笠井 洋氏(徳島市立八万中学校))
- 八万中学校の水泳教育事情について。源純夏の出身中学だが、水泳部があることはあるが部員は1名。学校での活動はしていない。
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在籍人数800人くらい、一学年7クラスぐらい。25メートルプールあり。水泳教育を実施している期間は6月の中旬くらいから7月の中旬くらいまで。昨年度までは6月の中旬から行っていたが、今年からは学校週5日制ということで期末テストの日程であるとかそういったものが早まったため水泳の授業も遅れるようになる。体育の授業時間も105時間から90時間に削減のため水泳にあてる時間が9〜10時間になる。
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夏休み期間はプールを10日くらい解放している。監視の先生がついているけれども、泳ぎにくる子はほとんどいない。
- 水泳の授業について、水泳部はあるが放課後プールを使っているということはない。プールを使うのは体育の授業だけとなっている。
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課題1について、最初の着替え・水泳・後の着替えということを考えると一時間の授業の中で水泳ができるのは30分程度となる。非常に短短い時間だが、見学者が1年生は非常に少なく、8〜9割は参加している。しかし、2・3年生になると特に女子にみられるのだが見学者が増えてくる。ひどいクラスになると女子が20人いて泳いでいるのは5〜6人というクラスもある。
- 授業の中で体育の教員が共通理解しているのは、ある程度の時間(5〜10分)を最初は速さを競うのではなくて泳がせる。そして、残りの時間を自由時間にしているところがある
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見学者の管理について、プールに入って泳げない子どもの指導をしていたら、見学者がいつの間にか外に出て行って校舎のほうまで行っているとか、男子が女子の更衣室に入ってしまっていたということがあるため、教師が門番のように監視しなくてはならないようなクラスもある。そのため、教師がプールサイドで腕を組んで見ているという状態があったりする。
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課題3について、スイミングスクールに通っている子どもと、ほとんど泳げない子どもが混在していて、泳げない子どもに重点をおいて指導しているので、泳げる子どもは泳がせておくというのが現状である。