家庭科教育コース

院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

※収録当時の所属で記載しています。
 

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高度学校教育実践専攻
家庭科教育コース
尾田 育代さん
徳島県高等学校教諭
2023(令和5)年度入学

家庭科教育コースは、家庭科教育について幅広い専門領域の先生方からきめ細やかなご指導をいただくことができ、児童・生徒に家庭科を教える上で必要となる知識や技術を社会の変化に対応した広い視野で身に付けることができます。またゼミナールの分野では自分の興味関心があるテーマについて研究することができ、家庭科の専門性をより深めるためにも最適な環境です。また、コース内には「家庭科の先生になりたい」という目標を持つ仲間がたくさんいて、教育や家庭科について語り合ったり、学校生活で困った時は助け合ったりして共に勉強に励んでいます。今後、教育現場で魅力的かつ効果的な授業を行うことができるよう、家庭科に関する専門的知識を取得したうえで実習等を通して実践力を身に付けることができるコースです。

2023(令和5)年11月収録

  • 合格のための秘訣を教えてください。
  • 私は、大学院で何を学び、何を身に付けたいのかを改めて考え直し志望動機を明確にしました。家庭科に関するそれぞれの分野についての基礎基本となるものや時代の変化に対応した事柄について見直し、課題を見出すことで研究したいテーマについて考えていきました。口述試験であったため、今までの教職経験のなかから、自分なりの課題意識を持って話しをすると、試験官の先生方は興味を持ってしっかりと話を聞いてくれました。現場で積み重ねてきた経験からくる自分の考えを伝えることが必要だと思いました。
  • 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
  • 教員生活が長くなるにつれて、時代の変化とともに教えるべき内容が多様化したり、ICT教育が求められたりと、既存の知識では対応が難しくなってきたと感じるようになりまた。また、現場での経験から気づいた課題についても研究したいと思い、大学院での学び直しを考えるようになりました。教職は幅広い視野や様々な経験が必要となります。変化する教育分野の最新知識を学び、現場に生かしたいと思い進学を希望しました。
  • 入学しての本学の印象はどうでしたか?
  •  アットホームな雰囲気で年齢を問わず、たくさんの人との交流もあり気軽に話をしたり、相談したりしながら学校生活を送ることができています。また、授業では先生方にきめ細やかにご指導いただき、授業やゼミの時間以外でも疑問に思ったことや分からないことについて質問し丁寧に教えていただいています。先生方の専門的なご知見を聞くことができる機会は、私にとって貴重な経験となり大変勉強になります。また、附属図書館や情報基盤センターなどの施設設備も充実しており、恵まれた環境だと実感しています。自分のニーズに合わせて納得いくまでじっくりと学びを深めることができると思っています。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • 「学校支援のための教科実践演習Ⅰ」は、必修科目で前期後期の通年で行われる講義です。家庭科の先生方がオムニバス形式で授業をして下さいます。それぞれの先生方から家庭科分野の専門的なご講義や実習を受けることができ、また学校現場で役立つ教授法や教材開発についても対話を重視して教えていただいています。コースの大学院生だけで受講でき、少人数なので各分野をより楽しく深く学ぶことができます。
  • 本学大学院への進学を検討している人にアドバイスをお願いします。
  • 鳴門教育大学大学院では、教員を目指し免許を取得したり新たな教員免許を取得したりしている院生、また学校現場での経験がある現職教員の院生などさまざまな人が協働的に学びを深めています。豊富な知識を有した先生方からの分かりやすい丁寧なご助言や、自分とは異なった環境での院生との協議の中で、自分一人では気づけなかった点にも言及していただき、新たな価値観に気付き視野を広げることができています。人生100年時代と言われている現代において、学び直しや生涯学習の必要性が高まってきています。大学院での学びは新たな人との出会いや新しい知識を得ることができ、これからの人生にとって大きな意味があるものだと思います。鳴門教育大学大学院では、多様なニーズに合わせてきめ細やかにカリキュラムが組まれており、自分の必要とする学びや研究を存分に行うことができます。ぜひ一度、学校の見学や研究室訪問に来ていただけたらと思います。
 
尾田さんの1年次前期の時間割(2023(令和5)年度)
時限
  情報通信 学級経営の理論と実践 授業の理論と実践  
生徒指導の理論と実践 カリキュラムデザインの理論と実践   リーダーシップとコミュニケーション 教育評価の理論と実践
学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ(家庭)       Society5.0に向けた教育の情報化・情報教育
         
情報技術基礎 情報技術   生活科学教育(家庭)の基礎演習  

通年講義:教育実践研究

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