカー(小)のエタノールに入れて5分ほど脱色する(完全に脱色しなくてよい)。 5 葉をふたたびビーカー(大)の湯に30秒ほどひたし、ペトリ皿に入れてヨウ素液を滴下する。 |
教材の使い方 授業の流れ |
光合成の学習において、植物がデンプンを合成するときの条件について学習する際に本実験を実施する。 |
指導時のポイント | ヨウ素デンプン反応について生徒が理解していることを確認してから実施する。 光の有無、葉緑体の有無と光合成の関係について考察させる。 |
留意点 | 1 加熱する時の火が強すぎると、内側のビーカーのエタノールに引火して燃え始めることがあるので十分注意する。¶2 植物の種類によってはデンプンをつくらない種類や、ヨウ素反応が起こりにくい種類もある。 |
出典 | |
対象地域 | |
作成者・所属 | 北海道立理科教育センター 生物研究室 |
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