入学者の声

幼児教育コース
  • 前田 剛史さん

    前田 剛史さん

    令和6年度入学生
    幼児教育コース
    徳島県 公立幼稚園 教諭

    わくわくに出会える毎日

     私は,子どもたちと共に「わくわくに出会える毎日へ」を合い言葉として,日々の保育に取り組んできました。実践知の構築を図る上で鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」という制度があることを知り,ここなら自分が実践してきたことを理論化し研究できると考え,入学を決意しました。
     本プログラムは,履修するに当たって,年度初めの慌ただしい時期には仕事量を考慮した日程が組まれています。また,コースの先生方や選任のアドバイザーの方々の経験に裏付けされたアドバイスがあり,遠隔ならではの不安な面に対してのサポートが手厚く,仕事と学びの両立を実現することができています。
     学びの形態は,オンデマンド型やリアルタイム型があり,ICTを活用しながら,時間に縛られない形で受講することが可能となっています。コースの先生方からの質の高い学びはもちろんのこと,全国から集まった学生との協働的な学びが提供されたり,附属園の最先端の実践が学べたり,また他校種の先生と学び会う機会が設けられたりと,学びを深めるための様々なアプローチが魅力的です。理論と実践に裏付けされた幼児教育の本質を学び,明日には自己の実践に活かすことができるハイスペックな学びは,私自身だけでなく,同僚と語ることで勤務園にとっても貴重な学びの場となり,職員の資質向上にもつながっているように思われます。
     本プログラムでの学びから,出会いを大切に,様々な人とふれあい,見方や考え方を広げ,学びを分かち合う中で,保育者として「あの人ならば」と信頼されるよう幼児教育に貢献したいと考えています。

    (2025年2月掲載)

  • 宮井 智子さん

    宮井 智子さん

    令和5年度入学生
    幼児教育コース
    千葉県 私立幼稚園 主任

    セカンドキャリアを見据えた集大成の学び

     ベテランと呼ばれるようになってから大学で学び直しをし,理論と実践が結びついていくことの面白さに気付きました。 そして管理職となった現在は,自身の保育観も含め,園の教育課題の見直しに着手しながら後進を育てています。 その中で,自分なりの考えや進め方では自信が持てず,新たな導きが欲しいと考え,「学ぶなら教職大学院で!」と決めていました。 今の生活スタイルを崩すことなく学べる教職大学院遠隔教育プログラムと,経験豊かな実務家教員からの指導という点に興味を持ったのが,「鳴教」を選んだ理由です。
     大学院は,“遠隔”であっても垣根が低く,とてもアットホームであり,丁寧な指導を受けることができます。 質問メールに即座に対応してくださる教授陣,学修上の支援をしてくださるアドバイザーの先生(教職大学院修了生の先輩)が心強い味方です。 オンラインでつながる現職院生と学卒院生が意見を交換できる授業があったりと,多様性のある学びも「鳴教」の魅力でしょう。
     私は,自分自身のセカンドキャリアを見据え,保育のプロフェッショナルを目標に,集大成としての学びを自園にどう落とし込み実践していくのか,研究を深めていき未来の幼児教育を創る一端になりたいと考えています。 スタートや目標は人それぞれです。 それを叶えるべく,皆さんも鳴門教育大学で学んでみませんか?

    (2023年9月掲載)

