入学者の声

国語科教育コース
  • 鈴木 雅子さん

    鈴木 雅子さん

    令和7年度入学生
    国語科教育コース
    静岡県 公立高等学校 教諭

    遠隔教育で夢をリスタート

     私はこれまでの学びや実践を研究論文や実践報告にまとめたいと考え,大学院を志しました。勤務との両立や制度の壁で諦めかけていましたが,鳴門教育大学教職大学院の遠隔教育プログラムを知り飛びつくように受験しました。
     現在受講している必修科目では,動画や論文資料で学び,課題レポートを提出します。 生徒指導や学級経営などについて新たな知見を得るとともに,他の院生の素晴らしい実践を聞かせていただくことができました。また,国語科教育では指導教員の先生から研究や授業について直接御指導を受けています。先生方は子どもたちへの温かい思いと,教育への情熱にあふれる方ばかりで,この大学院で学べてよかったと感じています。
     私は文学部出身のため,今まで教育をまともに勉強してきませんでした。もっと早く教育を学んでいたら,もっと多くのことができたのにと後悔しています。このサイトを見たあなた。これは何かの運命です。鳴門教育大学教職大学院で,ぜひ一緒に学びましょう!

    (2025年11月掲載)

英語科教育コース
  • 松下 優子さん

    松下 優子さん

    令和7年度入学生
    英語科教育コース
    東京都 公立小学校 教諭

    仕事と学修との両立を目指して

     東京都の公立小学校で教職に就いて 22 年になり,現在は外国語専科として 7 年目を迎えています。児童の成長を間近で感じられること,一つの教科を深く追究できることに,日々やりがいと誇りを感じながら過ごしています。近年では,外部で講師を務める機会も増え,実践だけでなく理論も学びたいという思いから,昨年度,教職大学院への進学を目指すことにしました。「仕事を続けながら学びたいこと」「徳島県鳴門市出身であること」「豊富な教授陣がいらっしゃること」などを理由に,英語科教育コースの遠隔教育プログラムがある鳴門教育大学大学院を受験することを決めました。
     実際に入学してみると,最初は仕事との両立に不安もありましたが,分からないことがあれば教務課やアドバイザーの方々がすぐに教えてくださり,とても心強く感じています。遠隔での学びは,場所も時間も自分で選べるため,忙しい日々を送る私にとってぴったりの学び方だと思いました。リアルタイムでのオンライン授業では,大学教員や全国の現職の先生方からさまざまなお話を聞くことができ,刺激を受けています。オンデマンド型の学修では,動画を見ながら新しい知識を得て,自分の考えを整理する時間にもなっています。また,英語科教育コースは少人数制のため,ゼミの先生と 1 対 1 でじっくり学ぶことができ,質問もしやすく,学びが深まりやすい環境です。Teams を活用して通学生との交流もあり,お互いのいろいろな考えを知ることができ,遠隔であっても一人で学んでいるという感覚はありません。
     今は,鳴門教育大学大学院に入学して本当に良かったと心から感じています。これからも,小 学校の外国語専科としてのプロフェッショナルを目指し,研究に邁進していきます。

    (2025年11月掲載)

家庭科教育コース
  • 中尾 千恵さん

    中尾 千恵さん

    令和7年度入学生
    家庭科教育コース
    佐賀県 公立高等学校 教諭

    生徒の伴走者であり続けるために

     「家庭科教員として,生徒の伴走者でありたい」その思いを胸に,鳴門教育大学大学院での学びを決意しました。現場での実践と理論が結びつく瞬間に,日々ワクワクしながら学びを深めています。生徒たちのウェルビーイングの向上を目指し,より広い視点で生活を捉える力を育む家庭科の授業改善のため,学び直しをスタートしました。現職のまま遠隔教育プログラムを活用できる点は大きな魅力でしたが,当初は仕事との両立に不安もありました。しかし,大学教員やアドバイザーによる丁寧な支援,スクーリングでの仲間との交流に支えられ,安心して学び続けることができています。これからも,生徒と共に学び,共に成長する教育を追究し続けていきたいと強く感じています。

    (2025年12月掲載)

