音楽科教育コース
院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。
※収録当時の所属で記載しています。
高度学校教育実践専攻
教科実践高度化系
芸術・体育系教科実践高度化コース
音楽科教育実践分野
森西 梓さん
桐朋学園大学 音楽学部出身
2021(令和3)年度入学
これまでの自分自身の学びやスキルに合わせて、先生方が懇切丁寧に指導して下さいます。音楽科は、特に専攻によって得意・不得手が大きく分かれる教科だと思いますが、授業によって、それぞれの専門分野の先生が指導して下さるので、不得意な分野も安心して学ぶことができます。また、ゼミでは、自分の学びたいことをどんどん深めていくことができます。
2022(令和4)年8月収録
- 合格のための秘訣を教えてください。
- 進学について検討していた時に、鳴教の大学院を修了された先輩に出会い、大学院のことや先生方についてお話を伺いました。また、勇気を振り絞って、研究室を訪ね、自分自身が学びたいと思っていることについて伝え、実際に大学院で学べることなどをお聞きしました。入学試験の口述試験では、将来、教員養成課程や保育士養成課程でのピアノ実技講師を目指していること、そのために授業での「ピアノ」の活用法やその指導法について研究したい思いをしっかりと伝えました。
- 音楽科教育実践分野に進学した動機・きっかけは?
- 進学の動機は2つあります。1つ目は、私立の中学・高等学校での教諭経験があり、その時に感じた教えることの難しさから、「もっと教えることが上手くなりたい」と思ったことです。2つ目は、現場での経験やこれまでピアノを専攻に学んできたことを活かして、「これから音楽教育の現場に出て活躍したいと思い頑張っている学生の力になれるようになりたい」と思い、音楽の授業で活用できるピアノ伴奏の技能やその指導について学びを深めたいと考えるようになったからです。
- 入学しての本学の印象はどうですか?
- 音楽についての知識を深めたり、技能を高めたりしながら、一方では、今日の学校教育の在り方や学級経営・生徒指導のノウハウなどについて幅広く学ぶことができ、今後の指導に役立つ要素がたくさんあると感じています。また、授業の中で学卒生と現職生がディスカッションする機会もあり、年齢の分け隔てなく学び合うことができています。
- おすすめ授業科目について教えてください。
- 演奏芸術表現教育(音楽)の内容構演習A は、主に声楽を中心とした授業で、からだの仕組み、声の仕組みなどについて講義を受けた後に、実際に一人ずつ課題を用意して歌のレッスンを受けました。自分の身体の無駄な力が抜けて、自分でも驚くほどにどんどん声が出るようになり、歌うことがとても楽しくなりました。子ども達にも伝授したい内容が満載でした。
- 大学院修了後のこと、今後の目標について教えてください。
- 大学院修了後は、大学や短期大学の教員養成課程等でのピアノ実技講師になりたいと考えています。私自身、音楽大学卒業後、中学・高等学校で勤務していた頃に、授業や行事などのさまざまな場面で「もっとうまく指導できたら…」と悩むことがたくさんありました。その中でも、ピアノ伴奏を用いての歌唱指導は、音楽科教員にとって一つの重要な場面だと感じています。学校現場での経験や大学院での学びを活かして、これから音楽教育の場で活躍しようと頑張っている方たちが、現場で実際に有効活用できるピアノ技能をできる限り無理なく習得するためのサポートをできるようになりたいと考えています。
森西さんの1年次前期(前半)の時間割(2021(令和3)年度) | |||||
時限 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | 授業の理論と実践 | ||||
2 | 生徒指導の理論と実践 | カリキュラムデザインの理論と実践 | 今日的な特別支援教育の課題とその対応 | ||
3 | 教職基礎力開発演習I | 学校支援のための教科教育実践演習I | |||
4 | |||||
5 |
通年講義:教科教育課題設定フィールドワーク
大学院授業科目 |
学部授業科目 |
その他(就職支援行事) |