英語科教育コース

院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

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高度学校教育実践専攻
教科実践高度化系
言語・社会系教科実践高度化コース
英語科教育実践分野
Nさん
徳島県高等学校教諭
2020(令和2)年度入学

本コースでは外国語(英語)教育のためのカリキュラム・教材・指導法を開発するための理論的な基盤を修得することができます。英語教育学や英語学、小学校外国語教育等を専門とする先生方が、様々な観点から助言・指導してくださいます。小・中・高と校種の異なる現職院生が所属しているため、それぞれの学校現場の実態や指導法について意見交換することができます。分からないことがある時には気軽に相談することができる温かい雰囲気の中で学ぶことができます。また、English Centralというオンライン教材やWestern Carolina Universityのオンライン講座を利用し、自分のペースで勉強して英語の力を伸ばすことができます。他にもTOEIC-IPテストで自分の力を試すことや交流協定を結んでいる大学へ留学することもできます(2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で行っていないそうです)。

2020(令和2)年9月収録

  • Nさんの合格のための秘訣を教えてください。
  • これまでに学校現場で実践してきたことを振り返り、自分の中で一番引っかかっていることは何なのかを明確にすることが大事だと思います。大学院で研究して終わりというのではなく、修了後も追求していきたいことは何か、長い目で見ることも研究したいことをはっきりさせる上で役立つかもしれません。また英語での口述試験があるので、練習をしておくといいと思います。可能であれば大学院説明会に参加して、わからないことを聞いておくといいと思います。
  • 本学大学院へ進学した動機・きっかけは?
  • 採用されてから今日まで、英語教師を取り巻く環境や求められるものはめまぐるしく変わりました。新しいことを学んで自分自身をアップデートしたいと思い、進学しました。英語の指導法だけではなく、自分自身の英語力やICTを活用する力も伸ばしたいという気持ちもありました。
  • 入学しての本学の印象はどうですか?
  • 自然豊かな環境で落ち着いて研究に取り組むことができます。日本全国から学生が集まっており、各地域の特色や多様な考え方を知ることができます。1年前期は教職に関する科目を中心に学び、カリキュラムマネジメントや学校危機管理の実践、アクティブラーニング等の授業が開講されています。理論とこれまでの実践経験を比べ、将来どのようなクラス経営や授業を行いたいか考えることができます。今年度は6月中旬まで先生方がZoomやTeams等を使って授業を実施してくださり、オンライン授業の良さや難しさを体感することができました。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • 「学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ」です。英語科教育実践分野の院生にとってホームグラウンドのような授業です。オンラインと対面授業の両方で開講され、最後に小・中・高それぞれのチームがマイクロティーチングを行いました。高校教員である私にとって小中学校の授業を見ることはこれまでほとんどなかったので、とても勉強になりました。また高校チームとして学卒院生たちと一緒に授業を組み立てながら、自分のこれまでの実践上の問題点を確認することができました。授業や評価の仕方、これからの英語教育に求められていることなどについて専門的に学べる授業だと思います。
  • 大学院へ進学するメリットを教えてください。
  • 教職経験年数が長くなると、よく言えば「自分の教え方を確立した」、悪く言えば「深く考えずに仕事を進められる」ようになってきます。経験からある程度正しく判断することができる場合もあれば、考え方が柔軟ではなくなってしまっている場合もあります。自分とは異なる経験を積んできた院生と接し、異校種・他教科の授業について考える機会を持つことで、新しい視点から自分の教科の指導法や置籍校での教育活動について考えることができます。また、与えられた時間をどのようにデザインするのか、自分で決めて実践できる点も魅力的です。専門性を深め、日本中の教員や学卒院生たちと交流し、多様なものの見方ができるようになることが大学院に進学するメリットだと思います。
 
Nさんの1年次前期(前半)の時間割(2020(令和2)年度)
時限
    学級経営の理論と実践 授業の理論と実践  
生徒指導の理論と実践 カリキュラムマネジメントの理論と実践     教育評価の理論と実践
  学習者の心理とアクティブラーニング   学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ 今日的な教育課題とその対応Ⅰ
  教育法規実践演習      
学校危機管理の実践        

集中講義:

通年講義:

時間外講義:教科教育課題設定フィールドワーク

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