保健体育科教育コース
  • 唐澤 好彦さん

    唐澤 好彦さん

    令和7年度入学生
    保健体育科教育コース
    東京都 公立小学校 教諭

    学びの機会に感謝

     現在,「令和の日本型教育」の構築に向けて,子供たちの学びとともに教師自身の学びについても言及され,その姿が着目されています。自身のこれまでを振り返った際,小学校教員になり 20 年以上が経過し,現場での実践や教育行政の経験等を重ねてきました。職場や職責などが変わる中でも,「体育・健康教育」についての興味・関心は一貫して持ち続けており,研究授業の実践,同僚との協働などを通して,継続して関わっています。より専門性を高めるために,いつか大学院で学びたいと考えていましたが,時間や場所の制約などから現実的に学び続ける環境をイメージできませんでした。そんな中,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」で,保健体育科教育コースでも受入がはじまることを知りました。自分のライフスタイルに応じて学べる環境は絶好の機会だと考えました。
     4月から一歩ずつですが,オンライン・オンデマンド型の授業により自身のペースで学修を進めています。担当教員からの指導,アドバイザーからの支援,基礎科目や専門科目の授業受講,授業で紹介された書籍の講読など,これまで自身のみでは気付きえなかった多くの学びを得ることができています。担当教員とのセッションでは,オンラインでの相談はもとより,直接対面で対話する場も用意していただき,貴重な機会となっています。人との関わりを感じながら学べる体制も大きな魅力です。
      学修は始まったばかりですが,様々な人との関わりやご縁の中で学ぶ機会をいただいていることに感謝しながら,自身もこの学びをつないでいきたいと思います。

    (2025年12月掲載)

幼児教育コース
  • 入谷 寛枝さん

    入谷 寛枝さん

    令和7年度入学生
    幼児教育コース
    香川県 公立子育て支援センター副主幹 (前公立幼稚園 園長)

    「教育の一番札所」で出会う,学びの喜びと教育の本質 ~自分再生~

     私は保育の仕事が大好きで,今春に役職定年を迎えるまで,公立幼稚園やこども園で幼児教育に邁進してまいりました。子どもたちと過ごした時間は,かけがえのない宝物であり,子どもたちから教えられたことも山ほどあります。昨年度には,その思いを論文にまとめる機会がありました。その過程で,鳴門教育大学附属幼稚園の実践から生まれた『遊誘財』という概念が根底にあることに気づき,鳴門教育大学大学院で学んでみたいという思いが日に日に強くなりました。しかし,園長としての多忙な日々や県の仕事にも従事していたことから,大学院進学は難しいと半ば諦めかけていました。そんなとき「遠隔教育プログラム」の存在を知り,夢への道が開かれていったのです。
     教職大学院の遠隔教育プログラムは,仕事を続けながら自宅で学べるところが魅力で,生活スタイルを変えることなく,自分のペースで学習を進められます。ICTがそれほど得意ではない私にとっては,最初は不安もありましたが,大学には遠隔教育プログラム専任のアドバイザーの先生方が在籍しており,初歩的な質問にも丁寧に対応してくださるので,安心して学ぶことができています。教授陣も経験豊富で人間的にも魅力あふれる先生方ばかりで,何かあったときはすぐに相談でき〝守られている〟と感じています。
     授業はオンデマンドに加え,オンライン授業やスクーリングもあり,現役大学生や全国のなかま(現職教員等)とリアルタイムで学び,交流する機会も得られます。私は今「最新の教育」に触れながら,「教育の根幹」を改めて学び直し,自主的に学ぶことの楽しさを日々実感しています。園長時代に悩んだことも,ここでなら解決の糸口が見つけられたと感じています。
     これからも幼児教育を極めていきたいという夢を軸として,県内外のなかまと保育の魅力ややりがいを分かち合っていきたいと考えています。社会が大きく変化する中で,真の幼児教育を求めて模索されている先生方へ…激務の毎日かと拝察しますが,躊躇せず,一歩を踏み出されてはいかがでしょうか。鳴門教育大学遠隔教育プログラムが,その一歩を力強く支え,ご自身の新しい扉が開かれるはずです。      

    (2025年11月掲載)