  • 坪井 順子さん

    坪井 順子さん

    令和4年度入学生
    幼児教育コース
    奈良県 公立幼稚園 園長補佐

    遠隔教育プログラムでの学びは,私の人生においてかけがえのない時間となっています。

     私は保育や園運営の諸問題・課題の解決に向けて,「経験だけ」を頼りにやってきた面があると感じていました。もっと幼児教育の本質を理解し,論理的な知識に基づく実践的なスキルを身につけたいと思っていた時,鳴門教育大学の教職大学院遠隔教育プログラムの存在を知ったのです。当初は,大学院で学ぶのは難しいと考えていましたが,勤務を続けながら,修業年限を変更できる長期履修学生制度を活用し,マイペースで学びを進めることができるというカリキュラムに魅力を感じ,思い切って「鳴教」へ飛び込んでみました。 オンデマンドの授業では,いつでも・どこでも・何度でも授業を受けることができ,高次で最先端の知識を学ぶことができます。ZoomやMicrosoft Teamsを使った参加型・双方向型の授業では,様々なバックグラウンドを持つ全国の院生や,幅広い分野の専門性を持つ先生方とディスカッションができ,本当に刺激的です。夏期休業中には,大学や附属幼稚園で実際に先生や学生同士が対面し交流するスクーリングにも参加できました。遠隔であっても,同じ志を持った仲間がいることを感じられ,繋がり合うことができています。 パソコンに不慣れで入学後の手続きに困ったときも,わかるまで何度も丁寧に教えていただきました。専任のアドバイザーの先生が,いつも授業の進捗状況や課題について心配りしてくださり,学修上その他の課題にも対応してくださります。遠隔であっても手厚いサポートとご指導で,安心して学べる環境を整えていただいていることを実感しています。 仲間や先生方に励まされ支えていただきながら,「大学院で学んだことを現場の教育改善に還元できる。」ことに,働きながら学ぶ意義を感じております。鳴門教育大学大学院での学びは,私の人生においてかけがえのない時間となっています。

    (2023年2月掲載)

  • 阪口 詩菜さん

    阪口 詩菜さん

    令和4年度入学生
    幼児教育コース
    兵庫県 私立認定こども園 教頭

    自分のペースで柔軟に学べます!

     昨年度,教頭職を命ぜられ,幼児教育や組織マネジメントについて深く学ぶ機会を探していました。勤務先の近くにも教職大学院があったのですが,勤務後の遅い時間に大学まで足を運んで学ぶことに不安があり,なかなか一歩を踏み出せずにいました。そんな時,鳴門教育大学に「教職大学院遠隔教育プログラム」があることを知り,働きながら遠隔教育システムを活用することで柔軟な学びができるというところに魅力を感じ,受験を決意しました。授業では,最新の教育課題について,理論と実践が融合された実践的な学びが提供されています。また,全国の学校(園)から集まった現職教員と,オンライン授業やスクーリングを通して情報交換や交流ができます。専攻・コースの先生方,授業の先生方もやさしく丁寧に指導をしてくださいます。また,遠隔プログラム専任のアドバイザーの先生が在籍しており,パソコンや各種ソフトの操作に困った時や,授業内容について質問がある時など,手厚いサポートを受けることもできます。オンラインが不慣れでも安心して学べ,自分の生活スタイルにあった学修ができるので,本当に入学してよかったと思っています。

    (2022年9月掲載)

学校づくりマネジメントコース
  • 吉田 義則さん

    吉田 義則さん

    令和6年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    岡山県 公立特別支援学校 校長

    学校運営の改善に向けた新たな学びを得ることができます!

     私は特別支援学校の管理職として,支援が必要な子どもたちに最適な学びと環境を提供するために,常に新しいアプローチを模索してきました。その中で、教育現場におけるリーダーシップや学校マネジメントの重要性を強く感じ,これまでの現場での経験を活かしつつ,さらに高度なマネジメントスキルを習得したいと考え,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」での学びを選びました。
     特別支援学校では,生徒や保護者の多様なニーズに対応する中で,教職員がチームとして一丸となり,子どもたち一人ひとりのニーズに応じた教育を提供するための学校全体の組織力とマネジメントスキルが不可欠です。このプログラムでは,学校運営に必要な理論や実践的なスキルを体系的に学ぶことができる点が非常に魅力的です。さらに,遠隔教育という形式により,現職の教員として働きながらも学び続けられる柔軟な学習環境が提供されており,日々の業務に支障をきたすことなく自己研鑽を積むことが可能です。また,全国の現職教員や指導教員との双方向型のオンライン授業での交流やディスカッションを通じて,異なる地域や学校の事情,教育への取り組みについて多くの刺激を受けると共に,新たな視点でのアプローチや実践的なアイデアを得ることができています。この新たな学びを学校運営に活かし,より良い教育環境の実現に向けた教職員の連携や教育の質の向上に努めていきたいと考えています。

    (2025年2月掲載)

  • 若竹 光司さん

    若竹 光司さん

    令和5年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    在外教育施設 教諭

    プログラムのメリットを存分に活用しています!

