サテライトによる授業力向上研修会-徳教研と鳴門教育大学との共同研究2(小学校理科)-を実施しました。
1 研修内容
理科(実験)授業講座(小学校理科の模擬授業及び研究討議)
2 講師
【授業者】
徳島市宮井小学校 教頭 山口 洋之 先生
【討議】
司会 鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 教授 阪根 健二
助言 鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 講師 泰山 裕
他 徳島県教育文化研究所 所員
3 日時
平成28年11月12日(土)14:00~16:30(鳴門教育大学 学園祭内で実施)
4 場所
鳴門教育大学 地域連携センター2階 教授スキル演習室(主会場)
学内教育交流室(副会場)
「つながルーム」美馬(サテライト会場)
※ 主会場には,おもちゃ王国パビリオン「幼児・児童の一時預かり」を開設
5 研修会の様子
【主旨・目的】
徳島県内で授業実践において定評ある教員の授業を,鳴門教育大学のサテライト設備を活用して,県内教職員対象の「授業力向上研修会」として共同企画し,
模擬授業等を通して,県内教職員や学生等の授業力の向上を図ることを目的として開催しました。
3か所で計30名が受講し,学園祭内での開催のため,着物や舞台衣装で参加する学生もいました。
【日程の詳細】
13:30 受付(各会場)
14:00 開会(授業説明及び趣旨説明) 鳴門教育大学 教授 阪根 健二
14:15 授業「小学校理科の模擬授業(45分)」
授業者 徳島市宮井小学校 教頭 山口 洋之 先生
15:00 授業終了(休憩)
15:10 授業研究
授業者説明,質疑応答(各会場から遠隔システム)
16:00 助言 鳴門教育大学 講師 泰山 裕
16:20 閉会(徳教研,鳴門教育大学から謝辞)
16:30 終了(各会場)
6 授業記録から
副会場(本学内教育交流室)において,実験授業がそのまま受け取れるか,本学客員研究員が担当して,授業記録を取りました。
その結果,授業内容のほとんどが理解でき,その有効性が確認できました。なお,副会場の設備は,iPad(WiFiで受信)のみです。
1) 題 材 小学校理科の模擬授業
2) 記録者 徳島県総合教育センター 指導主事 森 篤之(副会場にて)
3) 単 元 小学校6年生「ものが燃えるとき」における気体の性質の発展学習
4) 授業者 徳島市宮井小学校 教頭 山口 洋之
5) 児童役 参加者全員
小学校理科の模擬授業の様子
【参加者の意見・感想(アンケート結果から抜粋)】
○ 会場から遠くても参加しやすい。
○ 移動距離が短くなるので,時間も有効に使え,参加できる人も増えると思う。
○ 時間,距離の面で有効である。
○ 遠隔地からでも,意見交換しやすいと感じた。
○ 距離に関係なく学ぶことができる。
○ タイムラグが発生しやすいところが課題であるが,やむを得ないと思う。
○ 通信が安定しない時にコミュニケーションが取りにくいと思う。
○ 理科の実験では,画面では見にくいように思うが,どうか。
○ 映像として残すことができるため,振り返りをしやすいと思った。
○ 全体の映像と手元の映像の2種類あったので,分かりやすいと思う。
○ 多様な意見を聞くことができて良いと思う。
○ 遠距離であったり,会場の収容人数によって受けられなかったりというような問題が大幅に無くなると思う。
○ 地域によって,見る考える視点が異なる意見を聞くことができる。また,相手の顔や動きを見て研修ができる。
○ 移動の面が少なくて済む。
○ 本日のような実際の授業を交えながらの研修があれば,是非参加したい。
○ 繋がっている先の人と,より多くの話し合いの場ができること。
○ 感動の授業だった。多くの事が得られた。
○ 山口教頭先生の語りが素晴らしい。引き込まれた。
○ 実験の授業の手法を多く学べた。
鳴門教育大学教授スキル演習室(主会場)での様子
学内教育交流室(副会場)での様子
学内に解説されたおもちゃ王国パビリオン
「幼児・児童一時あずかり」の様子