電卓(タイガー) 昭和の中期に広く利用された手回し計算器は,当時としては画期的な計算具であったが,徐々に電動化の波が押し寄せてきた。 手で回すのは体力が必要なため,数値を設定してスイッチを押すと,かなり大きな音を発して歯車が電動で回転し,体力を使わないで計算することが可能となった。 その後は電子回路での電卓に変わり,音も静かで演算も速い機器として向上した。 展示品は1960年代のタイガーの電気で動く機械式計算器である電動計算器である。