     私は現在,在外教育施設で勤務をしております。在外教育施設とは,海外に在留する日本人の子どものために,学校教育法に規定する学校における教育に準じた教育を実施することを主たる目的として海外に設置された教育施設をいいます。
     目の前にいる児童生徒のために,自分には何ができるのか。共に働く同僚や学校のために,もっと確かな力を身につける必要があるのではないか。 今まで現場で積み重ねてきた実践を自分の中で整理し,理論や根拠と融合させ,より確かなものに進化させていきたいと考え,「教職大学院遠隔教育プログラム」での学びを選択しました。
     本プログラムは,まさに子どもにとっての在外教育施設と同じように,海外のような遠隔地で勤務しながらでも,最新の教育事情や教育課題を学ぶチャンスを与えてくださいました。 はじめは,時差のことなどもあり,学びを続けていくことができるかなと,不安な気持ちがありました。 しかし,学修を進めていく中で,様々な状況下で学ぶ同志の存在や,親身に話を聞いてくださる先生方のおかげで,その不安は払拭されました。 実際の講義では,何度でも視聴を繰り返すことのできるオンデマンドでの講義やレポート課題等,柔軟な対応のおかげで,無事に学修を続けることができています。

    (2023年9月掲載)

  • 古島 尚弥さん

    古島 尚弥さん

    令和4年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    大阪府 私立高等学校 教諭

    忙しくて学びを諦めていた先生がチャレンジできる環境がここにあります!

     私は現在,勤務先においてコース長という役職で,管理職と先生方を繋ぐ役割を担っています。一方で市の教育委員として,小・中学校を中心とした地域の教育に関わる仕事にも従事しています。ミドルリーダー世代の教員として,授業改善,学校運営,そして地域との連携等に携わっていく中で,「学校マネジメント」の重要性を再認識するようになり,専門的な知識や実践力を身につけたいという思いが強くなりました。「教職大学院遠隔教育プログラム」では,仕事の環境を変えずにオンラインで専門的な学びができることに魅力を感じ,入学を決意しました。  オンラインでの学びについては当初不安もありましたが,仕事の状況に合わせて学べるよう柔軟な設計がされているので,「スキマ時間」を利用して少しずつ学びを進めることができています。ゼミも充実しており,担当の先生が様々な理論の紹介をしながら伴走してくださるので,現場の課題を共有しながら,その解決に向けての具体的取組をじっくりと検討していくことができます。学んだことを,勤務校での「即実践」へと繋げることができるのは,「遠隔生」ならではのメリットだと思います。またテレビ会議等を通して,同じコースの通学の院生さんとの交流もあるので,異校種間だけでなく,「通学」と「遠隔」とのクロスオーバーという学び方も,本当に刺激的です。 現在私は現職教員をしながら大学院で学び,他にも,自治体・海外・ベンチャー・バスケットボール等をキーワードにした「パラレルキャリア」を実践しています。また2022年10月にはVUCA時代を生き抜く新たな教員像について提案した『パラレルティーチャー』(UTSUWA出版)を出版いたしました。「学びたい先生」が全力でチャレンジできるこの環境で実践研究を続け,急激な社会の変化に柔軟に対応できる子どもたちを育成するための知識や技能を修得し,勤務校と地域の教育の発展に幅広く貢献したいと思っています。

    (2023年2月掲載)

  • 長島 真弓さん

    長島 真弓さん

    令和4年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    神奈川県 公立小学校 副校長

    学んだ知識を学校改善に繋げることができます!

