Flash アクション・スクリプト講座 〜その5〜

【【カーソルを追うダストのような物を作る】】


Flash再生エリア内に入ったカーソルを
他の小さな物体が追いかける「呪文(アクション・スクリプト)」。


まずFlashを立ち上げ「Action Script 2.0」で画面を新規作成する。


1、カーソルを追いかけさせたい絵柄を「グラフィックシンボル」として作る。
(ここでは六芒星を作り「六芒星」と名付けている)


2、次に六芒星のグラフィックシンボルを使い「ムービークリップシンボル」を作る。
(ここでは時計回りに回らせ「回る六芒星」と名付けている)


3、Flashの主で舞台である「シーン」上に、ライブラリから「回る六芒星」を配置し、
画面上の「回る六芒星」を指定し、
アクションタブを開き、以下のスクリプトを記入する。

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onClipEvent (enterFrame) {
if (this._x<_root._xmouse) {
this._x += 9;
} else {
this._x -= 9;
}
if (this._y<_root._ymouse) {
this._y += 9;
} else {
this._y -= 9;
}
}

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上のスクリプトの中の「数字」つまり「9」と記されている4カ所を
大きな数字にすると、素早く駆けつける。
小さな数字にすると、ゆっくり駆けつける。


同じムービークリップを「シーン」上に幾つかコピーして、
それぞれのスクリプト内の数値を変えてやれば、
時間差でカーソルの元に集まってくる「ダストのような物」を作ることができる。


<例>
5つ「ムービークリップ(ライブラリでは同じ物で良い)」を「シーン」上に用意しておき、
それぞれ「プロパティ」の「カラー効果」の「スタイルー着色」で色に変化をつけておく。

それぞれのスクリプトの数値を、8, 6, 4, 2, 1.5,と入力して、
この状態で「メニュー」→「制御」→「シーンプレビュー」を行うと、
再生画面上に入ったカーソルに、色の違う「回る六芒星」が時差をおいて着いてくる。


さて、ところがであ〜る。
上のスクリプトだとややガタガタする動きで追ってくるのが判ると思う。
そこで、以下に、もう少しヌメッと追ってくれる別のスクリプトを紹介しておく。

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onClipEvent(load){
var xMov =5;
var yMov= 5;
}

onClipEvent(enterFrame){
_x += _xmouse / xMov * Math.sin(1);
_y += _ymouse / yMov * Math.sin(1);
}

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こちらのスクリプトも「5」と記入されている2カ所を他の数値に入れ替えればスピードが変わるが、
上で紹介したスクリプトと違う点は、
大きな数字にすると、ゆっくり駆けつけ
小さな数字にすると、素早く駆けつける、
という点だ。


<例>それぞれのスクリプトの数値を、5, 10, 15, 20, 25, と入力してみよう。


とりあえず具体的に記入して、修正しながら調節しよう。


では、楽しくクリエイトしてくれたまえ〜!