“化学者C助教授の一日”の真相

学園だより第28号 私の研究室

“化学者C助教授の一日”の真相


環境化学,環境教育

 環境化学は,環境の状態を分析するための方法論や,実際に環境分析を行う学問分野である。環境分析というのは,要するに複雑な自然環境の一側面を取り出してその状態を把握しようというのである。従って,環境分析の結果の善し悪しの判断,つまり環境が汚染されているかどうかという判断は多分に政治的なものであって,自然科学の立場から判断することはできない。

 その意味からも環境教育というのは化学教育の言葉ではなくてより広い立場からのものでなくてはならない。ちなみに筆者の兄は某高等学校で日本史の教師をしているが,総合科目としての環境教育も担当している。


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