     私は「教職大学院遠隔教育プログラム」を利用して,現職のまま大学院で学んでいます。教師としての本来の職務を続けながら,多岐にわたる最新の理論を学べるところが,このプログラムの最大の魅力です。そして,学んだ知識や方策を,校内の状況に合わせて,すぐに実践へと繋げることもできます。私は,「地域学校連携活動」を研究テーマにしていますが,勤務校の様々なミッションや課題について,ゼミの先生に相談し,アドバイスをいただきながら学校改善と研究に取り組んでいます。親身になって話を聞いてくださり,適切なご指導をいただける大学院の先生方には,感謝の気持ちでいっぱいです。対面での授業しか想像できなかった私ですが,コロナ禍の中で,所属校の児童達や自分の子どもが,オンラインで学んでいる姿を見て,私自身も十分に学ぶことができると確信し,プログラムの申請を決意しました。前期を終えての感想ですが,働きながら学ぶことは容易ではありません。どうしても時間が限られていますので,仕事上の急な対応や家庭での小さなトラブルが予定していた授業への参加を妨げることもあります。それでも,オンデマンドで授業を繰り返し視聴できることや,代替講義(課題)等,柔軟な体制のおかげで,無事に学修を続けることができています。全国の院生さんと意見交換や交流ができる機会も多く,「オンライン」でありながら,まるで「オフライン」の環境で学んでいるような感じがしています。

    (2022年9月掲載)

生徒指導コース
  • 浅井 義邦さん

    浅井 義邦さん

    令和4年度入学生
    生徒指導コース
    東京都 公立中学校 教諭

    担当の先生と対話をしながら実践研究を進めることができます!

     教職大学院遠隔教育プログラムを受講して3年目となります。今年度は特別支援教育に関する最終成果報告書のまとめに取り組んでいます。本プログラムのよいところは「オンラインで担当の先生と対話をしながら実践研究を進めることができること」です。私は入学2年目に,担当の先生から「鳴門教育大学学校教育実践研究」へ論文を投稿してみないかと声をかけていただきました。論文投稿は初めてだったので不安はありましたが,先生の親身な指導のおかげで,完成させることができました。結果的に,この経験が論文を書くイロハを学ぶ機会となり,それ以後の実践研究の取組方に生かすことができています。また,大学の図書館で参考文献を自己負担なしで郵送してもらえるなど,可能な限り通学生と同じ学びの環境を用意してくれているのにも助かっています。

    (2025年2月掲載)

  • 小寺未来さん

    小寺 未来さん

    令和5年度入学生
    生徒指導コース
    広島県 公立小学校 教諭

    特別支援教育のプロフェッショナルを目指して

     私は大学卒業後,兵庫県で小学校教諭をしておりましたが,発達障害のある児童との関わりをきっかけに特別支援教育に興味を持つようになり,退職して国立大学の「特別支援教育特別専攻科」へと進み,特別支援学校教諭一種免許状(知的障害・肢体不自由・病弱)を取得しました。 教員採用試験を受け直し,現在は広島県の公立小学校で特別支援学級の担任をしています。 各種教育機関の講座や講習に参加し,昨年度は公認心理師の資格を,今年度は特別支援学校教諭二種免許状(視覚障害・聴覚障害)と幼稚園教諭二種免許状を取得しました。
     私の夢は特別支援教育のプロフェッショナルになることです。 各種資格取得に加え,発達支援や学校教育相談,臨床心理学的アプローチの仕方等について,理論的かつ実践的な学びや研究を進めたいと考え,鳴門教育大学教職大学院遠隔教育プログラムで学ぶことを決めました。
     1 年次は,共通科目の学修が中心になっていますが,後期から指導担当教員によるゼミがスタートしました。 勤務校での研究活動と自身の研究テーマが直結しているので,担当教員の指導・助言が,日々の授業実践に生かせています。
     夏季のスクーリングでは、仲間づくりをねらいとした開発的教育相談(構成的グループエンカウンター)を受講しました。 全国の先生方との授業づくりや実践交流を通して,視野やスキルが広がったと感じています。
     働きながら学べること,理論と実践を学べること,全国の教員と交流できること,伴走的に指導をしてくださる教授陣のお陰で,自校の課題を解決できること等,本プログラムは様々な魅力に溢れています。

    (2024年1月掲載)