  • 前田 剛史さん

    前田 剛史さん

    令和6年度入学生
    幼児教育コース
    徳島県 公立幼稚園 教諭

    わくわくに出会える毎日

     私は,子どもたちと共に「わくわくに出会える毎日へ」を合い言葉として,日々の保育に取り組んできました。実践知の構築を図る上で鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」という制度があることを知り,ここなら自分が実践してきたことを理論化し研究できると考え,入学を決意しました。
     本プログラムは,履修するに当たって,年度初めの慌ただしい時期には仕事量を考慮した日程が組まれています。また,コースの先生方や選任のアドバイザーの方々の経験に裏付けされたアドバイスがあり,遠隔ならではの不安な面に対してのサポートが手厚く,仕事と学びの両立を実現することができています。
     学びの形態は,オンデマンド型やリアルタイム型があり,ICTを活用しながら,時間に縛られない形で受講することが可能となっています。コースの先生方からの質の高い学びはもちろんのこと,全国から集まった学生との協働的な学びが提供されたり,附属園の最先端の実践が学べたり,また他校種の先生と学び会う機会が設けられたりと,学びを深めるための様々なアプローチが魅力的です。理論と実践に裏付けされた幼児教育の本質を学び,明日には自己の実践に活かすことができるハイスペックな学びは,私自身だけでなく,同僚と語ることで勤務園にとっても貴重な学びの場となり,職員の資質向上にもつながっているように思われます。
     本プログラムでの学びから,出会いを大切に,様々な人とふれあい,見方や考え方を広げ,学びを分かち合う中で,保育者として「あの人ならば」と信頼されるよう幼児教育に貢献したいと考えています。

    (2025年2月掲載)

  • 宮井 智子さん

    宮井 智子さん

    令和5年度入学生
    幼児教育コース
    千葉県 私立幼稚園 主任

    セカンドキャリアを見据えた集大成の学び

     ベテランと呼ばれるようになってから大学で学び直しをし,理論と実践が結びついていくことの面白さに気付きました。 そして管理職となった現在は,自身の保育観も含め,園の教育課題の見直しに着手しながら後進を育てています。 その中で,自分なりの考えや進め方では自信が持てず,新たな導きが欲しいと考え,「学ぶなら教職大学院で!」と決めていました。 今の生活スタイルを崩すことなく学べる教職大学院遠隔教育プログラムと,経験豊かな実務家教員からの指導という点に興味を持ったのが,「鳴教」を選んだ理由です。
     大学院は,“遠隔”であっても垣根が低く,とてもアットホームであり,丁寧な指導を受けることができます。 質問メールに即座に対応してくださる教授陣,学修上の支援をしてくださるアドバイザーの先生(教職大学院修了生の先輩)が心強い味方です。 オンラインでつながる現職院生と学卒院生が意見を交換できる授業があったりと,多様性のある学びも「鳴教」の魅力でしょう。
     私は,自分自身のセカンドキャリアを見据え,保育のプロフェッショナルを目標に,集大成としての学びを自園にどう落とし込み実践していくのか,研究を深めていき未来の幼児教育を創る一端になりたいと考えています。 スタートや目標は人それぞれです。 それを叶えるべく,皆さんも鳴門教育大学で学んでみませんか?

    (2023年9月掲載)

  • 阪口 詩菜さん

    阪口 詩菜さん

    令和4年度入学生
    幼児教育コース
    兵庫県 私立認定こども園 教頭

    自分のペースで柔軟に学べます!

     昨年度,教頭職を命ぜられ,幼児教育や組織マネジメントについて深く学ぶ機会を探していました。勤務先の近くにも教職大学院があったのですが,勤務後の遅い時間に大学まで足を運んで学ぶことに不安があり,なかなか一歩を踏み出せずにいました。そんな時,鳴門教育大学に「教職大学院遠隔教育プログラム」があることを知り,働きながら遠隔教育システムを活用することで柔軟な学びができるというところに魅力を感じ,受験を決意しました。授業では,最新の教育課題について,理論と実践が融合された実践的な学びが提供されています。また,全国の学校(園)から集まった現職教員と,オンライン授業やスクーリングを通して情報交換や交流ができます。専攻・コースの先生方,授業の先生方もやさしく丁寧に指導をしてくださいます。また,遠隔プログラム専任のアドバイザーの先生が在籍しており,パソコンや各種ソフトの操作に困った時や,授業内容について質問がある時など,手厚いサポートを受けることもできます。オンラインが不慣れでも安心して学べ,自分の生活スタイルにあった学修ができるので,本当に入学してよかったと思っています。

    (2022年9月掲載)

学校づくりマネジメントコース
  • 羽生 光佑さん

    羽生 光佑さん

    令和7年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    東京都 公立中学校 主幹教諭

    全国の受講生が「メタバース空間」で集っています!

