■伊藤研究室で研究したい学生の皆さんへ

• 私の研究室では，学生が教員とともに研究し，お互いに切磋琢磨することによって能力を高めることを目的としています。「研究授業の準備と実践，講演要旨や報告書，論文等の執筆，学会発表は大変だったけれど，伊藤研究室で得られたものは大きい。良かった！」と思って卒業・修了していただければ幸いです。これまで私が行ってきた研究課題の発展的な内容だけではなく，情報技術に関連し研究の実施可能性が高ければ，積極的に新しい研究内容を取り入れます。
• 本研究室では，教員1名に対して学部生1～2名，大学院生2～4名と少人数教育を基本としています。研究テーマは，学生の希望にできるだけ沿うようにするため，相談の上，個人毎に決めます。研究計画は，約6ヶ月ごとに進行状況をレビューし，本人に過負荷なく円滑かつ効果的に研究が進むようにします。
• 私が考えている情報技術に関連する研究は，コンピュータの中だけで閉じた単なるプログラミングやシミュレーションだけではなく，コンピュータと「実世界」を関連させることに重点を置き，それを取り巻く技術情報教育を対象としています。とくに，教育においては「実体験」が重要と考えています。例えば，ハノイの塔を解くアルゴリズムを理解する場合には，材料加工により実際の模型を作成するとともにプログラムも作成して理解を深めるような研究としています。

• 大学院生として希望する場合

  • 私の研究室では，主に
  • • 鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 専門職学位課程 高度学校教育専攻 技術・工業・情報科教育コース
    • 兵庫教育大学大学院 連合学校教育研究科 博士課程 教科教育実践学専攻 生活・健康系教育連合講座
  • の大学院生に対して研究指導をします。
  • 専門職学位課程の名称からは，中学校（技術），高等学校（工業），高等学校（情報）のいずれかの教員免許を既に取得済みの学部生のみを対象としているように思われるかもしれません。出身学部，既に取得している教員免許の種別にとらわれず情報技術に関連する教育に興味があり研究意欲がある方は，「技術・工業・情報科教育コース」を志望してください。
  • 詳しいコースの案内は，https://www.naruto-u.ac.jp/course/tech/をご覧ください。また，専門職学位課程の「学校教員養成プログラム（長期履修制度）」については，鳴門教育大学大学院入学案内などをご参照ください。
  • 技術・工業・情報科教育コースの大学院生は，原則として希望する実習責任教員（ゼミ指導教員）から実践研究課題に関わる指導を受けることができます。ゼミは1週間当たり90分を基本としていますが，長期休暇，学会発表前などには集中ゼミを行うことがあります。
  • 具体的な実践研究に関わる課題として
  • • 小学校におけるプログラミング教育に関する研究
    • 中学校の技術・家庭科（技術分野）における「情報」に関する授業や教材・教具の研究開発
    • 高等学校教科「情報」に関する授業や教材・教具の研究開発
    • 技術情報教育用教材への人工知能の導入やIoT化に関する研究
    • 自律型ロボットを用いた技術情報教育に関する研究
    • 地球観測を題材とする科学・技術・防災教育に関する研究
  • などがあります。
  • 実践研究課題は専門職学位課程の場合，2年間，博士課程の場合，3年間でまとめることができる内容とします。授業や教材・教具を研究開発したい大学院生には，鳴門教育大学附属学校等において授業実践できるように配慮します。
  • 標準的な2年間の実践研究課題に対する活動の流れはつぎのとおりです。学会発表は3回程度，高い研究成果が得られた場合には論文投稿を行うように指導していますが，本人の希望により発表時期や回数を調整します。

  年次		主な実践研究課題に対する活動	備考
  1年次	4月	研究室配属
  	5月～7月	問題意識の明確化 基礎的事項の習得
  	8月～9月	実践研究課題の焦点化
  	10月	実践研究課題の探求，レビュー(1)	学会発表 (1)申込み
  	11月	教科教育フィールドワークA (8日間) 実践研究課題の設定	学会発表 (1)原稿提出
  	12月		学会発表 (1)
  	1月
  	2月上旬	実践研究課題の構想発表
  	3月	実践研究課題の探求
  2年次	4月	実践研究課題の探求，レビュー(2)
  	5月	教科教育フィールドワークB (15日間) 実践研究課題の探求	学会発表 (2)申込み
  	6月		学会発表 (2)原稿提出
  	7月		学会発表 (2)
  	8月～9月
  	10月	教科教育フィールドワークC (15日間) 実践研究課題の探求，レビュー(3)	学会発表 (3)申込み
  	11月	最終成果報告書の執筆開始	学会発表 (3)原稿提出
  	12月	実践研究課題の中間発表	学会発表 (3)
  	1月	実習責任教員，実習指導教員，専任教員等から 構成される学修評価判定委員会の設置 最終成果報告書（審査版）の提出
  	2月上旬	最終成果報告会	学会誌や研究紀要等への論文投稿
  	3月	最終成果報告書（最終版）の提出

