ローマそろばん ローマそろばんは古代ローマ時代に掌に乗る大きさのそろばんが用いられ,発掘物はローマのテルミニ駅直ぐ近くのマッシモ館に展示されている。 発掘物のそろばんの写真から3次元プリンタで造形したものが下図である。 時代は古く文明の発展の歴史の中での初期の計算器具であるが,ギリシアのサラミスのアバカスと比べてどちらが古いかは明確でない。 個人的な想像ではあるが,計算機器は最初に政治用に大きな機器が作られ,徐々に一般市民が使えるように小型化して普及した傾向があるため,サラミスのアバカスの方が歴史的には古いと思われる。