  • 下村 康剛さん

    下村 康剛さん

    令和4年度入学生
    生徒指導コース
    広島県 公立高等学校 教諭

    理論と実践の往還を目指し,学びを深めていきたい

     これまでの自身の教育活動を振り返り,高等学校での生徒指導や特別支援教育について,より理解を深めたいと考え,教職大学院遠隔教育プログラムを受講しました。 入学して2年目の後期を迎えています。 入学当初,勤務しながら遠隔教育で学修できるか不安でしたが,教授陣や専任アドバイザーの指導,相談支援のおかけで,自分のペースで計画的に学ぶことができています。 2年次は専門教科,ゼミ,スクーリングを中心に受講しています。 担当教授によるゼミを受ける機会が増えますが,私の勤務に合わせて実施してくださり,大変助かっています。 ゼミでは研究の進め方や研究テーマに沿った多面的・多角的な視野で助言を頂いています。 指導助言されたことを即座に現場で実践できることが本プログラムの利点だと思います。
     日々の教育活動や部活動等に追われることもありますが,大学院での学びは私の教育実践を見つめ直す,良い機会になっています。 そして,全国で活躍されている先生方と関わりを持つことができ,私の学びの糧にもなっています。 これからも,理論と実践の往還を目指し,学びを深めていきたいと思います。

    (2023年9月掲載)

  • 大久保 光弘さん

    大久保 光弘さん

    令和4年度入学生
    生徒指導コース
    埼玉県 公立小学校 教諭

    教師の「プロフェッショナル」を目指したい

     先端技術と社会との高度な融合は,教育の世界でも大きな変革をもたらすと言われている「Society5.0」の時代をこれから迎えようとしています。子ども達はこの時代を生き抜くために必要な資質や能力を活用できることが必要と言われています。教師はそれに対応できる専門性を身に付けるために,学び続けていくことが必要だと考えていました。そこで出会ったのが,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」でした。本プログラムは,現職教員にとって働きながら学べる教育環境の最適化を実現したものです。日々教育活動をしながら,学校や実践自体を俯瞰的・客観的に考察し,実践課題に即して教育や学校に関する本質的・理論的理解に到達する「理論と実践の融合・一本化」ができるプログラムになっています。授業では,働きながら学修ができるように,音声付きのパワーポイントによる授業,双方向型のオンライン授業,オンデマンドによる動画配信,集中ゼミ,スクーリングなど様々な工夫が取り入られています。オンラインで繋がるので,他県や異校種の学修者ともクロスオーバーして協働的な学びもできます。大学院で確かな理論と様々な実践事例を修得し,教職の魅力と奥深さを探究し,教師の「プロフェッショナル」を目指していきたいと思います。

    (2022年9月掲載)

学習指導力・ICT教育実践力開発コース
  • 松井 峻さん

    松井 峻さん

    令和6年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    三重県 公立小学校 教諭

    「挑戦」できる環境を求めて

     日差しも和らぐ夕暮れ時,河川敷に車を停めて窓を開けます。気持ちの良い風が通り抜けていきます。頭の上には家路を急ぐ車の流れ,脇では犬の散歩やランニングに勤しむ人々。
     わたしはパソコンを取り出し,動画を再生します。「今日の課題は何だろう」ワクワクしながら目で見て聞いて,気になったところは巻き戻し,印象に残ったところはメモを取り,自分の頭の中を整理します。空にだんだん夜の気配がしてきます。そろそろ家路に着こうか。
     夕食と家事を済ませて,再びパソコンと向き合います。1つレポートを書いて,お疲れさまでした。これが,わたしの学修スタイルです。
     皆さんは,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」で,どのような学びを想像されますか?

    (2025年2月掲載)

