教育探究総合コース

院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

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高度学校教育実践専攻
教育探究総合コース
藤井 祥さん
早稲田大学人間科学部出身
2022(令和4)年度入学

教育について大学院でしかできない「研究」と現場でしかできない「実践」を「総合」し「探究」するコースです。教科専門内のことを研究するだけではなく、特別支援教育やキャリア教育についてなど、それぞれの興味がある分野で研究を進めることができます。また、教育探究総合コースには現職教員の方や様々なバックグラウンドを持った院生が多数在籍しますので、交流を深めることで多方面・広範囲に知見を広げることができます。

2023(令和5)年9月収録

  • 合格のための秘訣を教えてください。
  • 入学したいという意思を持ち、その目標を叶える為には何をすべきか逆算することです。私は入学前にキャリア教育と哲学について興味を持っていたのでそれぞれの分野について学びを深めました。また、入試には面接が必ずあると思いますので面接対応も重要かと思います。最も大切なのは入学したい、学びたいという強い意思です。その意志が努力の原動力になると考えております。
  • 本学大学院に進学した動機・きっかけは?
  • 私は小学校から社会人まで野球をやっていました。将来は高校野球の指導者になる目標があったのでその道に進もうと決断しました。高校野球の指導者になるには教員以外の道もあるのですが、教員が一番の近道だと考えました。会社に残って通信制で学び、教員免許を取る手段もあったのですが、その道では責任を持って生徒を見ることができないと考え、鳴門教育大学への進学を決断しました。教員にとっては授業や生徒指導がメインの業務になると考えます。それらの業務について責任を持って行う為には大学院進学が必要だと考え鳴門教育大学を受験しました。
  • 入学しての本学の印象はどうですか?
  • 私は長期履修学生制度というものを使い、教員免許をゼロから取る3年コースで入学しました。長期履修学生の中には一般企業から入学した人や様々なバックグラウンドを持った学生が多数在籍していたので多方面・広範囲に自分の知見を広げることができるという印象を持ちました。それと自然が多い場所に立地する大学ですので、学びの環境が良いという印象を持ちました。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • 史学演習。日本史と世界史のミックス授業。毎授業で一つの文献が提示され、それについてのレポートを前日までに書き、授業に臨む。授業ではそれぞれの意見を出し合って史学の読み方・見方について学ぶ。ボリュームがある授業だが、論文の読み方や読解スピードが上がると思われる。歴史の見方・考え方についての知識が広がる授業。
  • 大学院に進学するメリットについて教えてください。
  • 様々なバックグラウンドを持った学生が多い為、今までにない知見を得ることができる。また、社会人経験者は社会人になってからでは作れない自由な時間を多く作ることができる。その時間を使って、今後の勉強や今までに行っていない体験をすることで多様な価値観を形成することができる。同級生と2〜3年分の社会人経験年数に差が付きますが、その2〜3年間を有意義に使うことでそれ以降の人生に大きなメリットを与えることができると考えます。
 

       

藤井さんの1年次前期の時間割(2022(令和4)年度)
時限
  公民科教育論 学級経営の理論と実践 授業の理論と実践  
生徒指導の理論と実践 カリキュラムデザインの理論と実践 STEAMと教科横断の教育的探究 リーダーシップとコミュニケーション 教育評価の理論と実践
  情報経済論 主免事前事後指導 外国史概論 Society5.0に向けた教育の情報化・情報教育
学校支援のための教育総合実践演習Ⅰ 社会学概論      
教職基礎力開発演習Ⅰ        

通年講義:附属校園観察実習・主免教育実習・教育総合課題設定フィールドワーク

 

大学院授業科目
学部授業科目
その他(長期履修学生支援センター講義)