宮城教育大学いじめ防止研修会が開催されました
12月2日(金),いじめ問題改善のために専門的な知見を活かして広く社会と連携し,現職の教員等を対象にこれまでより一歩進んだ支援を行うことを目的として,「いじめ防止研修会」が岩手県盛岡市において開催されました。
本研修会は,「BPプロジェクト」の一環であるとともに,東北地区の教員養成を担う国立大学の連携組織「東北教職高度化プラットフォーム」の事業の一つとして,昨年の仙台市での開催に引き続き,今年度は岩手大学との共催で開催したものです。
見上 宮城教育大学長 佐古 鳴門教育大学理事・副学長 坪田 児童生徒課長 高橋 上越教育大学准教授
東北地方を対象エリアとして開催された今回は,宮城教育大学の見上一幸学長の主催者挨拶,鳴門教育大学佐古秀一理事・副学長の趣旨説明の後,文部科学省初等中等教育局児童生徒課の坪田知広課長による基調講演「いじめの問題に関する取組と現状」,上越教育大学の高橋知己准教授による講演「事例に基づくいじめの様態と学校対応の分析」がそれぞれ行われ,さらに,岩手県内小中学校の教員によるいじめ防止に向けた実践事例報告が行われました。参加者は,坪田課長や高橋准教授の講演に真剣な眼差しで聞き入り,しばしうなずく姿も見受けられました。
岩手県八幡平市立大更小学校 小村教諭 岩手県遠野市立遠野西中学校 黒渕教諭 閉会挨拶をする遠藤岩手大学教育学部長
当日は,東北地区の全県から教育委員会・学校関係者,学生など,約180名の参加者が集まり,大盛況の研修会となりました。参加者アンケートには「今後の仕事の励ましになる」「現場の教員に今すぐにでも伝えたい」「BPプロジェクトの今後の成果を心待ちにしている」などの声が寄せられ,参加者にとって有意義な研修会となりました。