  • 田中 茂道さん

    田中 茂道さん

    令和5年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    京都府 公立小学校 教諭

    大学院で学んだ理論や考えを目の前の子どもたちに活かせます

     私はこれまで公立小学校で4年間,ICT を活用した授業実践を行ってきました。 子どもたちが楽しく学ぶ姿が見受けられる一方で,「ICT を利活用することで学びが深まっているか」という問いに対し,はっきり答えられない自分がいました。 そして,経験値と自分の思いで展開していたそれまでの授業実践を,省察的に見直した結果,「子どもたちが豊かに学ぶICT を活用した授業ができるようになりたい」という思いが強くなりました。
     そこで大学院への入学を決意したのですが,まだ教職歴5年目の私は教師としてのキャリアをきちんと積み上げていくことの重要性も同時に感じており,休職して大学院に入学することには抵抗感がありました。 そんな時に,勤務校の回覧で鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」に出会ったのです。 このプログラムなら,働き続けることで得られる「実践知」と,大学院で学ぶ「理論知」の両方を,現場に還元することができます。 もちろん働きながら学ぶことは容易ではありません。 しかし,大学院で学んだ理論や考えをすぐ目の前の子どもたちに活かせる今の環境は,自らの成長のためにこの上ないものであると実感しています。 一人の教師として更なる高みをこの鳴門教育大学とともに目指したいと思います。

    (2023年9月掲載)

  • 原 和幸さん

    原 和幸さん

    令和4年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    愛知県 公立中学校 校長

    遠隔ならではの学びを実現できています。

     私は今まで15年間ほど,大学その他の関係機関と連携し,授業改善(体育科)に係る研究を続けてきました。実践を重ねるうちに,指導していただいたその一言一言が,どういう考え方に基づいているのか,その理論や背景を知ることの重要性を痛感するようになり,教職大学院への入学を決めました。 もうすぐ1年次を終えますが,やってみて想像以上の学びを得ることができていると感じています。今年度は共通科目を履修することにより,授業,生徒指導,学級経営,学校マネジメント,特別支援教育等の理論と実践を学びました。鳥瞰的な視野から教育活動や学校経営を省察することができ,勤務校の課題を抽出し,学校改善へと繋げることができています。 「教職大学院遠隔教育プログラム」とはどういったものなのか。若干の不安もありながらのスタートでしたが,自分なりのペースで計画的に学ぶことができます。全国の先生方とオンラインで意見交換や情報共有ができること,ゼミの先生とマンツーマンで情報のやりとりをしながら課題解決に向けた指導や助言をいただけることは,遠隔教育ならではのメリットです。 Society5.0やGIGAスクール構想に代表されるデジタル社会の進展の中,ICT機器はとにかく私たち教員が,実際に使ってみることが何より大切です。学習指導力の向上に向けて学びの本質を追究しつつ,そのために必然的にICT機器を活用することが,本コースの魅力だと思います。

    (2023年2月掲載)

  • 粂谷 健一郎さん

    粂谷 健一郎さん

    令和4年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    大阪府 公立高等学校 教諭

    学びの深化を目指して

     公立学校で7年間,「生徒の学びを深める」ことを一番の使命だと考え,国語の授業実践をしてきました。そこで出会った生徒たちは,今も日本のどこかで活躍しているのだとの思いを馳せながら,1年目より2年目,2年目より3年目という思いで,より良い授業実践を模索していました。しかし,より良い授業とは何か,果たして生徒の学びを深めることができているのかと自問自答することもありました。そのような中で,現在の勤務校での実践を深めたいと考え,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」での学びを選びました。大学院では,「理論と実践の融合・一体化」をキーワードにして学修に取り組んでいます。勤務校での教育活動を理論と照らし合わせ,理論から学んだことを勤務校に還元することが自分の使命であると考えています。日々の勤務校での多忙感もあり,日常に埋没してしまうこともありますが,勤務を終えた後,日本全国で活躍している他教科・他校種の先生方と学び合うことが,新たな学びを更に促してくれています。また,教授陣から様々な知見を取り入れ,多面的・多角的な視野で教育を考えることができます。現在の勤務校を離れることなく大学院で学ぶことは,学んだ理論を即座に実践に移すことができるという大きな利点があります。「生徒の学びを深める」ために,一教師として自らも学びを深めていく大学院生活はかけがえのない時間です。出会うはずのなかった全国から集まった仲間達(先生方),そして理論と実践を兼ね備えた教授陣との学びを,自己研鑽へと繋げていきたいと思います。

    (2022年9月掲載)

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鳴門教育大学 教務部入試課
TEL:088-687-6131
E-mail:nyushidaigakuin@naruto-u.ac.jp

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鳴門教育大学 教務部教務課
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