ワークステーション ワークステーションは個人利用のパーソナルコンピュータとは異なり,Ethernetを介して複数人が個々の端末から一度に利用できるマルチユーザ・マルチタスク機能を持ったUNIXマシンである。 価格は1000万円前後のものが多く,展示物の最初の2枚のボードはNOVAコンピュータのCPUボードとメモリボードである。 後期のNOVAコンピュータのメモリはICメモリが用いられたが,初期の機種ではコアメモリも一部で使われていた。 展示物の3番目と4番目のワークステーションはRISCプロセッサPA-RISCが組み込まれたHP 715とHP 735である。 展示物の5番目の端末はX-Window端末と呼ばれるもので,個人のX-Window端末からHP 715やHP 735等のワークステーションにネットワーク接続して利用されていた。 展示物の6番目のコンピュータはSun SPARCstationで,ワークステーションが小型のラップトップ形式となり個人利用化した事例である。 展示物の7番目のコンピュータは,RealTimeUNIXが動作するVx-Worksで,実時間処理が必要な計測・制御用として利用されていた。