     自身の教職キャリアをより実りあるものにするため,教職大学院遠隔教育プログラムに入学しました。現在,勤務校の組織開発に関する実践研究に取り組んでいます。
     遠隔教育プログラムは「働きながら学べる」という利点がある一方,他の受講生とのつながりが希薄になるという課題もあります。そこで,私は大学が用意してくれたメタバース空間に着目し,受講生が交流できる機会(ルーム)を立ち上げました。2週に1度のペースで,所属コースの受講生がルームに集合し,学び合いや情報交換をしています。それぞれの実践や悩みを語り合う中で,孤独や不安が和らぎ,学びや仲間意識が深まっていくのを感じます。      
     夏に行われたスクーリングでの出会いもまた,志を同じくする仲間と共に学ぶ喜びを実感できる貴重な機会でした。今後も,全国の先生方と交流し,視野や考え方を広げていけたらと考えています。     

    (2025年11月掲載)

  • 吉田 義則さん

    吉田 義則さん

    令和6年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    岡山県 公立特別支援学校 校長

    学校運営の改善に向けた新たな学びを得ることができます!

     私は特別支援学校の管理職として,支援が必要な子どもたちに最適な学びと環境を提供するために,常に新しいアプローチを模索してきました。その中で、教育現場におけるリーダーシップや学校マネジメントの重要性を強く感じ,これまでの現場での経験を活かしつつ,さらに高度なマネジメントスキルを習得したいと考え,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」での学びを選びました。
     特別支援学校では,生徒や保護者の多様なニーズに対応する中で,教職員がチームとして一丸となり,子どもたち一人ひとりのニーズに応じた教育を提供するための学校全体の組織力とマネジメントスキルが不可欠です。このプログラムでは,学校運営に必要な理論や実践的なスキルを体系的に学ぶことができる点が非常に魅力的です。さらに,遠隔教育という形式により,現職の教員として働きながらも学び続けられる柔軟な学習環境が提供されており,日々の業務に支障をきたすことなく自己研鑽を積むことが可能です。また,全国の現職教員や指導教員との双方向型のオンライン授業での交流やディスカッションを通じて,異なる地域や学校の事情,教育への取り組みについて多くの刺激を受けると共に,新たな視点でのアプローチや実践的なアイデアを得ることができています。この新たな学びを学校運営に活かし,より良い教育環境の実現に向けた教職員の連携や教育の質の向上に努めていきたいと考えています。

    (2025年2月掲載)

  •    
  • 若竹 光司さん

    若竹 光司さん

    令和5年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    在外教育施設 教諭

    プログラムのメリットを存分に活用しています!

     私は現在,在外教育施設で勤務をしております。在外教育施設とは,海外に在留する日本人の子どものために,学校教育法に規定する学校における教育に準じた教育を実施することを主たる目的として海外に設置された教育施設をいいます。
     目の前にいる児童生徒のために,自分には何ができるのか。共に働く同僚や学校のために,もっと確かな力を身につける必要があるのではないか。 今まで現場で積み重ねてきた実践を自分の中で整理し,理論や根拠と融合させ,より確かなものに進化させていきたいと考え,「教職大学院遠隔教育プログラム」での学びを選択しました。
     本プログラムは,まさに子どもにとっての在外教育施設と同じように,海外のような遠隔地で勤務しながらでも,最新の教育事情や教育課題を学ぶチャンスを与えてくださいました。 はじめは,時差のことなどもあり,学びを続けていくことができるかなと,不安な気持ちがありました。 しかし,学修を進めていく中で,様々な状況下で学ぶ同志の存在や,親身に話を聞いてくださる先生方のおかげで,その不安は払拭されました。 実際の講義では,何度でも視聴を繰り返すことのできるオンデマンドでの講義やレポート課題等,柔軟な対応のおかげで,無事に学修を続けることができています。

    (2023年9月掲載)

  • 長島 真弓さん

    長島 真弓さん

    令和4年度入学生
    学校づくりマネジメントコース
    神奈川県 公立小学校 副校長

    学んだ知識を学校改善に繋げることができます!