  • また，就職・進学支援として，教職を目指している大学院生には，「模擬授業（学習指導案を含む。）」，「面接」，「履歴書（志望動機などの作文を含む。）」などに関する個別指導を行っています。一般企業・公務員を目指している大学院生には，「面接」，「履歴書（志望動機などの作文を含む。）」などに関する個別指導を行っています。大学院博士課程（連合大学院）への進学を目指している大学院生には，5年計画で充実した研究内容となるように配慮しています。

• 学部生として希望する場合

  • 私の研究室では，主に
  • • 鳴門教育大学 学校教育学部 学校教育教員養成課程 小学校教育専修 技術科教育コース
    • 鳴門教育大学 学校教育学部 学校教育教員養成課程 中学校教育専修 技術科教育コース
  • の学部生が研究できます。
  • 3年次生は仮配属となり卒業研究の準備となるゼミを行います。4年次生は本配属となり卒業研究を行います。ゼミは1週間当たり90分を基本としていますが，長期休暇，学会発表前などには集中ゼミを行うことがあります。
  • 具体的な研究テーマとして
  • • 小・中・高等学校におけるプログラミング教育の一貫性に関する研究
    • 小学校におけるプログラミング的思考の育成に関する研究
    • 自律型ロボットを用いた情報技術教育に関する研究
    • 技術・情報教育用教材への人工知能の導入やIoT化に関する研究
    • 計測・制御システム学習用教材・教具の研究開発
    • 情報技術によるものづくり（デジタル・ファブリケーション）に関する研究
    • 地球観測技術を用いた科学・技術・防災教育に関する研究
  • などがあります。
  • 研究は卒業研究として1年間でまとめることができる内容とします。教材・教具を研究開発したい学部生には，可能な限り鳴門教育大学附属学校等において授業実践できるように配慮します。
  • 標準的な卒業研究の流れはつぎのとおりです。学会発表を1回行うように指導していますが，必須ではありません。

  年次		主な研究活動	備考
  4年次	4月	研究室配属
  	5月～6月	先行研究等の調査 卒業研究テーマ決定 基礎的事項の習得
  	7月～9月	研究
  	10月	研究，レビュー	学会発表申込み
  	11月	研究，まとめ	学会発表原稿提出 ※副免実習
  	12月	卒業論文執筆開始	学会発表
  	1月末	卒業論文の提出
  	2月上旬	卒業研究発表
  	3月

  • また，就職・進学支援として，教職を目指している学生には，「模擬授業（学習指導案を含む。）」，「面接」，「履歴書（志望動機などの作文を含む。）」などに関する個別指導を行っています。大学院への進学を目指している学生には，３年計画で充実した研究内容となるように配慮しています。

• 研究生として希望する場合

  • 私の研究室において，学部または大学院の研究生として研究ができます。詳しい研究生の入学資格については，鳴門教育大学入試課までお問い合わせください。
  • 取り組むことができる研究テーマとして
  • • 情報技術教育
    • プログラミング教育
    • 科学・技術・防災教育
  • などがあります。
  • 教職を目指し，教材・教具を研究開発したい研究生には，可能な限り鳴門教育大学附属学校等において授業実践できるように配慮します。

■伊藤研究室で研究したい小学校・中学校・高等学校の現職教員の方々へ

－　大学院（専門職学位課程）へのご案内　－

私の研究室では，現職教員の方が5年先，10年先を見越した教材・教具の研究開発と授業開発ができるように情報技術に関連する専門的かつ実践的な研究を行います。本学に大学院生として派遣された現職教員の方は，とかく「大学院の2年間で研究開発した成果」をすぐに教育実践したがり，そうできない研究成果は意味がないと考えがちです。私の研究室での研究活動は，教育委員会などで開催している研修コースではありません。もう少し長い目でオリジナリティ豊かな研究に取り組んではいかがでしょうか？　大学の良いところは「自由」な発想で何の枠組みにもとらわれず研究できるところではないでしょうか？　私とともに，新しい教材・教具の研究，授業開発に取り組みませんか？　「研究授業の考案と実践，講演要旨や報告書，論文等の執筆，学会発表は大変だったけれど，伊藤研究室で得られたものは大きい。良かった！」と思って修了していただければ幸いです。

