imageクラスの利用方法


ヘッダファイル名:eps-header.hh

コンストラクタ:

image()    画像領域は確保しない。

image(プレーン数,ライン数,ピクセル数)    プレーン数×ライン数×ピクセル数分の画像領域を確保する。プレーン数が1のときグレースケール画像,3のときカラー画像となる。

 

デストラクタ:

もし画像領域が確保されていれば,すべて解放する。

 

画像の大きさの取得:

get_nr_lines()    ライン数を返す。 (imageクラス内のnr_linesは変更できない。)

get_nr_pixels()    ピクセル数を返す。 (imageクラス内のnr_pixelsは変更できない。)

 

グレイスケール画素データへのアクセス:

pがNULLのとき,画像領域が確保されていない。imageクラスは画像データを持っていない。

p[ライン番号][ピクセル番号]    MIN_GRAY_LEVEL(0)~MAX_GRAY_LEVEL(255)の値,ライン番号は0~ライン数-1,ピクセル番号は0~ピクセル番号-1

get_pixel(ライン番号,ピクセル番号,許容範囲) 指定されたライン番号とピクセル番号の画像データを返す。指定された番号が画像範囲をはずれている場合は,許容範囲内で画像範囲と最も近い画素値とする。許容範囲が負の場合と許容範囲を超えた場合,MIN_GRAY_LEVELを返す。

 

カラー画素データへのアクセス:

qがNULLのとき,画像領域が確保されていない。imageクラスは画像データを持っていない。

q[カラー番号][ライン番号][ピクセル番号]    MIN_GRAY_LEVEL(0)~MAX_GRAY_LEVEL(255)の値,カラー番号は,R=0, G=1, B=2,ライン番号は0~ライン数-1,ピクセル番号は0~ピクセル番号-1

get_pixel(プレーン番号,ライン番号,ピクセル番号,許容範囲) 指定されたプレーン番号,ライン番号,ピクセル番号の画像データを返す。指定された番号が画像範囲をはずれている場合は,許容範囲内で画像範囲と最も近い画素値とする。許容範囲が負の場合と許容範囲を超えた場合,MIN_GRAY_LEVELを返す。

 

画像領域の確保:

既に確保されている画像領域は解放され,新たに画像領域が確保される。

imake(プレーン数,ライン数,ピクセル数)    プレーン数×ライン数×ピクセル数分の画像領域を確保する。

gmake(ライン数,ピクセル数)    1×ライン数×ピクセル数分のグレイスケール画像領域を確保する。

cmake(ライン数,ピクセル数)    3×ライン数×ピクセル数分のカラー画像領域を確保する。

 

BMPファイルの読み込み:

BMPファイルの読み込みに失敗した場合,画像領域は確保されない。既に画像領域が確保されていた場合には,画像領域が解放され,画像領域はなくなる。

gload()    プログラムの実行中にBMPファイル名を指定し,その画像のライン数×ピクセル数分のグレイスケール画像領域を確保し,画像データを読み込む。(BMPファイルがカラー画像の場合,グレイスケール画像に変換される。)

gload(BMPファイルの文字列)    文字列で指定されたBMPファイルを読み込み,その画像のライン数×ピクセル数分のグレイスケール画像領域を確保し,画像データを読み込む。(BMPファイルがカラー画像の場合,グレイスケール画像に変換される。)

cload()    プログラムの実行中にBMPファイル名を指定し,その画像のライン数×ピクセル数分のカラー画像領域を確保し,カラー画像データを読み込む。プレーン数は3となる。

cload(BMPファイルの文字列)     文字列で指定されたBMPファイルを読み込み,その画像のライン数×ピクセル数分のカラー画像領域を確保し,カラー画像データを読み込む。プレーン数は3となる。

 

BMPファイルの書き出し:

BMPファイルの書き出しに失敗しても,画像領域はそのまま保持される。

gsave()    プログラムの実行中にBMPファイル名を指定し,グレイスケール画像として書き出す。

gsave(BMPファイルの文字列)    文字列で指定されたBMPファイルにグレイスケール画像として書き出す。

csave()    プログラムの実行中にBMPファイル名を指定し,カラー画像(24ビット)として書き出す。

csave(BMPファイルの文字列)    文字列で指定されたBMPファイルにカラー画像(24ビット)として書き出す。


更新日:2008年2月16日