     私は「教職大学院遠隔教育プログラム」を利用して,現職のまま大学院で学んでいます。教師としての本来の職務を続けながら,多岐にわたる最新の理論を学べるところが,このプログラムの最大の魅力です。そして,学んだ知識や方策を,校内の状況に合わせて,すぐに実践へと繋げることもできます。私は,「地域学校連携活動」を研究テーマにしていますが,勤務校の様々なミッションや課題について,ゼミの先生に相談し,アドバイスをいただきながら学校改善と研究に取り組んでいます。親身になって話を聞いてくださり,適切なご指導をいただける大学院の先生方には,感謝の気持ちでいっぱいです。対面での授業しか想像できなかった私ですが,コロナ禍の中で,所属校の児童達や自分の子どもが,オンラインで学んでいる姿を見て,私自身も十分に学ぶことができると確信し,プログラムの申請を決意しました。前期を終えての感想ですが,働きながら学ぶことは容易ではありません。どうしても時間が限られていますので,仕事上の急な対応や家庭での小さなトラブルが予定していた授業への参加を妨げることもあります。それでも,オンデマンドで授業を繰り返し視聴できることや,代替講義(課題)等,柔軟な体制のおかげで,無事に学修を続けることができています。全国の院生さんと意見交換や交流ができる機会も多く,「オンライン」でありながら,まるで「オフライン」の環境で学んでいるような感じがしています。

    (2022年9月掲載)

生徒指導コース
      
  • 匿名希望

    令和7年度入学生
    生徒指導コース      
     ※ご本人の希望により氏名は掲載していません

    現職教員を支える学びの道

     私は教育活動の中で、教育相談や教育心理学への関心をもち、いつか時間をかけて学びたいという思いを抱いていました。県の長期研修や大学院通学も検討しましたが、職場を離れることへの不安や、その後の働き方が希望通りにならない可能性を考えると、一歩踏み出せずにいました。
     そんな折、知人から鳴門教育大学院の遠隔プログラムのことを聞き、願いが現実味を帯びました。今の仕事を続けながら学べる点や、学んだことを現場ですぐに実践できる点に魅力を感じています。
     生徒指導、学級経営、情報教育といった専門分野の講義を通し、これまで経験や感覚に頼っていたことを痛感しました。裏付けとなる確かな理論は、日々の指導において揺るぎないお守りになると感じています。私は一つの講義内容を理解し、課題作成まで終えてから、次のステップに進みたいと考えています。そのため平日にはあまり進められず、休日 に集中して取り組むことが多いです。多忙な時期には予定通りにならないこともありますが、自分のペースで調整できるところも遠隔プログラムの利点です。
     また、双方向のオンライン授業やスクーリングで関わる現職教員の方々や大学院生の方々の意欲に刺激をもらっています。そして、生徒指導コースの先生方が話を丁寧に聞いてくださり、熱心に導いていただけることは大きな励みになっています。受講前のパソコン操作への不安も、アドバイザーの方のサポートと演習で解消できています。
     このプログラムがさらに広まり、学びたいと願う現役の先生方の確かな選択肢となることを心から願っています。

    (2025年12月掲載)

  • 小寺未来さん

    小寺 未来さん

    令和5年度入学生
    生徒指導コース
    広島県 公立小学校 教諭

    特別支援教育のプロフェッショナルを目指して

     私は大学卒業後,兵庫県で小学校教諭をしておりましたが,発達障害のある児童との関わりをきっかけに特別支援教育に興味を持つようになり,退職して国立大学の「特別支援教育特別専攻科」へと進み,特別支援学校教諭一種免許状(知的障害・肢体不自由・病弱)を取得しました。 教員採用試験を受け直し,現在は広島県の公立小学校で特別支援学級の担任をしています。 各種教育機関の講座や講習に参加し,昨年度は公認心理師の資格を,今年度は特別支援学校教諭二種免許状(視覚障害・聴覚障害)と幼稚園教諭二種免許状を取得しました。
     私の夢は特別支援教育のプロフェッショナルになることです。 各種資格取得に加え,発達支援や学校教育相談,臨床心理学的アプローチの仕方等について,理論的かつ実践的な学びや研究を進めたいと考え,鳴門教育大学教職大学院遠隔教育プログラムで学ぶことを決めました。
     1 年次は,共通科目の学修が中心になっていますが,後期から指導担当教員によるゼミがスタートしました。 勤務校での研究活動と自身の研究テーマが直結しているので,担当教員の指導・助言が,日々の授業実践に生かせています。
     夏季のスクーリングでは、仲間づくりをねらいとした開発的教育相談(構成的グループエンカウンター)を受講しました。 全国の先生方との授業づくりや実践交流を通して,視野やスキルが広がったと感じています。
     働きながら学べること,理論と実践を学べること,全国の教員と交流できること,伴走的に指導をしてくださる教授陣のお陰で,自校の課題を解決できること等,本プログラムは様々な魅力に溢れています。