私が考えている情報技術の教育に関連する研究は，コンピュータの中だけで閉じた単なるプログラミングやシミュレーションだけではなく，コンピュータと「実世界」を関連させることに重点を置き，それを取り巻く技術情報教育を対象としています。とくに，教育においては「実体験」が重要と考えています。例えば，ハノイの塔を解くアルゴリズムを理解する場合には，材料加工により実際の模型を作成するとともにプログラムも作成して理解を深めるような研究としています。

私の研究室では，

• 鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 専門職学位課程 高度学校教育実践専攻 技術・工業・情報科教育コース

の大学院生が研究できます。

専門職学位課程の名称からは，中学校（技術），高等学校（工業），高等学校（情報）の教員免許を既に取得済みの教員のみを対象としているように思われるかもしれません。既に取得している教員免許の種別にとらわれず情報技術に関連する教育に興味があり研究意欲がある方は，ぜひ「技術・工業・情報科教育コース」を志望してください。詳しいコースの案内は，https://www.naruto-u.ac.jp/course/tech/をご覧ください。

技術・工業・情報科教育コースの大学院生は，原則として希望する実習責任教員（ゼミ指導教員）から実践研究課題に関わる指導を受けることができます。ゼミは1週間当たり90分を基本としていますが，長期休暇，学会発表前などには集中ゼミを行うことがあります。

具体的な実践研究に関わる課題として

• 小学校におけるプログラミング教育に関する研究
• 中学校の技術・家庭科（技術分野）における「情報」に関する授業や教材・教具の研究開発
• 高等学校教科「工業」の情報関連科目，教科「情報」に関する授業や教材・教具の研究開発
• 人工知能やプログラミングに関連する情報教育
• 自律型ロボットを用いた情報技術教育
• 地球観測技術を用いた科学・技術・防災教育

などがあります。これまで私が行ってきた研究テーマの発展的な内容だけではなく，情報技術に関連し研究の実施可能性が高ければ，積極的に新しい研究内容を取り入れます。

実践研究課題は最終成果報告書として2年間でまとめることができる内容とします。教材・教具を研究開発したい大学院生には，鳴門教育大学附属学校等において授業実践できるように配慮します。

本研究室では，教員1名に対して学部生1～2名，大学院生2～4名と少人数教育を基本としています。研究課題は，学生の希望にできるだけ沿うようにするため，相談の上，個人毎に決めます。研究計画は，約6ヶ月ごとに進行状況をレビューし，本人に過負荷なく円滑かつ効果的に研究が進むようにします。

標準的な実践研究課題に対する2年間の研究活動の流れはつぎのとおりです。学会発表は3回程度，高い研究成果が得られた場合には論文投稿を行うように指導していますが，本人の希望により発表時期，回数は調整します。

年次		主な実践研究課題に対する活動	備考
1年次	4月	研究室配属
	5月～7月	問題意識の明確化 基礎的事項の習得
	8月～9月	実践研究課題の焦点化 教育課題フィールドワーク(8日間)
	10月	実践研究課題の探求，レビュー(1)	学会発表 (1)申込み
	11月	実践研究課題の探求	学会発表 (1)原稿提出
	12月		学会発表 (1)
	1月
	2月上旬	実践研究課題の構想発表
	3月	実践研究課題の探求
2年次	4月	実践研究課題の探求，レビュー(2) 教科教育実践フィールドワーク (置籍校・10月までの30日間)
	5月	実践研究課題の探求	学会発表 (2)申込み
	6月		学会発表 (2)原稿提出
	7月		学会発表 (2)
	8月～9月
	10月	実践研究課題の探求，レビュー(3)	学会発表 (3)申込み
	11月	最終成果報告書の執筆開始	学会発表 (3)原稿提出
	12月	実践研究課題の中間発表	学会発表 (3)
	1月	実習責任教員，実習指導教員，専任教員等から 構成される学修評価判定委員会の設置 最終成果報告書（審査版）の提出
	2月上旬	最終成果報告会	学会誌や研究紀要等への論文投稿
	3月	最終成果報告書（最終版）の提出

また，大学院博士課程（連合大学院）への進学を目指している大学院生には，5年計画で充実した研究内容となるように配慮しています。

■伊藤研究室において研究開発している内容にご興味がある方へ

• 伊藤研究室において研究開発している様々なソフトウェア，教材・教具などにご興味がある場合，また，共同で研究開発したい場合は，下記宛てに連絡をください。
• 連絡先：
• • 〒772－8502　徳島県鳴門市鳴門町高島字中島748
  • 鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 専門職学位課程
  • 高度学校教育実践専攻 技術・工業・情報科教育コース
  • 伊藤 陽介（いとう ようすけ）
  • TEL 088-687-6553（ダイヤルイン）
  • E-mail:

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修正日：2023. 4. 1