    (2024年1月掲載)

学習指導力・ICT教育実践力開発コース
  • 石戸谷 和利さん

    石戸谷 和利さん

    令和7年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    北海道 公立小学校 教諭

    なぜ今,教職大学院遠隔教育プログラムで学ぶのか。Society5.0を見据え,「理論と実践の往還」で自分をアップデートする日々

     社会がSociety5.0に向かう中,生成AIやICTを活用した子ども中心の学びが求められ,研究主任として,自身の授業力向上はもちろん,学校組織全体の授業観・指導観をアップデートしたいという強い思いから,本大学院の「学習指導力・ICT教育実践力開発コース」に遠隔教育プログラムで入学しました。
     このプログラムの最大の魅力は,多忙な学校業務と両立させながら,自分のペースで学べるところです。メタバースを活用した講義もあり,全国の仲間とオフラインさながらの感覚で多様な実践や考えに触れることができます。講義で学んだ最新の理論をすぐに自分の授業で試し,そこでの課題を大学院に持ち帰って学び直す。このような「理論と実践の往還」をすぐに実現することができるとともに,知識や経験を確かな力に変えられる点が本プログラムの最大のメリットだと感じています。
     学習指導力・ICT教育実践力開発コースでは,最新の教育動向や授業づくりについてインプットできるだけでなく,先生方が学生の研究に丁寧に伴走してくださるため,探究的に学びを深めることができます。新しい時代の教育に向け,自身の授業づくりや学校全体の授業づくりをアップデートしたいと考える方にとって,本コースでの学びは非常に有意義なものになるはずです。私も,未来を支える子ども達を育てる一人として,理論と実践の往還を意識し,日々自分をアップデートし続けていきます。

    (2025年11月掲載)

  • 松井 峻さん

    松井 峻さん

    令和6年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    三重県 公立小学校 教諭

    「挑戦」できる環境を求めて

     日差しも和らぐ夕暮れ時,河川敷に車を停めて窓を開けます。気持ちの良い風が通り抜けていきます。頭の上には家路を急ぐ車の流れ,脇では犬の散歩やランニングに勤しむ人々。
     わたしはパソコンを取り出し,動画を再生します。「今日の課題は何だろう」ワクワクしながら目で見て聞いて,気になったところは巻き戻し,印象に残ったところはメモを取り,自分の頭の中を整理します。空にだんだん夜の気配がしてきます。そろそろ家路に着こうか。
     夕食と家事を済ませて,再びパソコンと向き合います。1つレポートを書いて,お疲れさまでした。これが,わたしの学修スタイルです。
     皆さんは,鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」で,どのような学びを想像されますか?

    (2025年2月掲載)

  • 田中 茂道さん

    田中 茂道さん

    令和5年度入学生
    学習指導力・ICT教育実践力開発コース
    京都府 公立小学校 教諭

    大学院で学んだ理論や考えを目の前の子どもたちに活かせます

     私はこれまで公立小学校で4年間,ICT を活用した授業実践を行ってきました。 子どもたちが楽しく学ぶ姿が見受けられる一方で,「ICT を利活用することで学びが深まっているか」という問いに対し,はっきり答えられない自分がいました。 そして,経験値と自分の思いで展開していたそれまでの授業実践を,省察的に見直した結果,「子どもたちが豊かに学ぶICT を活用した授業ができるようになりたい」という思いが強くなりました。
     そこで大学院への入学を決意したのですが,まだ教職歴5年目の私は教師としてのキャリアをきちんと積み上げていくことの重要性も同時に感じており,休職して大学院に入学することには抵抗感がありました。 そんな時に,勤務校の回覧で鳴門教育大学の「教職大学院遠隔教育プログラム」に出会ったのです。 このプログラムなら,働き続けることで得られる「実践知」と,大学院で学ぶ「理論知」の両方を,現場に還元することができます。 もちろん働きながら学ぶことは容易ではありません。 しかし,大学院で学んだ理論や考えをすぐ目の前の子どもたちに活かせる今の環境は,自らの成長のためにこの上ないものであると実感しています。 一人の教師として更なる高みをこの鳴門教育大学とともに目指したいと思います。

    (2023年9月掲載)

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鳴門教育大学 教務部入試課
TEL:088-687-6131
E-mail:nyushidaigakuin@naruto-u.ac.jp

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鳴門教育大学 教務部教務課
TEL:088-687-6692
E-mail:daigakuin@naruto-u.ac.jp